ぶどうのカビ
夏から秋にかけて旬のぶどうは甘酸っぱくて大人から子供まで大人気のフルーツです。
家庭でも食べる機会があると思いますが、ぶどうにカビが生えてしまった経験はありませんか。
今回はそんなぶどうにカビが生えてしまった時の対処法や、カビの原因などを詳しく説明していきます。
カビる原因
◆保存状態が悪い
ぶどうを保存しておくのに最適な温度は、5℃~10℃前後になります。
他の食材に比べてとても低いので、常温保存をしていたり、適切温度よりも温かい場所での保存はカビの原因になってしまいます。
旬の季節が夏から秋にかけてなので、外の気温もまだ暑い時期ですし、温度に気を付けて保存しましょう。
◆乾燥に弱い
ぶどうは高温の環境だけではなく、乾燥にもとても弱い果物です。
パックに入れたまま保存しておくと中が乾燥して、カビの原因になります。
◆長期間の保存
ぶどうはとても早くダメになってしまいます。
きちんと保存していても、2,3日経つとカビが生えてしまうこともあるくらい早いので、ぶどうは早めに食べることをオススメします。
更に夏などの暑い季節は1日でカビが生えてしまうこともあるので、特に気を付けて下さい。
カビの見分け方
◆白い粉
ぶどうを購入してすぐにカビがあった。
という情報が多いですが、それが白い粉であればカビではないので安心してください。
白い粉の正体は、ブルームと呼ばれるもので、ぶどうが新鮮な証拠です。
ぶどうが水分の蒸発を防ぐ働きをした際に出るものなので、気にせず食べても大丈夫です。
むしろ、白い粉が付いているものを選んで購入すると良いです。
◆白いふわふわしたもの
粉ではなく、白く埃のようにふわふわしたものがぶどうに付いている場合、こちらはカビです。
実の部分に生えることが多いですが、茎に生えることもあるので、食べる前に確認しておくと安心です。
カビの種類
◆白いカビ
白カビは名前の通り白色をしています。
そして、ふわふわと埃や綿のような見た目が特徴です。
中には蜘蛛の巣と表現する人もいますので、感じ方はそれぞれだと思いますが、白カビだと簡単に判断できます。
◆黒いカビ
ぶどうの茎や実の部分が黒く変色している場合や黒い点がある場合、ぶどうが病気になっている可能性が考えられます。
黒カビ病や黒とう病と呼ばれるカビの一種で、ぶどうが作られる過程でできます。
感染期は萌芽期から梅雨明けまでの期間です。
この期間の間に雨がたくさん降ってしまうと病気になります。
◆灰色カビ
ぶどうの葉や実に灰色のカビが付着していることもあります。