キムチの腐敗
キムチは腐る?
キムチは発酵食品であることから、腐らないというイメージが強いと思います。
発酵することによって、保存性が優れているのになぜ?と疑問ではないでしょうか。
実は日本のキムチは発酵食品ではありません。
韓国のキムチは発酵食品なのですが、日本のスーパーに売られているキムチは漬物と表記されていることが多いです。
日本人の舌に合うようにアレンジされており、作り方も異なります。
なので、日本のキムチは腐ってしまうのです。
腐る原因
◆雑菌
キムチも腐るとカビが生えてきます。
その原因となるのが雑菌です。
キムチを取る際に、一度口につけた箸などでキムチを触っていませんか?
これは雑菌を広げる行為になるので、腐る原因となります。
◆常温保存
キムチは常温で長期間保存すると腐ることもあります。
未開封のものは大丈夫なことも多いですが、一度開封済みのキムチは注意しましょう。
◆保存容器
先程も紹介しましたが、キムチは雑菌が原因で腐ります。
その為、保存容器にも注意が必要です。
密閉されていない状態の保存容器は、雑菌が侵入しやすいので腐る原因になります。
密封できる容器を準備して保存しましょう。
腐った場合の見分け方
◆カビ
キムチは腐ってくるとカビが生えます。
保存状態にもよりますが、青カビや黒カビ、緑のカビが生えることが多いです。
食べるとお腹を壊したり、痛くなったりすることもあります。
カビを見つけたら迷わず処分しましょう。
◆白くなっている
キムチに白い膜が張っていたり、白い点々がついている場合は大丈夫です。
これは腐っている訳ではありませんが、発酵が進んでいる証拠だといえます。
◆異臭
キムチは元々キツイ臭いがしますが、腐るとどうなるのでしょうか。
ツンとした酸っぱい臭いは、キムチ特有の臭いです。
それとは別に、腐敗臭のような臭いがする場合は危険です。
◆酸っぱくなる
キムチは酸っぱいものですが、購入した時よりも更に酸っぱい味がすることがあります。
この場合は高確率で腐っています。
キムチが腐った場合の対処方法
処分する
キムチが明らかに腐っていると判断できる場合は、迷わず処分しましょう。
例えばカビが生えていたり、異常な臭いがするなどです。
これらの場合は、見た目や臭いで判断できるのですぐに対処できます。
腐ったキムチを食べると、お腹を壊すこともあるので食べないようにしましょう。
一口食べてみる
キムチの見た目に問題がなく、臭いも分かりづらい場合がありますよね。
けれど腐っている気がする・・・という時には、一口だけ食べてみましょう。
通常のキムチであれば問題なく食べることができます。
ですが、腐っている場合はキムチが酸っぱすぎるので、すぐに気づくことができます。
火にかける
見た目や臭い、味に問題はないけれど、賞味期限切れのキムチの場合はどうすれば良いのでしょうか。
キムチは多少賞味期限を過ぎても食べることができます。
1週間程度であれば問題ないでしょう。
念のため、火にかけて調理することをオススメします。
チャーハンにしたり、チゲ鍋にしたりとレパートリーも豊富です。
傷まないようにする保存方法
冷蔵保存
キムチが長持ちする最適な温度は10℃前後と言われています。
特に夏場は常温で10℃を保つことは難しいですよね。
冷凍保存
キムチは冷凍保存で1か月持たせることができます。
しかし、白菜の食感は失われてしまいます。
自然解凍でそのまま食べることも、水っぽくなってしまうのでNGです。
調理に使う人向けの方法になりますが、参考にしてみてください。
キムチを使いやすい分に小分けして、サランラップで密封します。
それをジップロックなどにいれて冷凍庫で保存します。