【レーヨン素材の洗濯】シワ取り方法(スチームアイロン、スプレーなど)や縮みに注意した洗い方、臭い取り【アイロンの温度は?】



 

本記事では、レーヨン素材の洗濯方法などを紹介しています。

 

洗い方のポイント

洗濯表示を確認

レーヨン素材や、レーヨンが混紡された素材を洗うときには、まず、洗濯表示を確認しましょう。洗濯機の弱洗いや、手洗いマークが付いているものは、自宅で洗濯してOKです。はっきり言って、レーヨン素材の洋服では、クリーニング洗いを推奨する、ドライマークが付いていることが多いです。ですが、ポリエステルなどとの混紡素材の場合は、もしドライマークであっても、ピリピリしないで大丈夫。自宅で手洗いをしても、ほぼ問題ないです。

 

ウォッシャブルレーヨンなら洗える

最近では、ウォッシャブルレーヨンというレーヨン素材がよく見られます。ウォッシャブルレーヨンは、名前の通り、洗っても大丈夫です。ウォッシャブルレーヨン素材を使っている場合は、洗濯表示とは別にタグが付いていたり、ショップスタッフから口頭で説明があるかと思います。洗えることを売りにしているレーヨンなので、張り切って自宅で洗濯してください。

 

おしゃれ着洗い洗剤かドライ洗剤を使う

レーヨン素材を洗うときの洗剤は、衣類を優しく洗ってくれるものを選んでください。たとえば、エマールなどのおしゃれ着洗い洗剤や、ドライニングなどのドライクリーニング用洗剤を使うといいです。レーヨン素材は、手洗いや弱洗いでゆるく洗うこととなるため、その洗い方に適した洗剤を使うのが賢明です。

 

短時間で洗い上げる

レーヨン素材を洗うときに気を付けたいのが、手際よく短時間で終わらせること。水に浸している時間を、できるだけ短くすることで、縮みや傷みを防ぐことができます。理想を言えば、レーヨンを水に浸けてから、1~2分で洗い上げたいところです。と言っても、洗ったりすすいだりで、モタモタと時間が掛かってしまうのが現実ですが・・・。目標は1分、実際は数分で洗い上げられるように、手早く洗濯しましょう。

 

 

レーヨンの洗い方

手洗いで洗う

◆一番優しい洗い方

レーヨンを洗うときの基本は、手洗いです。レーヨンの洗い方の中でも、優しくて負担が少ない方法をご紹介します。

 

◆用意するもの

・洗面器かバケツを2個

・おしゃれ着洗い洗剤かドライクリーニング用洗剤

・バスタオル

・平干しネット

 

 

◆洗い方

①手洗いをする場所は、浴室がお薦めです。水が飛び散ることを気にせず、スピード重視で洗濯できます。手荒れが心配な人は、ビニール手袋をはめましょう。

 

②洗面器2個に、ぬるま湯をそれぞれ張ります。冷めることを考えて、やや熱め(40度ぐらい)のお湯を張っておくといいです。

 

③ひとつの洗面器にだけ、洗剤を溶かして、ぐるぐるとかき混ぜておきます。この中に、レーヨン素材の衣服を浸します。底にまでしっかりと沈めて、洗剤水を染み込ませてください。

 

④洗剤水の中で、振り洗いをします。衣服をつまみ、ゆらゆらと泳がせて洗いましょう。大きい衣服は、両手で軽くほぐすようにして、洗う方法もあります。洗う時間は、1分以内で切り上げましょう。

 

⑤もうひとつの、お湯だけを張った洗面器に、衣服を移します。お湯を絞らずに、そのまま移してもいいです。

 

⑥すすぎ洗いをします。洗面器の中で軽くもんだら、すぐに洗面器のぬるま湯を入れ替えて、もう一度すすぎ洗いをしてください。

 

⑦バスタオルを使って、脱水します。お団子のように衣服をまとめたら、軽くギュッと押させて、水気を切ります。次に、衣服を広げて、バスタオルに乗せてから、タオルで包むようにして水気を吸い込ませてください。

 

⑧平干しで干します。平干しネットの上に、形を整えてから置き、陰干しで乾かしてください。

 

洗濯機で洗う

◆混紡やウォッシャブルは洗濯機

混紡素材やウォッシャブルのレーヨンは、洗濯機で洗うことができます。洗濯機で洗うときには、どうしても水に浸る時間が長くなります。そのため、洗濯機から取り出したら、衣服が小さく縮んでいた!というリスクはあります。買ってから最初に洗うときには、洗濯機を使うのは避けて、手洗いで実験してみるほうがいいです。

 

◆洗い方

①洗濯機は、ドライコースや手洗いコースに設定します。時間の設定ができる場合は、洗濯時間や脱水時間を短めに設定してください。どちらの時間も、設定できる最短で設定しましょう。

 

②レーヨン素材の衣服を、洗濯ネットの中に入れます。クシャクシャに入れるのではなく、タンスに仕舞うときのように、軽く畳んでから入れてください。

 

③洗濯機をスタートさせます。脱水時間を短く設定できなかった場合は、このまま洗濯機の側で待機します。

 

