【ベロア生地の洗濯方法】失敗しない洗い方、手入れ(汚れ・シワ取り)【ベルベット素材】



 

本記事では、ベロア生地の洗濯方法を紹介しています。

 

ベロア生地の洗い方

洗濯表示の確認

ベロア生地を洗濯する前に、まずは洗濯表示を確認します。

 

ベロアの洋服は、洗濯機の弱洗いもしくは手洗いの表示になっていることが多いです。

 

基本的に、ドライクリーニングの表示でなければ洗濯機で洗っても大丈夫です。

 

洗濯機での洗い方

◆洋服を裏返す

洋服を裏返して、ベロアの起毛した部分を内側にします。

 

こうすることで洗濯中に起毛が傷むのを防ぐことができます。

 

◆洗濯ネットに入れる

裏返した洋服は、簡単に畳んでから洗濯ネットに入れます。

 

洗濯ネットは少し余裕があるサイズのものを選び、ぎゅうぎゅうに押し込んで入れるのは止めましょう。

 

また、洗濯ネットひとつにつき、洋服は1枚ずつ入れるのが基本です。

 

◆洗濯機を手洗いかドライに設定

洗濯ネットに入れた洋服を洗濯機に入れます。

 

洗濯表示のとおり、洗濯機の洗い方を設定してください。

 

よく分からないときには、手洗いモードドライモードに設定して洗うのが安心です。

 

◆おしゃれ着洗い洗剤を使う

衣類用洗剤を洗濯機に投入します。

 

手洗いモードなどで洗うときには、エマールなどおしゃれ着洗いの洗剤を使うのがいいです。

 

優しく洗っても洗剤の落ちが良く、洗い上がりも柔らかです。

 

おしゃれ着洗いの洗剤には柔軟剤が含まれていますが、さらに柔軟剤をちょい足しするとフワフワな手触りに仕上がります。

 

 

◆短めに脱水する

もし可能ならば、脱水時間を短めに設定します。

 

手洗いモードなどで洗濯した場合、脱水時間は5分程度と短く設定されてはいます。

 

もしご自分で調整ができる洗濯機でしたら、脱水時間をさらに短く2~3分程度に設定すると仕上がりが良くなります。

 

◆日陰で干す

・すぐに干す

脱水が終わったらすぐに干しましょう。

 

濡れたまま長く放置すると起毛が倒れたまま乾いてしまい、風合いが悪くなります。

 

注意
ベロア生地は直射日光に長く当てると、色あせが生じることがあります。

 

風通しのいい日陰に干すのがよいでしょう。

 

・水気を切る

干す前にベロアの洋服の端を両手で持って、上から下へと振りさばきます。

 

バサッと音がするぐらい、勢いよく振るのがポイントです。

 

水気がよく切れる上に、脱水でできたシワを落とすことができます。

 

・シワを正す

型崩れがしないよう、太めのハンガーを使って干しましょう。

 

ハンガーに掛けた後は、洋服を軽く引っ張りながら形を整えてください。

 

シワが気になるときは、両手で服の表裏を挟みながらパンパンと叩いていくと生地が滑らかになります。

 

・平干しでもOK

ベロア生地のトップスは、袖部分などに水分が溜まりやすいです。

 

水気を吸ったベロアはとても重たく、服の重みで型が崩れることもあります。

 

そのため、ジャケットなど服のラインを大切にしたい洋服は平干しで干すといいです。

 

起毛が寝ないように何度か表裏を返しながら、乾かしてください。

 

手洗い方法

◆手洗いでの注意点

手荒れが気になる人は、ビニール手袋などをはめて洗いましょう。

 

ぬるま湯で洗うと汚れがよく落ちるのですが、熱くなりすぎないようにご注意ください。

 

約35~40℃(手で触ったときにちょうど心地良い程度)が適温です。

 

目立つ汚れがあるときには、その部分に直接洗剤を塗っておくと効果的です。

 

