【革製品の洗濯方法】自宅での洗い方!洗濯してしまったときの対処方法も紹介!

洗濯方法

革小物の洗い方

◆小銭入れやキーホルダーに

まずは、ちょっと手荒に洗う方法からご紹介を。小銭入れやキーホルダーなど、安くて気軽な小物を、さっと洗うときにお試しください。

 

用意するもの

・オイル(馬脂など)

・シャンプー(弱酸性など、地肌に優しいものが好ましい)

・洗面器

 

洗い方

①レザー製品に、オイルを塗り込みます。オイルを塗っておくと、レザーが水分を、必要以上に吸い込むことを防げます。指の腹などを使って、ゴシゴシと擦り込むようにして、オイルを塗り広げましょう。

 

②洗面器に水を張ってから、シャンプーを溶かします。シャンプーの量は、いつも髪を洗うときに使う量ぐらいでOK。

 

シャンプーを水に入れたら、手でジャブジャブと水をかき混ぜて、よく泡立てましょう。

 

③レザー製品に、流水を掛けます。水道水から直接、ジャーと水を掛ければOKです。

 

④②の洗面器に、レザー製品を浸します。指の腹を使って、レザー表面を軽くこすって、汚れを落としてください。

 

この作業では、長居は禁物。長々と水に浸けていると、レザーが水を吸ってしまいます。数十秒から1分以内を目安に、切上げましょう。

 

⑤流水を掛けて、洗剤を洗い流します。その後、型崩れがしないように気を付けて、干して乾かします。

 

⑥レザーが乾いたら、オイルを塗り込みます。

 

ちなみに、レザーが乾き切る前、まだ水気が残るうちにオイルを塗ったほうが、レザーの質感が柔らかくなります。

 

革ジャンの洗い方

革ジャンでは、普通の衣服と同じように洗えるものがあります。ただし、一般的には、ドライクリーニングに出すほうが安心。縮みや伸び、型崩れなどが生じるリスクはあることを、肝に銘じておいてください。

 

用意するもの

・おしゃれ着洗い洗剤(エマールなど)

・大きめのたらいか桶

・バスタオル

 

洗い方

①たらいに水を張ってから、おしゃれ着洗い洗剤を溶かします。

 

②革ジャンは、たらいに収まるように、軽く畳んでおきます。革ジャンを、①の中に浸してください。

 

③手のひらを使って、優しく押し洗いをします。

 

④1分程度で切上げて、すすぎ洗いをします。たらいの水を2~3回張り替えて、洗剤をきれいに落としてください。

 

⑤水から出して脱水します。バスタオルを広げて、濡れたまま革ジャンを包み込みます。

 

手のひらでポンポンと叩いて、水気を吸い取らせてください。

 

また、バスタオルで包んだまま、洗濯機で脱水に掛ける方法もあります。

 

この場合は、数十秒で取り出してください。

 

⑥平干しネットなどを使い、型崩れがしないようにして乾かします。

 

乾いたら、レザー用のオイルやトリートメントなどを塗り込んでおきましょう。

 

革靴の洗い方

革靴やブーツなどは、レザーシャンプーを使って洗うのが安全です。レザーの水洗い用に開発されたシャンプーなので、皮革を優しく洗うことができ、劣化しにくいです。もちろん、ベルトや鞄などのレザー製品を洗うときにも活用できます。

 

用意するもの

・レザーシャンプー

・スポンジ

 

洗い方

①革靴などは、紐などの付属品を取ってから、水に濡らしておきます。

 

②スポンジに水を含ませてから、レザーシャンプーを適量付けて、揉み込みます。スポンジが泡立ったら、革靴などに付けて、優しくこすり洗いしてください。

 

③汚れが落ちたら、流水で洗剤を流してください。

 

④乾いた布で、水気をよく拭き取ってから、陰干しで乾かします。

 

乾いたら、レザークリームなどを塗っておきましょう。

 

 

誤って洗濯した場合の対処法

 

レザーパンツや手袋などは、うっかりと洗濯してしまうことがあるかもしれません。

 

レザーによっては、合成繊維などと見分けがつきにくいものがあり、間違って洗ってしまうことはありがちです。そ

 

して、もし間違って洗濯してしまったときには、すごく焦ると思います。

 

ですが、きちんと対処しておけば、レザーが受けるダメージを最小限に抑えることができますよ。

 

焦らずに、次のとおり対処しましょう。

 

対処方法

①バスタオルを何枚か用意して、濡らしてしまったレザー製品の水気を拭き取ります。

 

