【モップの洗い方】手入れ・洗濯方法【ハンディ・糸・マイクロファイバー・化学など】

モップの種類と特徴

 

一見似たように見えるモップですが、実はいくつか種類があり、特徴や掃除に適した場所も違っています。

 

まずは、モップの種類と特徴を理解しておきましょう!

 

フラットモップ

使い捨てシートを装着して使うモップです。

 

クイックルワイパーを大きくした様なI型をしています。

 

特殊な凹凸繊維でゴミやホコリを絡め取り、使い捨てなので衛生的ですね。

 

ドライタイプとウェットタイプがあるので、使い分けできるのも便利な点です。

 

水で濡らすモップは水気の切り方が悪いと水はけが悪く、滑ってしまう場合がありますね。

 

付属のシートを使えば水切り不要ですぐに使える上に、ウェット感で適度なのもポイントです。

 

化学モップ

化学モップは特殊繊維が使われており、耐久性もあり長持ちすると言われています。

 

着塵剤・吸着剤が塗布されているため、触れるだけでもゴミやホコリが取れ、ツヤ出し効果もあります。

 

化学モップは使用できる床材が決まっているので、しっかり確認してから作業しましょう。

 

油分の薬剤が含まれているので、それに反発する水気がある場所には不向きです。

 

一般的には、ツヤ出し効果が期待できるのでフローリング材には向いており、化学モップに含まれる着塵剤を吸い込みやすい畳には不向きとされています。

 

マイクロファイバーモップ

マイクロファイバーの生地を使ったモップです。

 

ナイロンやポリエステルが主な原料とされています。

 

髪の毛の100分の1ともいわれる極細の化学繊維で汚れを取り除きます。

 

また、静電気を発生させてホコリを絡め取ってくれる効果もあります。

 

カラフルで、ハンディタイプ、スリッパや手袋タイプも市販されていますね。

 

細かい溝の汚れや手の届きにくい照明、テレビやパソコンなどホコリ取りに最適な掃除用品でしょう。

 

水拭きモップ

専用クロスを水で濡らして使うタイプや、専用の水切り機で水切りして使うタイプがあります。

 

学校の体育館や廊下の清掃でもよく利用されていますね。

 

化学モップなどの様に特殊加工がされていないため、使う頻度が多くても洗って繰り返し使えるので経済的です。

 

皮脂汚れや油汚れ、砂のついた床などを磨くのに適しているので、お店やオフィスで使われることも多いようです。

 

最近ではご家庭で使う雑巾をそのまま取り付けることができるモップや、乾拭き・水拭き両方を利用できるモップなども販売されていますよ。

 

 

モップの洗い方

 

 

続いて、モップの種類別に洗い方を見ていきましょう。

 

化学モップ

化学モップは油性の着塵剤によってたくさんのホコリが絡みついているので、ゴミを取り除いた後に水洗いを行うと良いでしょう。

 

ゴミが付着したままで水洗いすると繊維に絡みこんでゴミが取れづらくなる上に、せっかくの着塵効果が下がってしまう可能性があります。

 

モップが黒ずんだ、または着塵剤の効果が薄れてきたら、お手入れの目安と考えましょう。

 

また、化学モップは水洗いすると塗布された着塵剤が取れてしまいます。

 

洗った後に専用の再生スプレーを塗布しなければなりません。

 

再生スプレーを使用しないと、モップとしての機能が落ちてしまいます。

 

お掃除の効率を上げるためにも、ホームセンターのモップ売り場などで購入して用意して下さいね。

 

◆必要な物

・掃除機

 

・バケツ

 

・水

 

・中性洗剤

 

・新聞紙

 

・再生スプレー

 

 

手順

①モップに絡みついたホコリを上下左右に振って床に叩き落す、または掃除機で吸い取りましょう。

 

②バケツに水をはり、中性洗剤を入れ、モップ糸を手で揉み洗いします。

 

ベタツキが気になる場合はゴム手袋を着用して下さい。水が汚れたらその都度交換しましょう。

 

 

③しっかりと汚れをすすぎ洗いします。

 

 

④風通しの良いところに干し、しっかり乾かします。

 

 

⑤乾いたら、新聞紙を広げてその上にモップを置きます。

 

20cmほど離れた位置から再生スプレーを全体に噴霧します。

 

噴射しすぎると、掃除をした際にツルツルしてしまうので、掛け過ぎないように注意しましょう。

 

 

⑥噴霧し終えたら、そのまま敷いていた新聞紙で包み、数時間おいて染み込ませます。

 

マイクロファイバーモップ

商品によって手洗いのみ、手洗いも洗濯も可能な場合に分かれます。

 

詳しい方法は洗濯表示に従って下さいね。

 

洗い方の手順としては、化学モップと同様にまず乾いた状態でゴミやホコリを取り除いてから、水洗いすると良いでしょう。

 

マイクロファイバーは化学繊維で耐熱温度が低いため、洗濯後の乾燥機の使用は避けましょう。

 

基本的に柔軟剤や漂白剤は使用しない方が良いです。

 

生地が起毛したり、繊維が膨らんだりと変質し吸水性が低下するなど本来の機能を損なう恐れがあります。

 

注意

マイクロファイバーは微細構造が特徴的である一方で、そこに雑菌が溜まりやすい傾向にあります。

 

汚れたままにしたり生乾きの状態では、臭いを発生しやすくなります。

 

洗った後はしっかり乾燥させるようにしましょう。

 

〇手洗いによる洗い方

洗濯不可の場合や部分的な汚れが目立つ場合は手洗いすると良いでしょう。

 

必要な物

・バケツ

 

・ぬるま湯

 

・衣類用洗剤

 

