【リコーダーの水洗い方法】お手入れ、洗浄・掃除のやり方【アルトリコーダー】



 

学校の音楽の授業で使うことが多いリコーダー。

 

なかなか洗う機会がありませんよね。

 

口に入れるものですし息を吹いて使うので、想像以上に雑菌が繁殖しています。

 

そのままにしておくとカビが発生することも…

 

使うたびに雑菌を体内に取り込んでいると考えるとゾッとしますね。

 

お使いのリコーダーは大丈夫でしょうか?

 

本記事では、リコーダーのお手入れ・掃除方法などを紹介しています。

 

リコーダーの水洗い方法

リコーダーの種類とお手入れ方法について

リコーダーは木製リコーダーが発祥になります。ただし、最近ではメンテナンスが簡単な樹脂製リコーダーが幅広く流通しており、学校で使用する多くがこれに当てはまります。木製リコーダーと樹脂製リコーダーのお手入れ方法の違いを見ていきましょう。

 

◆木製リコーダー

木製リコーダーは水分を吸着させてしまうので、水洗いができません。水洗いして水分が中に残ると、カビが生えたり、変質、ひび割れの原因になります。木製ならではの音色を損なう危険があるので、水洗いはやめましょう。お手入れの基本としては、内部に残った水滴を掃除棒で取り除き、しっかり乾燥させることです。

 

樹脂製リコーダー

プラスチック製なので、水洗いができます。使用後毎回水洗いする必要はありませんが、清潔な状態を保つために定期的に全体を水洗いすると良いでしょう。ただし、煮沸消毒や熱湯処理はできません。リコーダーを傷ませ、変形させる可能性があります。水もしくはぬるま湯で洗うようにしましょう。汚れが気にならない場合は、掃除棒を使って内部に残った水滴を取り除きましょう。

 

掃除棒について

学校で使用するリコーダーの多くには付属品として掃除棒が入っています。掃除棒は先端に小さな穴が開いており、そこにガーゼなどを通して内部を掃除できるものです。比較的安い値段で販売されていますので、付属されていない場合は購入しましょう。掃除棒には、主に小学校で使用されるソプラノリコーダー用、中学校などで使用されるアルトリコーダー用に分かれます。長さや音階を決める穴の数が違ってくるので、リコーダーの種類を確認してから適切な掃除棒を購入するようにしましょう。

 

掃除棒は代用できる?

掃除棒がない場合は、身近なものでも代用できます。菜箸など長細いものにキッチンペーパーやガーゼを巻き付けて使用します。リコーダー内部の水滴がたくさん残っていると、薄手のキッチンペーパーだと破れたり、破片が中に残ってしまう場合もあります。掃除後は内部に破片が残っていないか確認をしましょう。ガーゼがない場合は、綿などの吸収しやすく毛羽が出づらいもので代用しましょう。

 

 

 

基本のお手入れ方法

 

ここで紹介する方法は木製・樹脂製リコーダーともに基本となるお手入れ方法です。木製リコーダーは水洗いできませんので、この方法で掃除をします。

 

必要なもの

・リコーダー掃除棒

・リコーダージョイントグリス

・柔らかい布

 

手順

①使用後に、頭管部エッジ部分(斜めに切り込んである四角い部分)を指で軽く押さえながら息を吹き込みます。

こうすることで頭管部内に溜まった水滴が取れやすくなります。

②ガーゼなどの柔らかい布を使って、手垢などの外側の汚れ、漏れ出た水滴を拭き取ります。

③リコーダーを頭部菅、中部菅、足部菅の3つに分解します。

④掃除棒に柔らかい布を巻き付けて、分けておいた管内部の水滴をしっかり取ります。力を入れすぎると傷つき、音色に響きます。優しく上下させて拭き取りましょう。

⑤中部管のつなぎ目(ジョイント部分、上下2箇所)にジョイントグリスを薄く塗ります。グリスを塗ることでつなぎ目がスムーズになるので、リコーダーを傷つけずにすみます。

⑥そのまま十分に乾燥させます。乾燥したら、ケースにしまいます。乾燥が不十分だとカビが発生したり、変形やひび割れの原因になります。注意しましょう。

⑦リコーダーを元通りに組み立てます。

 

また、木製のリコーダーはオイルケアすることによって、良い状態を保ち長く使うことができます。専用のオイルが販売されているので、それを使用するのがオススメです。

 

 

樹脂製リコーダーの水洗い方法

 

