【ハサミのサビ取り・ベタベタ落とし】簡単な掃除・手入れ方法【重曹/ハンドクリーム】

ハサミのベタベタ

ハサミがベタベタするとき

ガムテープを切った後、ハサミのベタベタ、気になりますよね。レトルト食品や調味料の袋を切るキッチンバサミも、ラードなどの油でベタベタしやすいものです。ハサミはベタついたまま使っていると、切れ味が悪くなってしまうだけでなく、切るものにベタベタを付着させてしまうことも。ハサミのベタベタに気付いたら、次のような方法でスッキリと落としましょう。

 

落とすときの注意点

ハサミのベタベタを取るときには、刃先で指などをケガしないように注意しましょう。とくに、裁ちバサミや万能バサミのような、刃がしっかりとしたものは、ちょっと触れただけでも手が切れることがあります。切れ味がいいハサミを掃除する場合は、軍手などをはめてから行うのが安心です。

 

ウェットティッシュ

◆使用するウェットティッシュ

手軽なのが、ウェットティッシュを使う方法です。手や口拭き用、お尻拭き用のウェットティッシュでOKです。ノンアルコールのものよりは、アルコールを使用したもののほうが、ベタベタがよく落ちます。

 

◆落とし方

ウェットティッシュを広げてから、刃の表裏を挟み、ゆっくりと動かしながら拭き取りましょう。薄手のものや、面が小さいウェットティッシュでは、何枚かを重ねてから拭き取るほうが、汚れを落としやすく安全です。

 

 

 

消しゴム

粘着性のベタベタに効くのが、消しゴムで落とす方法です。消しゴムで刃の表面をこすると、粘着したものが消しカスとなって、ポロポロと剥がれ落ちます。ステッカーがへばり付いた場合など、目に見えるぐらいしっかりと付いたベタベタにも効果的です。

 

◆落とし方

刃の長いほうの方向に沿って、消しゴムでこすります。消しゴムでこする方法は、手がブレやすく、ケガをしやすいです。軍手などをはめてから、ゴシゴシこすることをお薦めします。

 

除光液

マニキュア落としに使っている除光液で、ベタベタを落とすことができます。コットンやティッシュなどに、除光液をたっぷりと含ませてから、刃先を滑らせるようにして拭きます。粘着汚れが頑固なときは、除光液を含ませたコットンなどで、刃を挟み、数分置いておきます。その後、きれいなティッシュなどで拭き取ると、驚くほど簡単にベタベタが取れます。

 

消毒用アルコール

消毒用アルコールやエタノールなども、粘着汚れを落とすことができます。使い方は、除光液のときと同じ。コットンなどに消毒用アルコールを含ませ、刃を挟みながらゆっくりと拭き取ります。仕上げに、きれいなティッシュなどで汚れを拭き取ってください。

 

 

テープ

粘着汚れを、粘着させて落とすという方法です。シールなどの比較的に粘着性が弱いものでは、ガムテープやビニールテープなど、もっと粘着性が強いものを使って落とすことができます。しかし、ガムテープなどの粘着が、さらに上乗せされてしまい、より一層ベタベタしてしまう可能性もあります。

 

セスキ炭酸ソーダシート

セスキ炭酸ソーダが含まれたシートは、油分のベタベタ汚れに効果的です。キッチン掃除用などとして売っている、セスキ炭酸ソーダシートを使うと、濃厚な油汚れもスッキリと落とせます。キッチンバサミにお薦めの方法です。

 

 

重曹

◆使用する重曹

重曹を使う落とし方では、重曹水や重曹シート、重曹の粉をそのまま使うなど、いろいろな方法があり、どれでもOKです。もし家庭に重曹の粉があれば、この方法が一番効果的です。

 

 

◆落とし方

刃のベタベタした部分に、直接、重曹の粉を振り掛けます。刃が見えなくなるぐらい、たっぷりと掛けてください。その上に、少しずつ水を垂らして、重曹をペースト状にします。そのまま10分ほど放置してから、洗い流します。汚れが落ちていないときは、もう一度同じように重曹と水を掛けて、放置時間を長めにします。最後に、水で洗い流してから、タオルなどでよく水気を拭き取ってください。

