【マスクの洗濯方法】洗濯機で洗える?頻度や注意点など【洗剤、のり、柔軟剤、ハイター、ネット】



マスクの汚れと洗濯

マスクを使い回すには洗うしかない

マスクを一日付けていると、どうしても汚れてしまうもの。汚れたままのマスクを付けるのは、バイ菌を吸い込んでしまうリスクなどがあり、衛生的ではありません。ですが、マスク不足のときには、スパスパと新しいマスクをおろすわけにもいきません。できるだけ節約して、何度か使い回しができないかと考えてしまいますよね。しかし、マスクを使い回すときには、マスクの汚れを落とすことが必須。つまり、汚れを落とした清潔なマスクならば、数回使い回して使うことは可能です。

 

マスクの汚れ

埃や塵

マスクを付けていると、どうしても外側に汚れが付着します。汚れの原因は、市中を漂うウィルスや雑菌、埃や塵などです。たとえば、体育やスポーツをするときに付けていたマスクは、砂埃が付着して黄ばんでくることがあります。地下鉄のホームに長くいると、粉じんが付いて薄く黒ずむこともあります。これらの汚れは、目に見えやすいため気付きやすいです。

ウィルスなど雑菌

ウィルスや雑菌などの汚れは、目に見えにくい汚れです。真っ白で新品同様にキレイに見えていても、一日付けたマスクには、雑菌がびっしりとこびり付いていることがあります。たとえば、インフルエンザが流行る時季に病院へ行ったときや、ウィルス保菌者と接するときに使っていたマスクには、ウィルスが付着している可能性が高いです。

 

唾液や皮脂、メイク

マスクの内側にも汚れは付着します。たとえば、顔から出る汗や皮脂などです。とくに暑い時季には、数時間マスクを付けているだけで、内側が汗や皮脂でベトベトしてくることがあります。また、口から出る呼吸がこもり、湿気として残ったものも汚れの原因となります。話すときに飛んだ唾液や、くしゃみの飛沫なども汚れとして付着します。女性ではファンデーションや口紅など、メイクによる汚れが付くことも多いです。これらの内側からの汚れは、非衛生的になるだけでなく、臭いが生じる原因ともなります。

 

マスクを洗っても大丈夫?

ほとんどのマスクは洗っても大丈夫です。溶けたり崩れたりすることはほぼありません。ただし、不織布マスクは、洗って使うことを前提としていないため、洗濯には弱いです。洗濯した不織布マスクは、洗濯前と同じだけのフィルター機能を保つことができません。たとえば、99%ウィルスを除去!と謳うマスクであったとしても、6~7割程度にフィルター機能は落ちてしまうとも言われています。

 

不織布マスクが洗濯に弱いのは?

不織布マスクは、何層かの繊維を重ねて作られています。そして、この層のひとつを帯電させることで、ウィルスを捉える構造となっています。しかし、不織布マスクを水洗いしてしまうと、帯電が弱くなってしまい、ウィルスや雑菌を捉える力が落ちてしまうというわけです。ただし、不織布の繊維自体がダメになったわけではないので、唾液などの飛沫を抑える効果は残ります。ですので、洗濯した不織布マスクであっても、ガーゼマスクなどと同じぐらいのフィルター機能は残っていると考えられています。

 

マスクは何回まで洗えるの?

ガーゼマスクや布マスク

ガーゼマスクや布マスクは、数回から数十回は洗って使うことができます。ガーゼマスクなどは、元々それほど高い機能を期待されておらず、あくまでも咳などの飛沫をカットするぐらいです。ですので、布が劣化してしまい、飛沫を抑えられなくなるまでは、洗濯して使うことは可能です。

 

繊維が劣化したら洗えない

何回か洗濯をするうちに、ガーゼの繊維がほつれて、網目が開いてきます。布の表面が毛羽立ち、肌触りが悪くなることもあります。さらに、ガーゼが伸び切って、マスクがだらんと垂れ下がるようになったり、布の染色が色落ちしてくることもあります。このように、繊維が劣化してきたマスクは、これ以上洗って使うことはお薦めできません。

 

不織布マスク

不織布マスクは、数回ならば洗うことができます。水洗いに対して耐久性がないため、布マスクのように何回も洗えるわけではありません。ですので、2~3回洗うと、表面が毛羽立ったり、繊維の一部が薄く剥げてくることがあります。また、ガサガサと肌触りが悪くなったり、ノーズワイヤーが飛び出してくるなどして、皮膚を傷付けることもあります。

 

安心して洗えるマスク

マスクの中には、洗って使うことを前提として作られているものがあります。たとえば、ポリウレタン製のピッタマスクや、水着素材で作られたマスクなどがそうです。ユニクロのエアリズムマスクも、洗濯して使えることを売りにしていますよね。このようなマスクは、メーカーから提示された洗い方を守れば、洗濯しても機能が落ちにくく、安心して使うことができます。

 

マスクの洗い方

天日干し

洗い方

天日干しして、軽く除菌する方法です。ウィルスには紫外線に弱いものが多いので、太陽光に当てることで少しは除菌できます。洗濯物を干すときのように、よく日の当たる場所で、ピンチに吊して干しましょう。子どもの送迎やスーパーで買い物をした後など、ちょっとした外出に使っただけのマスクならば、天日干しして使い回すのも有りかもしれません。不織布マスクのように、何度も水洗いできないマスクにはありがたい方法です。