④できれば、脱水の途中で衣服を取り出しましょう。脱水が始まってから十数えたら、扉を開けて、脱水を強制停止させます。ただし、最近は、ロック機能が付いている洗濯機が多く、強制停止できないものもあります。

 

⑤洗濯が終わったら取り出します。洗濯ネットから取り出し、形を整えてから、干して乾かしてください。

 

アイロンの掛け方

スチーム機能は使わない

スチームアイロンを当てると、縮みやすくなります。また、レーヨン100%の素材だと、水ジミが残ることがあります。

 

当て布をする

レーヨンには、直接、アイロンを掛けるのは避けてください。独特の光沢感が失われたり、変色してしまうことがあります。熱には強く、溶けたり変質しないとされるレーヨンですが、直にアイロンを当てるにはリスクがあります。

 

ゴシゴシ押し当てない

レーヨンは摩擦に弱いです。アイロンを押し当てて、ゴシゴシと掛けていると、変な摩擦が生じてしまうことがあります。アイロン掛けは、熱を当てるだけでも、充分にシワが取れます。ギュウギュウと力を入れず、さっと撫でるようにして、アイロンを掛けましょう。

 

アイロンの掛け方

①アイロンの温度は、低温から中温に設定します。

 

②当て布として、綿素材の薄手の布を用意します。手ぬぐいやハンカチが使いやすいです。

 

③レーヨン素材の衣服の上に、当て布を置いてから、アイロンを押し当てます。スーッと滑らせるようにして、軽い力でアイロンを動かしましょう。

 

④あまり同じ方向に動かしたり、引っ張ったりしないように注意しましょう。繊維が伸びて、変な形が付いてしまいます。また、変なところにシワが付かないよう、たまには当て布をめくって、アイロンを掛ける位置を確認しましょう。

 

レーヨンとは

洋服によく使われている

レーヨンといえば、洋服の裏地によく使われている生地です。レーヨンを買ったつもりがなくても、いつのまにかクローゼットはレーヨン製の服でいっぱい、という人もいるのではないでしょうか。女性用のひらひらした洋服にもよく使われており、ありふれた素材です。もし、レーヨンで作られていることを意識するとしたら、洗濯のときぐらいでしょうか。日頃から洗濯をしていると、レーヨン製であることに気付くと、ちょっと憂鬱になります。

 

洗濯に弱い素材

実は、レーヨンは洗濯に弱い素材です。裏地に多用されているため、ジャブジャブと洗濯できるイメージがあるのですが、実は正反対。洗濯機の普通洗いで洗うのはNG。できるだけ手洗いで、もしくは、クリーニングに出すのが好ましいとされています。なぜ洗濯に弱いかというと、レーヨンの特徴を見ると一目瞭然です。

 

レーヨンの特徴

◆長所

吸湿性、吸水性が優れている

レーヨンが洋服の裏地として使われる理由に、吸湿性や吸水性に優れているという点があります。ジャケットやスカートは、脇の下やお尻から出た汗が付きやすいです。レーヨンを裏地に使うと、蒸れや臭いを防いでくれ、さらっとした着心地を保つことができます。

 

光沢感がある

レーヨンという名前は、光や光線を表す英語rayと、綿を洗わす英語cottonとを組み合わせたものが語源だと言われています。この語源のとおり、レーヨンは、独特の光沢感に特徴があります。つるつるとした、冷ややかな光沢には、シルクのような上質感があります。

 

滑らかな手触り

レーヨンを持ってみると分かるのですが、つるんと垂れ下がるような質感があります。揺らめくような軽さがあり、まるでプリンセスのドレスのような滑らかさです。ドレスのイメージどおり、レーヨンには、きれいなドレープを出しやすいという特徴があります。

 

熱に強い

レーヨンは熱に強いため、アイロンを掛けても大丈夫です。

 

◆短所

水に濡れると縮みやすい

レーヨンの一番の欠点が、縮みやすいということです。他の繊維でも、水に濡れて縮むことは、少なからずあります。しかし、縮み方が半端ない!というのが、レーヨンの特徴です。レーヨンは水分をよく吸い込む半面、吸った水分で繊維が膨れて、強度がなくなります。そして、膨張して繊維が太くなった分、全体の長さがギューンと縮んでしまうのです。ひどいときには、大人用のジャケットが、子ども用サイズぐらいに縮んでしまうこともあります。

 

水に濡れるとシワになりやすい

縮むのと同じぐらい、厄介なレーヨンの特徴に、水に濡れるとシワになりやすいというものがあります。たとえ、水洗い可となっているレーヨン素材であっても、洗った後のシワには要注意。手で絞ったり、脱水に掛けたときのシワが、そのまま残ってしまうことがあるからです。せっかく洋服をきれいに洗っても、シワに気を付けないと、よれよれクタクタに見られてしまいます。

 

水ジミができやすい

水ジミとは、雨などに濡れた跡がシミになることです。レーヨン素材では、雨粒が落ちた跡が、ポツポツとシミになって残ることがあります。

 

摩擦に弱い

レーヨン素材は、摩擦に強くはありません。普通に着ていても、摩擦が過ぎると、ポロポロと毛玉が出てきて、劣化してしまいます。水に濡れた状態では、さらに摩擦に弱くなるため、こすり洗いはNGです。