【ノートの捨て方】分別(燃えるごみ・資源ごみ)・処分・廃棄方法【リングノート、使用済みノート】

普通ゴミとして捨てる

燃えるゴミでOK

ノートは、紙やプラスチックなど、燃える素材で作られています。ですので、燃えるゴミとして、普通ゴミに出しても問題ありません。ノートを1冊だけ捨てる場合は、生ゴミなどと一緒に、ゴミ袋に入れて捨ててもOKです。

 

プラ製リングなどは燃えるゴミ

燃えるゴミとして捨てるときには、ビニールコート紙やプラ製リングなどを取り外す必要はありません。プラ製の表紙やリングは、そのまま燃えるゴミとして捨てることができます。

 

金属製リングは燃えないゴミ

金属製のリングは、面倒ですが、取り外してから捨ててください。取り外したリングは、金属ゴミなどとして、燃えないゴミに捨てます。

 

シュレッダーの切れ端は燃えるゴミ

シュレッダーにかけたノートの切れ端は、燃えるゴミとして捨ててください。いちどシュレッダーにかけた紙は、資源回収として出すことができません。切れ端は、ビニール袋などにまとめてから、普通ゴミの袋に入れて捨てます。

 

 

資源回収に出す

資源回収とは

最近では、ノートなどの紙類は、古紙として資源回収する自治体が多いです。これは、古紙をリサイクルして、有効活用するためです。ノートなどの古紙は、きちんと分別して回収することで、再び、新聞紙や段ボール箱などに再利用することができます。限られた資源を大切に利用するために、古紙の資源回収が奨励されているのです。

 

集団回収が基本

資源回収では、集団回収で行われるのが基本です。集団回収とは、小学校や中学校のPTAや、町内会、子供会などが中心となって行われる、回収方法です。学校や町内会が回収した古紙は、専門の回収業者に引き渡されて、リサイクルに充てられることとなります。

 

資源回収の開催日は?

古紙回収の開催日は、学校からのお知らせや、町内会で回す回覧板などで連絡されます。ゴミ集積場に設置してある掲示板や、町内の民家などに、古紙回収のポスターが貼られることもあります。1年に数回、定期的に開催されるので、出しそびれないようにチェックしましょう。

 

出すときのルール

◆実施団体や地域に確認を

資源回数に出すときのルールは、開催する団体や地域によって異なります。まずは、お知らせなどで、古紙の出し方を確認しましょう。

 

◆紐で束ねる

古紙を捨てるときには、紐で束ねておくのが原則です。大きさが近い古紙同士を積み上げて、紐で十字に縛ってください。ノートだけで縛るか、雑誌などに混ぜて縛ってもいいかは、実施団体などによって異なりますので、あらかじめ確認してください。

 

◆紙袋に入れる

小型のノートを、他の古紙と一緒に捨てる場合には、紙袋に入れて捨てると便利です。大きさが違う古紙同士は束ねにくく、縛っても隙間からこぼれ落ちてくることがあるからです。ポケットノートやメモ帳など、サイズが小さなものを出すときには、紙袋にごちゃまぜに入れて捨ててしまいましょう。

 

注意!資源回収に出せないノート

  • プラ製やビニールコート紙の表紙でできたノート
  • リングノート
  • 汚れが付いたノート、臭いが付いたノート
  • 写真が貼り付けてあるノート
  • シュレッダーにかけたノート

 

→これらのノートは、資源回収に出すことができません。ただし、ビニールコート紙などの表紙や、リングノートのリングを取り外せば、古紙として出すことはできます。

 

チリ紙交換に出す

チリ紙交換に出すとき

チリ紙交換のトラックに、ノートなどを引き取ってもらうことができます。お願いしたいときは、毎度おなじみのチリ紙交換~♪というアナウンスが聞こえたら、外に出て手を振り、トラックを止めてください。ちなみに、チリ紙交換では、古紙を引き取ってくれるだけでなく、ゴミ袋やトイレットペーパーなどのお返しをもらえることがあり、お得です。

 

