【リヨセル・テンセルの洗濯方法】洗い方やしわ・縮みの戻し方など【アイロン】



 

環境に優しくエコな繊維として名高いリヨセル・テンセル。

 

聞きなじみがない方も多いかもしれません。

 

人工繊維の中では比較的新しく製造され始め、高級感ある生地感や着心地の良さからユニクロでも起用されています。

 

いざ洗濯しようと、衣類表示を見たら知らない繊維名が書いている…

 

どう洗濯したらいいのか?そんな方もいらっしゃるでしょう。

 

本記事では、リヨセル・テンセルの洗濯方法を紹介しています。

 

 

洗濯方法

 

リヨセルとテンセルは、商品名や素材名で呼び方が違うだけで、同じ繊維を表します。

 

ポリエステルなどの化学繊維は石油を原料として製造されることが多い一方で、リヨセル・テンセルはユーカリという木材を溶剤で溶かして繊維にしたものです。製造過程で有害物質を発生させず、使われた溶剤は回収して何度も使えるため、人や環境にも優しいと言われています。今では総称してリヨセルと呼ばれるようになりましたが、衣類表示ではテンセルと記載されていることが多いように思います。

 

見た目は、適度に光沢がありシルクのような風合いがあります。トロンと生地が落ちる質感はサテンを思わせる、美しく柔らかい繊維です。ジーンズやシャツ、寝具などカジュアルシーンからセミフォーマルな場面でも使える幅広さも持っています。

 

リヨセル・テンセルには以下のようなメリットとデメリットがあります。

 

メリット

・湿気による縮みが少ない

・吸湿性が高く静電気が起きにくい

・ポリエステルと同等の強度を持つとも言われる

・生地にハリやコシ、弾力性があり強度が落ちにくい

 

デメリット

・生地がこすれると毛羽立ちしやすく、白くなりやすい

・色抜けしやすい

・乾いているときよりも、湿気が高い状態のときに擦れるとダメージを受けやすい

・脱水をしすぎたり、洗う時間が長すぎたりすると生地が傷む

・濡れると硬くなる

 

紹介した内容から、リヨセル・テンセルは水濡れ、摩擦や洗濯によるダメージを受けやすいという特徴が見えてきますね。

 

これを踏まえた洗濯時の注意点は以下のようになります。

 

手洗いがオススメ

衣類同士の摩擦や洗濯槽への衝突が原因で、生地が毛羽立ちやすくなります。長持ちさせるためにも手洗いがオススメです。

 

押し洗いをする

手洗いしてもゴシゴシ擦り洗いしてはいけません。優しく押し洗いしながら重心をうまく使って汚れを落としましょう。

 

中性洗剤を使う

洗浄力が高い洗剤は、リヨセルにとっては生地を傷めやすく色落ちの原因を作ります。優しく洗える中性洗剤を使うようにしましょう。

 

 

柔軟剤を併用する

洗浄力の強い洗剤を使いたい場合は、柔軟剤を併用するようにして下さい。柔軟剤を使うことで、リヨセル特有の触り心地や風合いを守ることができます。

 

洗濯ネットを使う

洗濯機を使う場合は、洗濯ネットを必ず使うようにしましょう。網目が粗い洗濯ネットを使うことで衣類のもつれや絡みを少なくできます。

 

洗濯コースはドライもしくは手洗いコースにする

長持ちさせたい洋服を洗う時の鉄則は、洗濯コースをドライ・手洗いコースに設定することです。

 

裏返しにして洗う

生地を傷めないためにも、洋服を裏返しにして洗いましょう。汚れが気になる面を上にして手洗いまたは洗濯機で洗濯するようにして下さい。

 

脱水時間の目安は30秒に

脱水時間を短めに設定して、残った余分な水分はタオルドライするとシワができづらくなります。また、多少水分を残して乾燥させれば、重みでキレイな形を保つことができます。特にポケットや裾はシワがつきやすい箇所です。シワが目立つ場合は、シワを優しく伸ばしながら干しましょう。

 

乾燥機は使わない

効率よく乾燥させるために乾燥機を使いがちですが、リヨセルには厳禁。高温乾燥することで、縮みや色落ちの原因になってしまいます。自然乾燥させましょう。

 

手洗い方法

今までのポイントを押さえて、手洗いによる洗い方を見ていきましょう。

汚れが酷い場合は、浸け置きしてから洗うことで汚れ落ちしやすいです。ただしリヨセルの種類や配合によっては、色落ちや硬化を招く危険性もあります。必ず衣類表示をしっかり確認してから作業を始めましょう。

 

◆手順

①摩擦防止やシワ防止のために、洋服は裏返してきれいに畳みます。

 

②大きめの容器などに30℃以下の水を入れます。

 

洋服がしっかり浸かるようにたっぷり水を入れましょう。