【ベビーカーの洗い方】カビ取りや掃除、洗濯方法を紹介【汚れをクリーニング】

ベビーカーの洗い方

洗う際の注意点

まずはベビーカーを洗う際に注意したいポイントを見ていきましょう。

 

◆取り外し時には取扱説明書を確認する

洗う時には最初に部品の取り外しをしますね。取り外し時には必ず取扱説明書を手元において、作業しましょう。もしくは、作業前の状態を写真に残しておいても良いでしょう。ベビーカーは使用部品も多く、複雑な構造をしているので、洗濯後に元に戻すとなると一苦労です。その上、間違った取り付け方をしてしまうと、使用時に転倒や思わぬ事故を招きかねません。必ず取扱説明書を確認してから、洗う様にして下さいね。

 

肌に優しい洗剤を使う

強めのアルカリ性洗剤や漂白剤は洗浄力や漂白力が強い反面、肌への影響も心配です。できるだけ使用しないようにしましょう。また色落ちの心配もあります。

 

 

洗えるものと洗えないもので分類分けしておく

ベビーカーは場所によって洗濯できる・できないもの、取り外しできる・できないものが異なります。洗える場合は、洗濯機で洗えるもの、手洗いで洗えるものに分かれてきます。作業する前に取扱説明書で洗濯表示を確認して、分類分けしながら作業すれば効率が上がりますよ。

 

 

洗い方・お手入れ方法

 

続いて、部分ごとの洗い方やお手入れ方法を見ていきましょう。

 

洗えるもの

最近のベビーカーは取り外して洗えるものが多くなってきています。例えば、シートや座面クッション、ベルトカバー、フロントガードのカバーなどです。(あくまで一例ですのでメーカーや商品によって異なります。まずは洗濯表示を確認して下さいね。)

 

◆洗濯機で洗う方法

洗濯機対応のものは、洗濯機で手軽に洗いましょう。大きいものは洗濯機で洗うと、簡単です。ベビーカーをより長持ちさせるためにも、洗濯機で洗う時は下記の点に注意して下さい。

 

・部分ごとに洗濯ネットに入れて、単独で洗うようにしましょう。型崩れやほつれ、色落ちを避けることができます。

・弱水流を設定しましょう。圧力を少なくして洗濯によるダメージを防げます。

・オシャレ着洗剤もしくは赤ちゃん用洗濯洗剤を使用しましょう。赤ちゃんの肌や生地への負担が少ない洗剤を選べば安心ですね。

・脱水時間は短めにしましょう。劣化や型崩れを防ぎます。

 

 

手洗いで洗う方法①

洗濯機不可な場合や傷みや型崩れが気になる場合は、手洗いしましょう。また、汚れが酷い部分も、手洗いなら集中的に洗うことができるのでオススメです。

 

手順

①洗面台や浴槽、大きめの容器などにぬるま湯を溜めましょう。

ぬるま湯の温度が低すぎると汚れが落ちにくく、高すぎると生地を傷めることになります。40℃前後のぬるま湯を準備しましょう

②①の中にオシャレ着用洗剤もしくは赤ちゃん用洗濯洗剤を溶かします。

③洗いたいものをしっかりと浸します。

④汚れが酷い部分は、ブラシでこすったり、軽くもみ洗いしたりしておきましょう。

⑤全体を押し洗いして、繊維の奥まで洗剤液が行き渡ったらお湯を捨て、新しいぬるま湯を入れてすすぎます。汚れや泡がなくなるまで、押し洗い→すすぎを繰り返します。

⑥軽く絞り、乾いたタオルで挟むようにして水気を切ります。

元の状態をキープできるように形を整えましょう。洗濯で脱水できる場合は、脱水をかけると乾燥時間を短縮できます。

⑦濡れた状態で消臭除菌スプレーをかけておきましょう。

洗濯から乾燥するまでに雑菌は繁殖します。スプレーすることで除菌効果もあります。

⑧黄ばみや変色防止のために、日陰干しでしっかり乾燥させます。

 

手洗いで洗う方法②

嫌なニオイが染みついて、汚れが酷い…という場合は、オシャレ着洗剤に重曹をプラスした方法を試してみましょう。重曹はアルカリ性に当たるので、肌への影響も気になるところです。特に赤ちゃんや肌が弱いお子様の場合は、この方法は適しません。当てはまる場合は手洗い方法①を繰り返し行い、少しずつ汚れを落とすようにしましょう。また、重曹はお湯で溶かすことで強アルカリ性に変化します。使用する際は温度や分量に注意しましょう。