先にお話しした通り、樹脂製リコーダーは水洗いが可能です。水でざっと洗うだけの洗い方もありますが、リコーダーには口の中の雑菌が入り込んでいる可能性もあります。汚れが気になる場合は、洗剤を賢く使って洗いましょう。普段から行う基本的なお手入れは、木製リコーダーと同じく掃除棒を使った方法で行いましょう。

 

必要なもの

・ぬるま湯

・食器用中性洗剤

・洗面器

・リコーダージョイントグリス

・柔らかい布

・リコーダー掃除棒

 

手順

①洗面器に食器用中性洗剤とぬるま湯(水)を用意します。

リコーダーが浸かる程度の量のぬるま湯に、食器用中性洗剤を数滴落とします。

変形の恐れがあるので、40℃以下のぬるま湯か水を使って洗うようにしましょう。

②リコーダーをバラバラにして洗います。

リコーダーを頭部菅、中部菅、足部菅の3つに分解して、ぬるま湯に入れて洗います。

ぬるま湯に浸けるのは、長くても15分程度にしましょう。

頭部管エッジ(斜めに切り込んである四角い部分)は音を出す重要な場所なので、傷つけないように注意しましょう。汚れが取れない場合は、指もしくは歯ブラシで軽くこすります。唄口(口に咥える部分)の汚れが気になる場合は、柔らかい布にアルコールを染み込ませて拭きます。

③綺麗な水ですすぎましょう。

表面の汚れがしっかりと取れているか確認しながら、綺麗な水ですすぎます。リコーダーを逆さにして洗うのもいいですね。

④水分をしっかりと拭き取り、乾燥させます。

日頃のお手入れ方法と同じように、ガーゼなど柔らかい布と掃除棒を使ってリコーダー内部の水分を拭き取ります。表面も拭きましょう。日光が当たらない場所で陰干しをします。

⑤つなぎ目にグリス(なければワセリン)を薄く塗ります。

つなぎ目のグリスが剝がれていたら塗るようにしましょう。

⑥リコーダーを元通りに組み立てます。

 

臭いがひどい場合は?

お手入れを怠ったり、長年使い続けると、雑菌が増えたり口臭が染み付くことでイヤな臭いを発してしまいます。まずは先ほどご紹介した水洗い方法を試しましょう。効果を実感できなかった場合は、キッチンハイタ―など食品用の漂白剤を使用します。水筒や湯呑みに使う時と同じ分量・漬け置き時間で漂白しましょう。漂白後はしっかりと水ですすぎ洗いして、十分に乾燥させます。

他には、ポリデントなど入れ歯洗浄剤を使ってみてもいいかもしれません。メーカーによってはウェットティッシュタイプで、口の雑菌やカビの一種を取り除けるものもあるようです。応急処置として、掃除棒や菜箸に巻き付けて、内部を拭くとスッキリしそうですね。

 

 

汚れや臭いの防止方法

 

口に入れて演奏する楽器なので、できるだけ綺麗な状態をキープしておきたいものですね。汚れないためにも、日頃気をつけておきたいポイントを知っておきましょう。

 

使用後にリコーダー内部の水滴を取る

水気や湿気があるところは、雑菌やカビの大好きな場所です。使用後に息を拭いて水滴を飛ばし、掃除棒を使ってこまめに内部の水滴を取ってあげましょう。

 

使用後すぐに袋にしまわない

使用後のリコーダーは息を吹きかけられて熱がこもった状態です。冷まして乾燥させるためにも、すぐに袋にしまわず時間を置きましょう。

 

歯磨きやうがいをする

口の中に雑菌が多い状態のまま、リコーダーを使うとカビやイヤな臭いを発生させる原因になります。使用前にあらかじめ歯磨きやうがいをしておくことで予防が可能です。

 

手のひらで温めてから使う

水滴が発生しやすくなる原因は、外気温との差が原因です。冷えているリコーダーに温かい息を吹き込むと水滴が溜まりやすくなってしまいます。温めてから使うことで水滴の発生量を減らせ、結果的にカビが生えづらくなります。

 

リコーダーの袋を洗う

リコーダーだけでなく、リコーダーの袋も定期的に洗ってあげましょう。学校などで使うリコーダーの袋であれば、多くは合皮で出来ている場合が多いです。オシャレ着洗剤などを使って洗いましょう。

 

リコーダー袋を通気性の良い素材にかえる

学校で指定がなければ、リコーダーを入れる袋を通気性の良い素材にかえましょう。綿素材であれば、通気性が良い上に簡単に洗濯できておススメです。