◆洗剤を入れた水に浸す

洗面器に水かぬるま湯を張り、おしゃれ着用洗剤を入れます。

 

手でかき混ぜてから、ベロア生地の洋服を中に浸します。

 

最初は、洋服に含まれた空気でふくれたり浮いたりします。

 

手でそっと押さえながら、底まで沈めましょう。

 

◆優しく押し洗い

洋服に洗剤水が染み込んだら、手のひらで優しく押し洗いをします。

 

ふんわりと押して洋服を沈ませたり浮かせたりすることを何度も繰り返します。

 

裾や脇の下など汚れが気になる部分は、手でクチュクチュとつまみ洗いしてください。

 

◆すすぎ洗い

洗っているうちに洗面器の水が濁ってきたら、汚れが取れた証拠。洗面器の水を捨ててすすぎ洗いをします。

 

すすぐときは洗面器に新しい水かぬるま湯を張り、洋服を浸して押し洗いをします。

 

洗剤がなくなるまで、何回も水を入れ替えて洗いましょう。

 

◆柔軟剤を使う

柔軟剤を使うときは洗面器に水を張り、その中に柔軟剤を溶かしてから洋服を浸します。

 

簡単に押し洗いをしたら、すぐに取り出してすすぎ洗いをします。

 

柔軟剤は洗剤ほどしっかりと落とす必要はありません。

 

1~2回軽く押し洗いをすれば充分です。

 

◆水を切る

洋服の水を切ります。

 

洗濯機で脱水をする場合は、時間を1分程に設定してすぐに取り出します。

 

脱水をするときは、洗濯ネットに入れて行うと安心です。

 

また、手で絞る場合は、洋服を大きめのバスタオルなどに挟み水気を吸い取らせてください。

 

その後、洗濯機で洗う場合と同じ方法で洋服を干しましょう。

 

 

ベロア生地のお手入れ方法と注意点

クリーニングに出す

洗濯表示のない洋服やドレスなどの特別な洋服は、クリーニング店に依頼するのがいいでしょう。

 

何度か家で洗濯をしているうちに、ベロアの起毛が倒れてしまったときなどもクリーニング店に出すのがお薦めです。

 

プロの仕上がりで、ふんわりとしたベロアの風合いを取り戻すことができますよ。

 

アイロンがけ

◆アイロンはOK?

ベロアの洋服の洗いジワが気になるとき、アイロンを掛けてもよいのでしょうか?

 

直接のアイロンはNG、スチームアイロンならOKです。

 

◆直接のアイロンはNG!

ベロア生地に直接アイロンを掛けると、ふんわりと立った起毛がペチャンコになってしまいます。

 

手触りが悪くなり、水に濡れたときのように色合いも変わってしまいます。

 

うっかりとアイロンを掛けてしまった場合は、もう一度水洗いすることで起毛が元に戻ります。

 

◆スチームアイロンはOK!

・スチームアイロンはOK

ベロア生地には、スチームアイロンを当ててください。

 

スチームアイロンは、アイロンから出る蒸気を当ててシワなどを直す道具です。

 

お手持ちのアイロンにスチーム設定が付いているかどうかを確認してみましょう。

 

 

・やり方

アイロンに表示どおりの水を入れてからスチーム設定にします。

 

蒸気がもくもくと出てきたら、アイロンをベロア生地に向けます。

 

ここで注意したいのが、ベロア生地には直接アイロンを触れさせないということです。

 

アイロンは数センチ浮かせたまま、ベロア生地の上を動かしていき蒸気を当てましょう。

 

・吊るしたままスチームアイロン

アイロン台の上に洋服を置くと、シワが寄ってしまいアイロンが掛けにくい…

 

というときは、ハンガーに吊るしたままスチームアイロンを当てる方法があります。

 

洋服がストンと下りた状態でスチームアイロンを当てるので、シワがないキレイな仕上がりになります。

 

・乾燥機はNG

ベロアの洋服を早く乾かしたい!