 

手順

①浴槽や洗面台、大きめの容器にぬるま湯を溜めましょう。

②ぬるま湯(40℃以下)に重曹とオシャレ着洗剤を混ぜます。

③洗いたいものをしっかりと浸します。

④しばらく時間を置きます。

⑤汚れが酷い部分は、ブラシでこすったり、軽くもみ洗いしたりしておきましょう。

⑥全体を押し洗いして、繊維の奥まで洗剤が行き渡ったらお湯を捨て、新しいぬるま湯を入れてすすぎます。汚れや泡がなくなるまで、押し洗い→すすぎを繰り返します。

⑦軽く絞り、乾いたタオルで挟むようにして水気を切ります。

⑧日陰干しでしっかり乾燥させます。

 

 

洗えないもの

洗えないものの場合、拭き掃除がお手入れの基本になります。洗えないものとしては、フレームやタイヤ、日よけカバーなどが挙げられます。商品によっては、ベルト部分も取り外しできない場合もあります。

 

フレーム、ベルト

水に濡らして固く絞ったタオルで拭いていきます。フレームに錆びているところがあれば、サンドペーパーなどを使って錆びを削り落とします。ベルト部分は汗を吸収しやすいです。最後に除菌消臭スプレーを噴射しておくと、カビを防げるでしょう。

 

タイヤ

タイヤは砂や泥、ホコリが溜まりやすい場所です。汚れを放置していると、タイヤの回転が悪くなり不安定なので、最悪転倒する危険性があります。安全のためにも、こまめな掃除が重要になるでしょう。

 

手順

①不要な歯ブラシや爪楊枝を使って、はまりこんだ細かい汚れを取り除きましょう。

②固く絞った濡れ雑巾でしっかりと汚れを拭き取っていきます。

③接続部分に潤滑油を注油しましょう。使用頻度にもよりますが、数カ月に一度行うと良いです。

 

日よけカバー

日よけカバーも、固く絞った濡れタオルで全体を拭きます。酷い汚れの場合は洗剤を垂らして、歯ブラシで擦り洗いしましょう。屋外でしっかり乾燥させる場所があれば、ホースを使い水圧で汚れを洗い流しても良いかもしれません。

 

カビが生えている場合は?

 

抵抗力の弱いこどもにとって、カビは大敵です。下記のカビの落とし方を実践して、早めに対策しましょう。

 

濡れタオル+アルコールスプレーを使う

カビは生え始めであれば、固く絞った濡れタオルで拭き取ることで、簡単に取ることができます。作業後は除菌スプレーでカビを予防しましょう。ただし、黒カビが定着している場合、完全に落とし切ることは難しいです。漂白剤を使用すれば、多少は落とせるかもしれませんが、あまりオススメはできません。買い替えなど、別の方法を検討しましょう。

 

 

中性洗剤や重曹を使う

中性洗剤や重曹をつけたブラシかタオルを使って、カビをこすり落としましょう。その後、ぬるま湯で濡らしたタオルで洗剤をキレイに拭き取って下さい。

 

 

部品交換やクリーニングを利用する

カビが酷くて手に負えない場合は、思い切って部品交換やクリーニングを利用するのも一つの手です。自己判断で誤った方法を行うよりも、専門業者に任せれば安心ですね。メーカーによっては、独自でそういったサービス提供をしている場合もあります。利用してみてはいかがでしょうか?

 

漂白剤を使う

漂白剤は肌への負担や色落ちなどのトラブルを招く場合もありますので、最終手段と考えて下さい。色柄物対応の漂白剤をスポンジや歯ブラシにつけて、カビの部分を叩きます。数時間放置してから、濡れたタオルでしっかりと拭き取りましょう。

 

 

カビ取り専用洗剤を使う

こちらも漂白剤同様に、最終的な方法です。どうしてもカビを取り除きたい!という場合は試してみましょう。この方法ではゴム手袋の着用と換気が必要になります。お風呂場で作業すれば、シャワーで簡単にすすぎ落とせますよ。

 

手順

①カビが生えているところに、カビ取り専用の洗剤をかけて一定時間置いておきます。

②シャワーで洗剤を流します。

まだカビが残っていたら、洗剤の原液をつけた歯ブラシでこすり落とします。

③カビが落ちたら、手洗いもしくは洗濯機で全体を洗いましょう。

④除菌スプレーを噴射しておきます。

⑤日陰干しで乾燥させます。