【お茶が腐る】見分け方や適切な保存方法を紹介!腐るとどうなる?

お茶の腐敗

お茶は腐る?

お茶は腐る場合と、腐らない場合があります。

まず腐らない場合は、未開封のペットボトルのお茶です。

 

未開封であれば、保存方法が悪くても腐ることはありません。

 

反対に、開封済みのペットボトルや自宅で沸かしたお茶は腐ってしまいます。

 

お茶は腐らないと考える人が多いので、誤って飲んでしまうケースも多いです。

 

ペットボトルに書かれている賞味期限は、未開封の場合の期限です。

 

開封したら早めに飲み干しましょう。

 

腐る原因

◆雑菌

お茶は雑菌が繁殖することが原因で腐ります。

 

抗菌の役割があるタンニンや、カテキンなどの成分が入っているお茶ですがなぜ腐るのでしょう?

 

それは、タンニンやカテキンが水溶性であるからです。

 

水溶性の物質は、沸騰させることによって溶けてしまいますよね。

 

その為、自宅で作るお茶などは抗菌作用が薄れていることになります。

 

雑菌がたくさん繁殖すると、抗菌が追い付かなくなり負けてしまうのです。

 

◆温度

雑菌が繁殖しやすい温度は20℃以上だと言われています。

 

夏場に常温保存したり、冬に暖房ガンガンの部屋に長時間放置すると危険です。

 

特に夏場は、冷蔵庫で保存することをオススメします。

 

腐りやすい季節は、お茶を沸かしたら早めに飲み切りましょう。

 

◆ティーパック

お茶を自宅で沸かす際に、ティーパックを使う人が多いです。

 

しかし、これが腐る原因になることがあります。

 

ボトルの中にティーパックを入れっぱなしにして保存していませんか?

 

この方法は、雑菌が増えやすい環境を作っているので腐る原因となります。

 

飲みきるまで入れておかずに、味が付いたら取り除くようにしましょう。

 

腐った場合の見分け方

◆酸っぱい味

お茶は、パッと見て腐っていると判断することが難しいです。

 

特にお茶は腐らないと思い込んでいる人は、疑わずに飲んでしまいますよね。

 

誤って飲んだ。という人はツンとしたような、酸っぱい味がすると答えることが多いです。

 

◆酸っぱいにおい

お茶を飲んで、腐っているか判断するのは嫌ですよね。

 

他にも腐るとどうなるのか見極め方があるので、安心してください。

 

まずは臭いで判断しましょう。腐っているお茶からは酸っぱいにおいがします。

 

通常のお茶とは明らかに違う臭いなので、気づきやすいです。

 

◆とろみがある

お茶の種類によっては、多少のとろみはお茶っ葉から出る成分であることが多いです。

 

しかし、麦茶のようにサラサラのお茶にとろみが出ているのは危険です。

 

また、作った日よりもとろみが増えてきているお茶も危険です。

 

これを見極めるには、コップにお茶を注いでみましょう。

 

とろみを感じたら腐っている可能性が高いです。

 

白いカスみたいなものが浮いていることもあります。

 

 

お茶が腐った場合の対処方法

作り直す

腐ったお茶をのんでしまうと、腹痛などの症状を引き起こすことがあります。

 

飲んでしまった量にもよりますが、中には食中毒を引き起こすこともあります。

 

特に小さな子どもや、お年寄りの人がいる家庭では、怪しいと思ったらすぐに作り直してください。

 

腐っているお茶は、そのままシンクに流して処分します。

 

綺麗な水を飲む

腐ったお茶を誤って飲んでしまった場合、焦ってしまいますよね。

 

しかし、飲んでしまったものは取り返しがつかないです。

 

ミネラルウォーターなどの綺麗な水を飲み、腐ったお茶が体内から出てくれるのを待ちましょう。

 

焦ってすぐに病院に駆け込まず、様子を見ましょう。

 

 

腐らないようにする保存方法

煮だしにする

特に麦茶は煮だしにすることをオススメします。

 

水出しは煮だしに比べて雑菌が繁殖しやすいです。

 

雑菌も殺すことができるので、麦茶を水出しにしていた人は一度試してみてください。

 

煮だしたらよく冷まして、冷蔵庫で保存します。

 

ティーパックを取り出す

ティーパックを入れっぱなしにしたまま保存しておくと、雑菌が繁殖しやすくなります。

 

お茶に味が付いたら、ティーパックは取り出して保存するようにしましょう。

 

コップに移して飲む

これはペットボトルのお茶に言えることです。

 

ペットボトルの飲み口に直接口をつけて飲むと、そこから雑菌が繁殖します。

 

そうなると腐る時間も早まってしまうので、コップに移してから飲むようにしましょう。

 

特に夏場なんかの暑い日には、雑菌の繁殖も活発になりますので注意が必要です。