衣服や帽子などは、バスタオルの中に包み込み、手で押さえながら水気を吸い取らせるようなかたちで。

 

小物やベルトなどでは、細かい隙間などに水気が残りやすいです。

 

レザー製品を何度も振って、水気をよく落としながら、タオルで脱水しましょう。

 

 

②水気が取れたら、陰干しで乾かします。

 

日の当たる場所は、変色やひび割れに繋がるため、絶対にNG。必ず、風通しのいい日陰で乾かしてください。

 

③レザー用クリームやトリートメントを塗り込みます。クリームなどで栄養補給をしておくと、水に濡れたことによる劣化をくい止めることができます。

 

 

 

レザーは洗えるの?

こんなにあるレザー製品

レザーとは、動物の皮革でできた素材のこと。レザーはいろいろなものに利用されて、レザー製品として売られています。たとえば、レザー製品といえば、鞄や財布、手帳などの小物がよく思い付くでしょうか。ベルトや手袋、帽子など、身に付けるグッズにも、レザー製のものは多いです。

 

そして、レザー製といえば、革ジャンやスタジャン。スタイリッシュな洋服が好きな人は、レザー製のパンツやスカートなどを持っていることもあるでしょう。

 

また、誰もが持っているものと言えば、革靴です。一般的な革靴のほかに、パンプスやスニーカーなども、レザー製であるものが多いです。

 

レザーは水洗いしないもの?

◆洗う=汚れを落とす

レザーを洗う、と一言で言っても、実際にジャブジャブと洗う人は少ないのではないでしょうか。そう、一般的には、レザーは洗いません。レザーを洗うと言うとき、水洗いを指しているというより、汚れを落とすという意味合いで使っていることが多いです。

 

◆から拭きが基本

レザーには、レザーに適した汚れの落とし方があります。基本的には、レザークリーナーなどを使って、から拭きで汚れを落とすこととなります。レザークリーナーとは、クリーム状やジェル状となっており、これらを塗ってこすることで、ほとんどの汚れは落とすことができます。

 

◆普通は水洗いしないけど・・・

レザーは、普通は水洗いしません。それどころか、水洗いは絶対に禁止!という考え方が一般的です。ですが、レザーは本当に、水洗いはできないのでしょうか? 実は、レザーと水は、決して相性がいいとは言えませんが、絶対に受け付けない関係というわけではないのです。言ってしまえば、お薦めはできないが、細心の注意を払えば、水洗いできないことはないです。

 

◆水に浸しても大丈夫

レザーを水洗いしてもいいなんて、ちょっと意外に感じるかもしれません。ですが、レザークラフトをやったことがある人ならば、思い当たる節はありませんか。実は、レザーは、レザー製品に加工するまでの過程で、何度も水に浸しているのです。レザーを染色したり、レザーに型押しするという作業には、水に浸すことは欠かせません。ですので、水に浸したとたんに、レザーが使い物にならなくなるわけではないのです。

 

◆「水洗いできない」と言われる理由

レザーが水洗いできないとされる理由に、皮革が劣化してしまうことがあります。具体的には、レザーの表面が、ゴツゴツと手触りが悪くなったり、ガサガサしてひび割れが起きてしまいます。そして、皮革は、水に浸けることで柔らかくなり、伸びたり、形が歪んだりします。靴や鞄のように、レザーに独特のシェイプを付けて作られているものでは、型を保てず、ぺしゃんこに潰れてしまうことがあります。

 

どうしても水洗いしたい場合

◆水洗いしたくなるケース

それでも、どうしてもレザーを水洗いしたいと思ったこと在りませんか? たとえば、レザー製の小物に、タバコの臭いが染み付いてしまったとき。手袋や鞄を、泥水の中に落としてしまったとき。レザークリーナーを使っても、レザーに染み込んだ臭いや汚れは、なかなか落とせないことがあります。また、子どもがいる家庭でありがちなのが、ランドセルを用水や下水溝に落としてしまったというケース。頑固な汚れと悪臭が付き、から拭きぐらいでは落とし切れません。

 

◆水洗いしやすいレザー製品

レザー製品をもし、家庭で洗濯するとしたら、財布などの小物は比較的洗いやすいです。ほかには、革ジャンやレザーパンツなど、衣服に加工されているもの。手袋や帽子などの身に付けるものも、洗いやすいでしょう。一方、鞄や靴などは、型崩れしやすいため、水洗いするときには注意が必要です。