 

中性洗剤

キッチンバサミのベタベタは、中性洗剤で洗ってしまう人が多いでしょう。食器洗い洗剤などの中性洗剤は、油汚れに強く、さっぱりとベタベタを落とせます。その代わり、水洗いした後には、しっかりと水気を拭き取らないと、刃がサビやすくなるので注意です。

 

◆落とし方

食器洗いスポンジに、中性洗剤と水を含ませてから、刃を挟んで洗います。もしくは、刃に直接、中性洗剤を塗ってから、水を含ませたガーゼなどで挟み、ゴシゴシと滑らせながら洗います。仕上げには、水洗いで洗剤を落とし、タオルなどでよく水気を拭き取っておきます。自然乾燥は、隙間に水気が残りやすく、サビができやすくなるので避けましょう。

 

 

ハサミのサビ取り

 

ハンドクリーム

◆使用するハンドクリーム

ほんのちょっとのサビならば、ハンドクリームで落としてみましょう。ハンドクリームは、ニベアなどの、シンプルなものがお薦め。ワセリンなどの油分が濃いものだと、なおいいです。というのも、ハンドクリームを使うのは、潤滑油代わり。刃表面の滑りを良くすることで、汚れをこすり落としやすくするのです。ちなみに、ハンドクリームは、粘着性のベタベタにも効き目があります。

 

 

◆落とし方

刃の表裏にハンドクリームをたっぷりと塗ってから、柔らかい布で挟み込み、ゆっくりと動かしながら拭き取ります。サビのある部分は、少し力を入れて、こすり落とすようにします。仕上げには、乾いた布などで、ハンドクリームをよく拭き取っておきます。

 

ベビーオイル

ハンドクリームと同じく、ベビーオイルを潤滑油代わりに使う方法です。オイルライター用のオイルを使う人もいますが、可燃性などのリスクを考えると、あまりお薦めしません。ベビーオイルはさっぱりとしており、刃に塗っても、ベタベタしにくいです。

 

 

◆落とし方

コットンなどにベビーオイルを含ませてから、サビた部分に乗せるか、挟み込むかして、しばらく置きます。その後、コットンを滑らせるように動かして、サビをこすり落とします。ベタつきが気になる場合は、仕上げに、乾いた布などでよく拭き取っておきましょう。

 

メラミンスポンジ

とにかくサビを落としたい!という人には、メラミンスポンジがお薦めです。刃の表面をこすり取って、みるみるうちにサビを落としてくれます。ですが、ほんのわずかながらも、刃が削れてしまうため、高級なハサミに使うことはお薦めしません。

 

 

◆落とし方

メラミンスポンジに水を含ませて軽く絞ってから、刃に当ててこすります。力を入れずに、表面で軽く動かすだけでも、サビが落ちていきます。

 

アルミホイル

ハサミにアルミホイルを使う、お手入れ方法を知っていますか? 刃がサビて、切れ味が悪くなった・・・とお悩みの人に、ぜひお薦めしたい方法です。残念ながら、サビを落とせるわけではありませんが、切れ味が格段に良くなるので、少々のサビならば気にならなくなります。とにかく、よく切れるようになることは間違いなし! ハサミの切れ味に不満があるときに、いちど試してみてください。切ったときの音が変わるぐらい、ハサミの切れ味が復活します。

 

◆落とし方

アルミホイルを適当な長さに切ってから、5~10枚に重ねます。それを、ハサミでザクザクと切ります。少し力を入れて、勢いを付けるように切るのがコツです。なお、アルミホイルは、クシャクシャに丸めたものを、伸ばしてから使うほうが、効き目があります。そして、ハサミで切りやすい程度に、厚みを出したほうがいいです。10回ほど、ハサミでアルミホイルを切ったら終了です。