【中敷き・インソールの洗い方】洗濯方法や黒ずみ・汚れの落とし方【靴・スニーカー】

中敷き(インソール)の汚れ

汚れの原因

まずは中敷き・インソールの汚れの原因を知りましょう。

 

掃除や洗濯で大事なのは、どんな汚れなのか?を知ることです。

 

汚れの原因を知れば、それに合った洗剤も選べるので効果的ですね。

 

◆汗や皮脂汚れ

足裏は汗をかいて蒸れやすく、皮脂や角質なども溜まりやすい場所です。

 

適度な湿気と温度が保たれるため、長時間履いたままにすると雑菌が繁殖してしまいます。

 

◆足の擦れによる劣化

体の重みに耐えて力が入る場所なので、中敷きと足が擦れて表面が劣化しやすいです。

 

劣化による黒ずみなどが発生しやすいでしょう。

 

◆砂利や泥汚れ

砂利や泥が入り込むことによって、中敷きは汚れてしまいます。

 

砂埃が入りこんで足で踏みつけることで、足指の形になって黒く変色してしまうこともあります。

 

洗濯できる?

結論からいえば、中敷きは洗濯できます。

 

ただし、やはり素材によっても異なり、綿やポリエステル素材やメッシュ素材であれば洗濯可能です。

 

ただし、クッション性の高い中敷きには、水に弱いポリウレタンが使用されている可能性もあるので注意しましょう。

 

ポリウレタンが含まれている場合は、下記の点に注意が必要です。

 

・常温の水(25℃程度)を使用する

 

・中性洗剤を使用する

 

・脱水時間を短めにする

 

また、布素材のスニーカーや運動靴など、靴の種類によっては、靴の丸洗いが可能な場合もありますよ。

 

 

洗い方

 

 

洗うことができる中敷きの場合、手洗いと洗濯機によって洗う方法があります。

 

皮脂汚れや、汗による臭いは、洗剤を使えば根本の雑菌が取り除けて綺麗にすることができますよ。

 

手洗い方法

中敷きはクッション性が高いものなど加工が施されている物も多いですね。

 

できるだけ生地を傷めないためにも手洗いが一番安全でしょう。

 

さっそく、見ていきましょう。

 

①皮脂汚れを落とす

生地へのダメージを最小限に抑えたい場合は、中性洗剤(オシャレ着用洗剤)がおすすめです。

 

皮脂汚れや汗染みなどの色移りが気になる場合は、粉末の酸素系漂白剤を使うと効果があります。

 

汗や皮脂汚れはタンパク質(酸性)なので、粉末の酸素系漂白剤(アルカリ性)で汚れを分解できますよ。

 

塩素系漂白剤と比べると漂白力は落ちるものの、生地へのダメージや漂白臭は大幅に軽減できます。

 

汚れの度合いによって、洗剤の種類も変えて下さいね。

 

◆必要な物

・ぬるま湯

 

・中性洗剤もしくは粉末の酸素系漂白剤

 

・靴用ブラシ

 

・乾いた布

 

・洗面器やバケツ

 

手順

①靴用ブラシで表面の汚れを取り除きましょう。

 

中敷きの繊維に入り込んだ砂利などは水洗いすると中に入り込んでしまう可能性があります。

 

乾燥した状態でしっかり落とすことが大事です。

 

 

②40℃前後のぬるま湯に洗剤を入れて溶かします。

 

洗剤量は商品によって合わせて下さい。

 

 

③その中に中敷きを入れて、30分ほど漬け置きします。

 

 

④漬け置きが終わったら、ぬるま湯に浸しながら靴用ブラシで擦って揉み洗いしましょう。

 

強い力でゴシゴシ洗うと、かかとやつま先の布を傷めやすくなるので、布に染み込んだ汚れを押し出すようなイメージで揉み洗いすると良いでしょう。

 

 

⑤乾いた布で水気をとって、風当たりが良い日陰干しで乾燥させましょう。

 

中敷きの形が変形すると靴に戻した時に履き心地が悪くなってしまいます。

 

乾燥させる時は、縮みや変色を抑えるために、日陰の平らな場所で干すようにしましょう。

 

②砂や泥汚れを落とす

中敷きには汗や皮脂だけでなく、砂や泥が付着している場合もあります。

 

砂や泥は不溶性汚れに分類され、繊維の中に入り込んでしまうと落としにくい特徴があります。

 

そんな不溶性の汚れに効果を発揮するのが固形石鹸です。

 

固形石鹸を表面に塗ってこすることで、厄介な不溶性の汚れを掻き出すことが可能になります。

 

必要な物

・固形石鹸

 

・靴ブラシ

 

・ぬるま湯

 

・乾いた布

 

手順

①表面に見える砂や泥や靴ブラシであからじめ取っておくと良いでしょう。

 

 

②汚れが気になる箇所に、直接石鹸を塗り付けて擦り洗いします。

 

 

③水で揉み洗いして、ぬるま湯ですすぎ洗いしましょう。

 

生地の折り目や縫い目に沿ってブラシで擦ると汚れが落としやすくなりますよ。

 

 

④乾いたタオルを使って水気を取り除き、風通しの良い日陰干しして乾燥させます。

 

