雑巾は窓や床などあらゆる場所を拭ける昔ながらの掃除用品ですね。
しかし、使いこんでいくとどんどん黒ずんで臭くなってしまい、使うのを躊躇しそうなほど汚れてしまいます。
雑巾の汚れ
雑巾の汚れの種類
洗浄力が高い洗剤を使っているはずなのに汚れが全然落ちない!
という経験をされた方はいませんか?
実は、汚れに合った洗剤を選べていないことや洗い方の順番に原因があると考えられます。
雑巾がひどく汚れている場合は、洗い方の順番としてまず汚れの原因を取り除いた上で、黒ずみの色素を漂白することが重要です。
色を白くするなら漂白剤でしょ!
と最初から使っても本来の効果は発揮できません。
◆砂や泥、ホコリなどの「不溶性の汚れ」
窓や玄関、床掃除などで雑巾を使うと砂やホコリが付着します。
砂やホコリは「不溶性の汚れ」とされ、水や油にも溶けないという厄介な性質を持っています。
そのため、洗剤や漂白剤を使用しても汚れが落ちないのです。
しかも、砂や泥の粒子は雑巾の繊維の隙間に入り込むとなかなか取れづらくなっています。
こうした不溶性の汚れに効果的なのが固形石鹸です。
◆食品油や皮脂などの「酸性の汚れ」
キッチン周りで使う雑巾には、調理中の油汚れが付着しています。
食品油や皮脂などの汚れは「酸性汚れ」に分類されます。
中和して汚れを分解させるためにはアルカリ性の洗剤や重曹が効果的です。
アルカリ成分が油や皮脂汚れに含まれるタンパク質を分解して、乳化してくれますよ。
ただし、アルカリ性の洗剤は手荒れを招く可能性もあります。
使用時はゴム手袋を着用しましょう。
雑巾の洗い方
雑巾は場所ごとで分けて使用している人も多いでしょう。
使う場所によって汚れの種類も異なります。
先に話した通り、雑巾がどんな種類の汚れに当てはまるか確認して洗い方を使い分けましょう。
また、雑巾にホコリや髪の毛が絡まった状態で洗うと排水溝が詰まる原因にもなります。
少々面倒に感じるかもしれませんが、事前にある程度ゴミを取り除いておくと良いでしょう。
洗濯機での洗い方
洗濯機でも洗えますが、汚れが酷い場合は手洗いがオススメです。
洗濯機は全体的な汚れを落とすのに効果的で、手洗いは部分的な汚れを落とすのに向いているでしょう。
◆おおまかな汚れは手洗いで落とす
汚れた雑巾をそのまま洗うと雑菌が洗濯機に移る可能性があります。
手洗いでおおまかな汚れを落とした後、通常より多めの洗剤量で洗濯しましょう。
◆洗濯物といっしょに洗わない
雑巾の雑菌が他の洗濯物に移ると大変なので、できるだけ単独で洗濯しましょう。
手洗い方法
◆固形石鹸で落とす
・必要な物
・固形石鹸
・ぬるま湯
・バケツ
色々な汚れに効くとされる「ウタマロ石鹸」の名前をご存知な方は多いでしょう。
ウタマロ石鹸は泥汚れや襟や袖の皮脂汚れにも効く上に、衣類の白さを取り戻す「蛍光増白剤」も入っています。
・手順
①砂や泥は乾かして、取れそうな部分ははたいて取り除いておきましょう。
②バケツにぬるま湯(40℃)を入れ、雑巾に固形石鹸を擦りつけます。
③たっぷりの泡をつくり、手で揉み洗いましょう。
④汚れたぬるま湯を捨て、新しいお湯にかえます。
⑤汚れが取れるまで揉み洗いを繰り返し、最後にしっかりすすぎ洗いしましょう。
⑥水気を絞って、天日干しで乾燥させましょう。
◆アルカリ性洗剤・重曹を使う
キッチン周りに使った雑巾なら、アルカリ性の洗剤や重曹で汚れを落とせます。
・必要な物