 

と思っても、決して乾燥機には掛けないでください。

 

乾燥機は回転が強く、起毛などが傷む原因となります。

 

また、高温によりベロア生地が縮む可能性もあります。

 

ベロア素材の洋服はタンブラー乾燥はNGと表示されていることが多いです。

 

普段のお手入れ

◆収納するとき

ベロアの洋服を収納するときには、起毛を美しく保つように心がけましょう。

 

ハンガーなどに掛けて、吊して収納するのが一番です。

 

畳んで収納する場合は、洋服を押しつぶさないように注意しましょう。

 

洋服の一番上に置くようにして、ぎゅうぎゅうに押し込まないよう余裕を持って収納するのがよいでしょう。

 

◆ほこりが付いたとき

ベロア生地にほこりなどが付いたら洋服用のブラシを使い、ブラッシングを行ってください。

 

セロテープを手に何度か貼り付けて粘着を弱くしてから、そっと洋服に当てる方法もあります。

 

ただし、掃除用の粘着テープやガムテープなどを使うのはNGです。

 

粘着が強いものでは、起毛が抜け落ちてしまうので注意です。

 

 

ベロア生地

ベロア生地の特徴

秋冬になると目に付くのが、ベロア生地を使った洋服や小物です。

 

ベロア生地は、ふわふわした手触りをした温かみのある厚手の生地であり、寒い季節にピッタリの素材です。

 

生地の表面は細かく毛羽立っており、触るとツルツルと滑らかです。

 

そして、光の当たり具合によって光沢や色合いが変化するため、さまざまな表情を楽しむことができます。

 

ベロア生地を使ったアイテム

ベロア生地は、秋冬ファッションの人気アイテムです。

 

たとえば、女性向けのスカートやガウチョパンツなどに使うと、ひらひらと裾が動くたびにベロア独特の光沢感が出てとてもキレイです。

 

また、高級感があるベロア生地は、バッグやベルトにポイント使いされることが多いです。

 

エレガントな雰囲気を活かして、子どもの発表会のドレスやクッションカバーなどのインテリアグッズに加工されることもあります。

 

ベロア生地はドレープが美しく出るため、カーテンなどに加工してもステキです。

 

ベロア生地の短所

独特の質感が美しいベロア生地ですが、次のような欠点があります。

 

シワになりやすい

ベロア生地はシワになりやすい素材です。

 

ですので、長時間座っているシチュエーションでベロアの洋服を着るのはお薦めできません。

 

たとえば、飛行機や電車での移動中や正座スタイルでの会議などで着用すると、お尻の部分がクチャクチャになってしまうことがあります。

 

起毛が痛みやすい

ベロア生地は、引っかくなどの刺激で起毛が痛むことがあります。

 

よくあるのが、爪で引っ掛けたり、ファスナーで挟んでしまって、起毛が抜けてしまうことです。

 

また、公園でコンクリート製のベンチに座るなどして、お尻とベンチの摩擦で起毛が痛むことがあります。

 

ふわふわとした起毛を保つにはできるだけ刺激や摩擦を避けることが重要です。

 

起毛が寝てしまったときは、ブラッシングなどでお手入れをすると風合いが長持ちします。

 

濡れるとシミに・・・?

雨に濡れたベロアの洋服、まだら模様になっていて驚いたことがありませんか?

 

ベロア生地は、雨に濡れると色合いが変わり、シミのように見えることがあります。

 

これは、水滴で起毛が寝てしまったことが原因です。

 

乾くと元の風合いに戻りますので安心してください。

 

ベロア生地は水に弱いことはなく、水洗いしてもほぼ大丈夫です。

 

ゴミやほこりが付きやすい

ベロア生地には、ゴミやほこりが付きやすいです。

 

起毛の隙間に入り込んだゴミなどは、手で払い落としてもなかなか取れずやきもきすることも。

 

ゴミなどが付いたとき、焦って爪で引っかくのは起毛が痛みやすいので止めましょう。

 

洋服用ブラシなどを使い、髪をとかすように優しく撫で付けて取るといいです。