手順

①バケツにぬるま湯(40~50℃前後)を入れて、衣類用洗剤を溶かしましょう。

 

 

②よく泡立てながら、手で揉み洗いします。

 

 

③汚れたお湯は替え、新しいお湯の中で揉むようにしてしっかりすすぎます。

 

 

④すすぎ終えたら、風通しの良いところでしっかり乾燥させましょう。

 

マイクロファイバーは吸水性が高いので、しっかりと絞って水気を取り除いて下さい。

 

〇洗濯機での洗い方

洗濯機が可能な場合は、洗濯機を利用して手軽に綺麗にしましょう。

 

マイクロファイバーの洗濯は、オシャレ着洗剤でも使われる中性洗剤がおすすめです。

 

生地への影響が心配な方は、オシャレ着コースやソフトコースで洗濯すればより安心ですよ。

 

必要な物

・洗濯ネット

 

・中性洗剤

 

 

手順

①洗濯ネットにマイクロファイバーモップを入れます。

 

洗濯ネットに入れることで繊維同士が絡まって傷むのを防げます。

 

 

②通常通りの洗濯をします。

 

 

③風通しの良い日陰干しで、しっかり乾燥させましょう。

 

 

直射日光を当てると生地が劣化しやすいので、日陰干しの方が安全です。

 

臭いが気になる場合

マイクロファイバーは汚れが付着した状態や生乾きで使用すると、雑菌が繁殖して臭いが発生しやすくなります。

 

そうなる前に手入れしておくのがベストですが、どうしても臭いが気になる場合は最終手段として下記の方法を利用しましょう。

 

必要な物

・バケツ

 

・ぬるま湯

 

・酸素系漂白剤

 

手順

①バケツにぬるま湯(40℃前後)を入れ、酸素系漂白剤を溶かしましょう。

 

マイクロファイバーは高温が苦手なので、用意するお湯は熱くなり過ぎない様にしましょう。

 

 

②バケツにマイクロファイバーモップを入れて、約1時間つけ置きします。

 

 

③洗剤が残らないようにしっかりとすすぎ洗いしましょう。

 

 

④すすぎ終わったら、手洗いもしくは洗濯機で通常通り洗いましょう。

 

水拭きモップ

水拭きモップは水に濡らして使用するため、雑菌が繁殖しやすく臭いが気になりがちです。

 

きちんと水洗いして、しっかりと乾燥させることが重要です。

 

水拭きモップの汚れは中性洗剤もしくは重曹でも落とせますよ。

 

ただし、重曹の場合は、金属を変色・変質させる恐れがあります。

 

金具がついたモップで取り外しができない場合は、中性洗剤を利用するようにしましょう。

 

また、商品によっては洗濯機が利用可能な場合もあります。

 

洗濯機が使える場合は、「マイクロファイバーモップの洗い方」で紹介した方法を参考にしてみて下さい。

 

必要な物

・バケツ

 

・水

 

・中性洗剤もしくは重曹

 

手順

①モップに付着したホコリやゴミを取り除きます。

 

屋外の水道水を強く出し、水圧でホコリやゴミを流しておきます。

 

もしくはバケツに水を張ってからモップを浸して、上下左右に振って大まかな汚れを落としましょう。

 

 

②バケツに新しい水を張って、中性洗剤もしくは重曹を溶かします。

 

③揉み洗いしながら汚れを落としていきます。汚れがひどい場合は、2~3時間つけおきしてから洗うようにしましょう。

 

 

④洗剤が残らないようにすすぎ洗いし、しっかり絞ります。

 

モップを左右二つに分け、左右の手で握り、内側からねじるように手で絞るとうまく絞れます。

 

 

⑤風通りの良いところで天日干ししましょう。

 

太陽光で乾燥させると滅菌効果もあります。

 

モップが柄から取り外しできない場合は、乾かし方のポイントとして、モップが上にくるようにして壁に立てかけると良いですよ。

 

汚れが気になる場合

水濡れモップは水で濡らして色々な汚れを掻き落とせる分、汚れが付着して黒ずみやすいですね。

 

汚れについては洗浄・除菌効果がある中性洗剤を使って落とし、漂白剤で色を落としていきましょう。

 

しっかり洗剤で洗い流した後、水で薄めた漂白剤に2~3時間つけ込むだけです。

 

注意
塩素系漂白剤は色落ち効果が高いため、単品で使用しなければいけません。

 

使用時の換気や手肌への影響も気になる所です。

 

心配な場合は酸素系漂白剤で試してみましょう。

 

 

私がオススメするモップ!

 

モップによって掃除の作業効率が変わるといっても過言ではありません。

 

ここでは私がオススメするモップをご紹介していきたいと思います。

 

乾拭き・水拭き対応のマイクロファイバーモップ

マイクロファイバーは拭いた後の繊維残りが気になることが多いですよね。

 

しかし、こちらのモップは繊維残りが気にならず、窓やガラスなどにも利用できる!

 

という声もあります。

 

比較的安価な上に、繰り返し使えて便利です。

 

 

ハンドル部分に水圧装置がついたフロアモップ

360度回転して掃除がしやすく、機能豊富なのに片手操作ができる重さのモップです。

 

さらに手元のレバーを引けば、水や液体が噴射できる画期的な機能もついています。

 

水の代わりに中性洗剤などを入れれば、本格的な床掃除で頑固な汚れを落とすこともできるようですよ。

 

 

省スペースで脱水力が高い回転モップ

回転モップは二槽式で場所を取りがちでしたが、このモップはスペースの問題が解消された一槽式タイプです。

 

高速回転で脱水力も高められ水拭き時の水はけの悪さもないため、ストレスなく作業できそうです。