 

デメリット

埃や塵、皮脂や汗などの汚れは付着したままとなるため、衛生面では不安が残ります。また、屋外で天日干しすると、鼻や口に触れる内側の面に、埃や塵、花粉などが付着してしまうリスクがあります。長時間干しっぱなしにしておくことは避け、日差しが強い日に、サクッと短時間で干すのが良さそうです。

 

除菌スプレー

洗い方

ファブリーズなどの除菌スプレーを使って、マスクを除菌することができます。スプレーするときには、皮膚に直接触れない外側にのみ行います。しばらく置いて、よく乾かしてから使いましょう。

 

デメリット

スプレーしてすぐにマスクを付けるのは避けてください。マスクに付いた成分を吸い込み、人体に悪い影響を及ぼす可能性があります。また、埃や皮脂などの汚れは落とせないため、あまり衛生的とは言えないです。

 

アルコールスプレー

洗い方

アルコールスプレーを使って、マスクを除菌することができます。アルコールスプレーは、キッチン用や食品用として市販されているものを使いましょう。除菌スプレーと同じく、皮膚に触れない外側の面にのみスプレーし、しばらく置いてから使ってください。

 

デメリット

皮膚が敏感な人は、赤みや肌荒れなどが生じる恐れがあります。そして、アルコールの臭いが残るため、すぐにマスクを付けると、気分が悪くなることもあります。ウィルスを除菌する消毒効果は高いですが、アルコールやお酒に弱い人は使わない方がいい方法です。

 




 

熱湯に浸け置き

洗い方

熱湯に浸すことで、ウィルスなどの雑菌を除菌することができます。耐熱仕様のボウルなどにマスクを入れてから、ヤカンなどで沸かした熱湯を注ぎ入れます。マスク全体がお湯に浸かるよう、割り箸などで押し込んでから、そのまましばらく放置してください。数十分経ちお湯が冷めたら、マスクを取り出して絞り、陰干しで乾かします。

 

デメリット

お湯に浸すので、ウィルスなどの雑菌だけでなく、塵や埃、汗や皮脂などの汚れまで落とすことができます。ただし、不織布やガーゼなど、素材によっては、熱湯に浸すことで繊維が劣化してしまうことがあります。また、布マスクでは、染色の色落ちが起きやすく、他のマスクに色が移ってしまうこともあります。熱湯で殺菌できるという安心感がありますが、あまり頻繁に熱湯に浸すと、マスクが傷みやすくなるので注意しましょう。

 

洗剤水に浸け置き

効果

衣類用洗剤や食器洗い洗剤を使って、マスクを洗う方法です。水洗い、プラス洗剤を使うので、色々な汚れに効果的です。砂埃や皮脂、汗や唾液などの汚れが気になったときには、浸け置き洗いを行ってみましょう。また、ウィルスによっては、界面活性剤で力が弱まることが証明されており、除菌効果も期待できます。

 

洗い方

①ボウルなどに洗剤を数滴垂らしてから、水かぬるま湯を入れ、マスクを浸します。

②数十分浸け置きしたら、マスクを取り出してから流水で洗剤を流してください。もしくは、ボウルに水を張ってから、マスクをゆらゆらと動かして洗剤を落とします。

③マスクを軽く絞って、水気を切ってください。不織布マスクでは、絞らなくても、サッと振って水気は落とすだけでOK。ガーゼマスクでは、強く絞ると繊維の目が広がってしまうので、優しく包むように絞ってください。その後、陰干しで乾かします。

 

デメリット

ゴシゴシともみ洗いすると、繊維を傷めてしまい、マスクの性能が落ちてしまいます。洗剤で洗うときには、浸け置き洗いを基本としましょう。また、長く浸け置きしていると、繊維の目が広がって、マスクが傷んでしまうことがあります。

 

ハイターに浸け置き

洗い方

ハイターなどの衣類用漂白剤を使って、マスクを浸け置きして除菌する方法です。ウィルスなどの雑菌を退治したいときに効果的です。また、黄ばみなどの汚れや、唾液や汗などによる臭いを消したいときにもお薦めの方法です。なお、やり方は、洗剤を使って浸け置きするときとほぼ同じです。

 

デメリット

不織布やガーゼなど、素材によっては繊維を傷めてしまうリスクがあります。色落ちや毛羽立ち、繊維が固くなって皮膚当たりが悪くなるなどというデメリットがあります。また、衣類用漂白剤は、除菌効果は非常に高いですが、皮膚や人体に悪い影響を及ぼすことがあります。浸け置きした後は、しっかりと漂白剤を落ちるまですすぎ洗いを行ってください。

 

NGな洗い方

こすり洗い、もみ洗い

ゴシゴシとこすり洗いをすると、マスクの繊維が傷みやすいです。繊維が薄くなったり、目が広がるため、スウスウと空気が抜ける感じがします。ガーゼマスクの場合は、もみ洗いもNG。マスクは浸け置きで洗うのが基本です。

 

洗濯機

洗濯機で洗うと、マスクの繊維が傷んだり、耳に掛けるゴム紐が伸びてしまうことがあります。また、洗濯槽の中には色々な雑菌が潜んでいる可能性があり、マスクを洗うのに適しているとは言いがたいです。楽して洗いたい気持ちは分かりますが、マスクは手洗いで洗う方が無難です。