出すときの準備

ノートなどの古紙は、すぐに渡せるように、あらかじめ準備しておきましょう。たくさんのノートを捨てるときには、紐で十字にして縛っておきます。数冊のノートしかないときには、雑誌や新聞紙などと一緒にして、紐で縛るか、紙袋に入れておきましょう。

 

資源回収ステーションやリサイクルボックスに出す

スーパーマーケットなどに設置

スーパーマーケットなどには、資源回収ステーションやリサイクルボックスというものが設置されていることがあります。これらのステーションなどは、自治体から依頼を受けて、スーパーなどが設置しており、正しい方法で資源ゴミを処分してくれます。

 

雑がみや古紙に分別

ステーションで回収できるゴミは、自治体やスーパーによって異なります。ステーションに、雑がみや古紙という分別があれば、ノートなどの古紙を捨てることができます。最寄りのスーパーで、古紙を回収しているかどうかは、自治体に問い合わせるか、直接スーパーを訪れるかして確認しましょう。

 

ポイントが貯まる場合も

スーパーなどに設置されるリサイクルボックスには、捨てるたびに、ポイントが貯まる仕組みのものがあります。貯まったポイントは、スーパーでのお買い物などに利用できるので、主婦層にとても人気があります。気になる人は、行きつけのスーパーで実施していないかを、サービスカウンターで確認してみましょう。

 

 

仕事用のノートを処分するとき

仕事用ノートは捨て方に注意!

仕事で使ったノートは、捨て方には、とくに用心してください。会社で書き留めた内容は、たとえメモ程度といえども、大事な情報が含まれていることがあるからです。安易に資源回収などに出すと、機密情報が洩れてしまうことになりかねません。

 

会社で処分するのが原則

仕事用のノートは、会社で処分してもらうのが原則です。もし自宅で処分する場合には、シュレッダーなどで徹底的に切り刻むか、専門業者などに依頼するのが安心です。

 

溶解処理が安全!

◆溶解処理とは

個人事業主などで、経営や会計などの機密情報が含まれるノートを、大量に処分したいときにお薦めなのが、溶解処理です。溶解処理とは、文字通り、古紙をドロドロに溶かして処分する方法です。特殊な薬品などを使うので、専門業者に依頼して行います。溶解処理を行っている業者は、ネットで検索してみるほか、自治体の環境課などに問い合わせると教えてもらえます。

 

◆宅配業者などのサービスを利用

近所に、溶解処理を行うクリーンセンターなどが見つからない場合は、ネットで処理を依頼しましょう。ヤマト運輸や佐川急便などの宅配業者では、機密書類を溶解処理するサービスを、有料で行っています。たとえば、ヤマト運輸のサービスでは、処分したい書類を、指定のダンボール箱に詰めて送るだけ。もちろん、紙製のノートなどを詰め込んでもOKです。発送後は、未開封のまま溶解処理が行われ、証明書も発行されます。費用は、1箱1,890円から、全国どこからでも依頼できます。

 

ヤマト運輸

 

リングノートの捨て方

ダブルリングのノートを捨てるとき

リングが、左右で別れているタイプです。

 

◆手で引きちぎる

ノートの紙を、リングから引きちぎって取り外します。使用済のページが少ないときは、要らないページだけをちぎって捨てるのが、手っ取り早いです。

 

◆指でリングをこじ開ける

リングをこじ開けることで、ノートから取り外すことができます。指で力まかせに、左右にギューッと引っ張り、リングを開いていきます。ですが、リングは意外に頑丈なので、骨が折れます。

 

◆割り箸を使って外す

割り箸を使って、簡単にリングを取り外す方法です。それほど力が要らないので、女性や子どもでも取り外しできます。

 

①割り箸を割らないまま、リングの輪の中に突っ込みます。グイグイと回しながら、5リング目ぐらいまで押し入れてください。

②割り箸の押し入れた方を支点として、割り箸を立ち上げてください。もちろん、リングが引っ掛かるため、ヒョイと持ち上げるわけにはいきません。固いときには、グイグイと力を入れながら立てていきます。

③割り箸を持ち上げた部分は、リングが左右に離れます。②の作業を、5リングぐらいずつ、端まで繰り返していきます。

④リングを全部広げたら、輪の空いている部分から、ノートの紙を取り出します。

 