固形石鹸よりも楽に不溶性の汚れを落とせるのが、泥専用洗剤です。

 

酷い泥汚れや黒ずみでもしっかりと落ちるので、困っている方には特にオススメしたい洗剤です。

 

手洗いする前や洗濯機で洗う前に水やぬるま湯に洗剤を溶かして、その中に1時間浸け置き、あとは通常通り洗うだけです。

 

 

③インソール用クリーナーを使う

インソール用クリーナーを使って汚れを落とす方法もあります。

 

サンダルやミュールなど素足でそのまま履く靴にも有効的なようです。

 

 

洗濯機で洗う方法

洗濯機で洗えば、洗い~脱水までできて簡単です。

 

洗濯可能ではあっても、頻繁な洗濯は生地を傷めてしまう場合もあります。

 

洗いすぎには注意しましょう。

 

必要な物

・洗濯用ネット2つ

 

・洗濯用洗剤

 

◆手順

①中敷きについた砂利や毛羽はあらかじめ取り除いておきましょう。

 

洗濯機に砂が入り込むと故障の原因になったり、洗濯により毛羽が固まってしまう可能性があります。

 

 

②中敷きを洗濯用ネットに入れます。

 

洗濯ネットは2つ用意し、片方ずつに分けて洗濯すると、洗濯中に生地同士がこすれてしまうのを防ぐことができますよ。

 

ない場合は、1つのネットに入れても構いません。

 

 

③通常の洗濯モードで洗濯をします。

 

 

④風通しが良い日陰干しで乾燥させましょう。

 

【中敷き・インソールの洗い方】洗濯方法や黒ずみ・汚れの落とし方【靴・スニーカー】

 

 

臭い対策

 

足は蒸れやすいので、ダイレクトに影響を受ける中敷きはどうしても雑菌が溜まって、臭いがしてしまいます。

 

飲み会や忘年会シーズンは座敷に上がって靴を脱ぐ機会も増えるので、その前に何とかしておきたいですね!

 

臭いの防止対策

洗うことによって滅菌できれば臭いは落とせます。

 

ただし、何度も洗うのは時間と労力がかかる上に、生地を傷めてしまう原因にもなりかねませんよね。

 

日頃のお手入れを行うことで、臭いの防止をできますよ。

 

さっそく見ていきましょう。

 

◆重曹を使う

重曹を要らない靴下や布に包んで、中敷きの上に置いておきましょう。

 

臭いがひどい場合は、重曹水に1時間程度漬け置いてから洗っても良いでしょう。

 

 

◆ミョウバンを使う

ミョウバンには消臭効果があるので、ミョウバンが入った商品を使って乾燥させておいても良いかもしれません。

 

中敷き用ではありませんが、靴の消臭として大変効果が高い商品です。

 

中敷きに利用してみるのも一つの手かもしれませんね。

 

 

◆消臭スプレーを使う

汗が染み込んだ中敷きに、消臭スプレーをかけて乾燥させる方法もあります。

 

ただし、根本に生えた菌を除去できたとは限りませんので、効果の持続は長続きしない場合もあります。

 

取り外し可能な中敷きの場合は、靴から出して消臭スプレーをかけて乾燥させましょう。

 

 

◆固く絞った濡れタオルで中敷きを拭く

1日使って汗を吸った中敷きは固く絞った濡れタオルで拭き上げましょう。

 

拭き終わったら乾燥させます。

 

こまめに拭いて雑菌の繁殖を抑えることで、臭いが軽減できます。

 

◆足のケアを行う

爪に汚れが溜まって臭いの原因になったり、足に付着した細菌が中敷きに移る可能性もあるでしょう。

 

足のケアは見落としがちですが、お風呂に入った時にしっかり石鹸で洗うだけでも違ってきます。

 

また、身近な重曹を使って、足湯する方法もあります。

 

重曹を溶かしたお湯で足湯すれば、臭い防止&リラックス効果があるでしょう。

 

◆使い捨ての中敷きを使う

消臭効果が高い中敷きを買うのも良いですが、使い捨て感覚で中敷きを頻繁に買い替えるというのも一つの手でしょう。

 

100円ショップでもジェルタイプの中敷きや布素材の中敷きなど種類がたくさん販売されています。

 

お手入れが面倒!という場合は、思い切って使い捨てにしてみてはどうでしょうか?

 

まとめ

 

◆中敷きは洗濯可能(ポリウレタンが使用されている場合は注意する)

 

◆靴の中は雑菌が活発になりやすいので、洗濯して衛生的にするのがよい

 

◆粉末酸素系漂白剤を使用すると、臭い対策として効果的

 

◆生地へのダメージを最小限に抑えたい場合はオシャレ着用洗剤がオススメ

 

◆砂や泥汚れが酷い場合は泥専用洗剤がオススメ

 

◆洗濯機での洗い方

①洗濯ネットに入れて洗濯機にセットする

②通常通り洗い、短時間で脱水する

③風通しの良い場所で陰干しする

 

◆手洗い方法

①容器にぬるま湯を張り、中性洗剤を加えて混ぜる

②中敷きを浸け、優しく洗う

③ぬるま湯を入れ替えながらすすぐ

④容器から取り出し、タオルで挟んでドライする

⑤風通しの良い場所で陰干しする