リンゴの腐敗
リンゴは腐る?
リンゴは日持ちする果物として知られていますが、実は腐ることもあります。
スーパーなどで一つ買う程度であれば、すぐに食べきることができます。
しかし、箱でたくさん貰ったりすると、一度に消費しきれませんよね。
このような場合にリンゴが腐ることが多いようです。
他の食材に比べると日持ちはしますが、1か月~2か月を目安に食べきることを心掛けましょう。
リ
腐る原因
◆温度
リンゴが快適に過ごせる温度は0℃だと言われています。
湿度は85~90%が適切です。
寒い場所を好むため、温度が高い場所での保存は腐る原因になります。
低温で湿度の高い場所のオススメは、冷蔵庫の野菜室になります。
温度変化も少ないですし、冷やすと美味しさも増すので試してみてください。
◆日光
リンゴは高温の場所が苦手な果物です。
直射日光の当たる場所に置いておくと、傷むスピードが速くなります。
腐る原因にもなりますので、常温で保存する際には直射日光を避けましょう。
◆傷つける
リンゴをぶつけたり、落としてしまうと、その傷口から雑菌が入りやすくなります。
そこからどんどん腐ってくることもあるので、注意しましょう。
◆他の果物と一緒に保存
これはリンゴが腐る原因ではありませんが、リンゴが関係するので覚えておきましょう。
リンゴを裸のまま冷蔵庫に入れると、他の果物が腐る原因になります。
その理由は、リンゴにはエチレンガスを大量に発生させる作用があります。
他の果物を一緒に保存しておくと、傷めたり、腐らせてしまうのです。
腐った場合の見分け方
◆悪臭
リンゴの見た目に変化がなくても、切ってみると悪臭がすることがあります。
この場合は、腐っている可能性が高いので注意しましょう。
臭いを例えるなら、アルコール臭のようなツンとした臭いです。
食べる前に、臭いですぐに腐っていると判断できると思います。
◆リンゴの皮が変色
リンゴの皮の部分が、茶色か黒色に変色していれば腐っている証拠になります。
皮に変色がみられると、中身はすでにダメになっていることがほとんどです。
腐敗が進むとカビが生えてくることもあります。
変色が見られたら早めに対処しましょう。
◆シワシワ、ブヨブヨ
リンゴの見た目で腐っているのかの見分け方もあります。
リンゴの皮がシワシワになっている場合と、中身がブヨブヨになっている場合です。
これらの見た目をしていれば腐っている可能性が高いです。
少なくても傷み始めてはいるので、風味も落ちて美味しくないでしょう。
◆リンゴの中身が変色
リンゴを切ってしばらく放置していると、リンゴの中身の部分が茶色く変色します。
これは腐ったからではなく、リンゴのポリフェノールに含まれている酵素が原因で起こります。
空気に触れることによって、酵素が酸化反応を起こした結果ですね。
害はないですが、早めに食べないと味が落ちてしまいます。
リンゴが腐った場合の対処方法
処分する
リンゴは腐ったといっても、様々な腐り方があります。
見極めが難しいとは思いますが、上記を参考にしてみてください。
腐ったリンゴはお腹を壊す原因にもなりますし、何より美味しく食べられません。
処分して買い直すことをオススメします。
腐っている部分を取り除く
リンゴは全体的に腐ることもありますが、部分的に腐ることも多いです。
どうしても食べたい場合は、腐っている部分とその周りを取り除きましょう。
ただし、健康なリンゴに比べると、味や食感は落ちてしまっていると言えます。
ジャムにする
リンゴが傷んでいて、食べてもよいのか悩む場合はジャムにする方法もあります。
完全に腐っているものは処分をオススメします。
ジャムにすれば保存期間も伸びますし、美味しく食べることができます。
ネットにレシピがたくさん載っているので、好みのものを参考にしてみてください。
傷まないようにする保存方法
保存袋やタッパーで保存
リンゴはみずみずしさが命です。
これを守るためにも、タッパーやポリ袋などに密閉して保存しましょう。
こうすることによって、エチレンガスも防止し、他の果物が腐ることも防げます。
涼しい場所
リンゴは温度変化に弱いので、同じ場所で保存しましょう。
低温で湿度の高い冷蔵庫の野菜室がオススメです。
特に夏場は冷蔵庫で保存してください。
冬場で常温保存する際にも、直射日光は避けて風通しの良い場所で保存します。