様々な汚れの落とし方
泥汚れ
◆軽微な泥汚れ
台風が過ぎた後、玄関や駐車場、庭の塀などが泥まみれになっていたことありませんか。
土や泥などの軽微な汚れでは、コンクリートを水洗いするのが基本です。
汚れた部分に向けて、バケツにたっぷりの水を何回も撒きましょう。
◆こびり付いた泥汚れ
泥が乾いてこびり付いている場合には、デッキブラシなどを使って汚れをかき落とします。
デッキブラシは、塩ビやナイロン製などの柔らかい素材のものを使ってください。
◆広範囲の泥汚れ
広範囲に頑固な泥汚れがある場合は、高圧洗浄機を使うのがお薦めです。
勢いよく吹き付けられる水が、頑固にこびり付いた汚れをみるみるうちに落としてくれます。
鳥のフン
◆鳥のフンが付いたら
玄関やベランダに付着した鳥のフンは、放っておくと落としにくくなるので厄介です。
たとえば、電柱の近くの家やマンションのベランダなどでは、いつのまにかコンクリートが鳥のフンまみれになっていることもありますよね。
太陽でフンがカラカラに乾いてしまうとコンクリートにしっかりとへばり付いてしまい、落とすのが困難になります。
◆掃除方法
・準備
鳥のフンは、バイ菌がいっぱいです。
洗浄作業の前に、マスクとビニール手袋を着用しておきましょう。
・フンをふやかす
キッチンペーパーや雑巾にぬるま湯を含ませてから、フンの上に被せてしばらく放置します。
被せたキッチンペーパーや雑巾をフンから取り外すときには、すぐにゴミ袋に入れて縛ってから捨ててください。
・重曹を掛けてこする
フンの上に、重曹をたっぷりと振りかけてから、ブラシでこすり落としてください。
ブラシは使い古しの歯ブラシや食器用のタワシなどでOKです。
・水で流す
フン汚れが浮いてきたら、水を掛けて流します。
まだ汚れが残っていたら重曹を足してブラシでこすり落とし、水で流すことを繰り返します。
油汚れ
◆油汚れの掃除
コンクリートに付いた油汚れは、なかなか落ちないものです。
これは、コンクリート表面の凹みの中に油が染み込んでしまっているからです。
◆重曹を使った掃除方法
・重曹で油を浮かす
油汚れを浮かせるには、重曹を使うのが便利です。
重曹は、油汚れが見えなくなるぐらいたっぷりと振りかけてください。
・ブラシでこする
ブラシなどでこすって、汚れを落とします。
頑固な油汚れは、重曹を付けて少しこすった後そのまま半日程度放置します。
その後、ブラシでこすり直すと汚れが落としやすくなります。
◆洗剤を使った掃除方法
・アルカリ性の洗剤を使う
重曹の代わりにアルカリ性の洗剤を使うこともできます。
たとえば、キッチン用マジックリンのような頑固な油汚れを浮かせて分解できる作用のあるものを使ってください。
油汚れの上に少し水と洗剤を掛け、数分置いておきます。
・ブラシでこする
ブラシなどを使って油汚れを掻き落とします。
こする方向を変えながら、小刻みにブラッシングすると効果的です。
その後、水やぬるま湯で洗い流して終了です。
黒ずみ
◆コンクリートの黒ずみ
古くなったコンクリートは、少しずつ黒ずみが出てきます。
黒ずみは雨や空気中の汚れなどを原因として生じるものであり、避けることはできません。
◆掃除方法
・準備
漂白剤を扱うため、ビニール手袋やマスク、眼鏡などで装備してください。
室内の場合は換気を行いながら作業しましょう。