◆リングノート用リムーバーで外す

リングノートのリングを取り外すための、リムーバーが販売されています。リムーバーは、ナタのような形をした、プラスチック製の道具です。先っちょをリングの輪の中に入れてから、リムーバーを手前に引くと、パリパリとリングが外れます。とにかく簡単に外せるので、リングノートをたくさん解体したい人にはお薦めです。

 

 

スパイラルリングのリングノート

1本のワイヤーが、スパイラル状となってグルグルと巻き付いて、紙を綴じているノートです。このスパイラル状のリングノートは、とにかく外しにくいです。

 

◆手で巻き取っていく

スパイラルリングでは、ワイヤーを逆向きに巻き取っていけば、外せそうな気がしますよね。でも、実際にやってみると、そう簡単にはいかないです。ひと巻きワイヤーを外すたびに、グニャグニャと折れ曲がっていき、小さなリング穴を通すことが難しくなるからです。手で外そうとしても、途中放棄になることがほとんどです。

 

◆ペンチやはさみで切る

スパイラル状のリングノートは、ペンチなどでワイヤーを切ってしまいましょう。針金などが切れるクラフトばさみや、万能ばさみなどを使ってもOKです。また、ケガなどをする危険があるので、子どもにさせるのは止めましょう。

 

個人情報を消す方法

名前や学校名は消してから捨てよう

ノートを捨てる前には、ノートに書かれている個人情報などを消しましょう。たとえば、名前や学校名、特定の会社や団体の名前などが、記載されたまま捨ててしまうのは危険です。捨てた個人が特定されたり、ノートの内容を誰かに読まれてしまうことがあるからです。

 

◆マジックで塗りつぶす、紙を破り取る

原始的な方法ですが、手軽なのが、マジックで塗りつぶしてしまう方法です。また、見られたくないページは、破り取ってしまうといいです。破ったページは、燃えるゴミとして捨ててください。

 

◆スタンプ

名前や学校名などを消すときには、名前消しスタンプや個人情報保護スタンプを使うと便利です。ポンポンとスタンプすると、意味のないぐちゃぐちゃな模様が押されます。この模様があると、下に書かれた文字などが、読み取りにくくなります。

 

 

ノートを捨てる前に

必要なページだけ保存

子どものノートなどは、思い出が詰まっているだけに、捨てるタイミングが難しいです。とくに、学校での作文や自由帳は、どのページも捨てがたく、成長してから見返すと感慨深いものがあります。このようなノートは、必要なページだけを切り取ったり、写真に撮って保存しておくのがお薦めです。余裕がある人ならば、各ページをスキャンしておくと、素敵な思い出になりますよ。

 

スキャナーでデータ化

会社のノートなどは、スキャンしてデータ化している人が多いです。ノートの背表紙部分は、裁断機でカットするのが便利。ちなみに、裁断機では、何十枚もの紙を一気にカットすることができます。普通のノートの厚みならば、充分に裁断OKです。

 

①リングのやや横側に、カッターの刃を合わせてセットします。

②体重をかけながら、バーを手前に下してください。ノートがカットされます。

③ノートの紙のほうを、トントンと均します。紙がきれいに揃っていれば、複合機などでいちどにスキャンすることができます。

 

 

未使用のページを再利用

捨てようと思っているノート、実は後ろ半分は真っ白…ということはありませんか。まだ使える部分が残っているノートは、できるだけ再利用するのがエコです。不要なページは引きちぎってしまい、残りのページを活用しましょう。子どものお絵描き帳や、家庭でのメモ帳などに利用できます。

 

講義ノートは後輩に譲る

ノートの内容が、誰かにとって価値のある場合があります。それは、大学や高校などでの講義ノートです。教授や講師の講義内容は、毎年そんなに変わるものではありません。もしかすると、去年の板書と同じ内容が、今年も講義されていることも。ですので、大学などの講義ノートは、同じ講義を取る予定の後輩などに、欲しいとせがまれることがあります。不要ならば捨ててもらう条件で、後輩などに譲るのもいいでしょう。