【鏡の捨て方・処分方法】風水・縁起に注意した処分の仕方【コンパクト・全身鏡(姿見)・割れてない鏡】

鏡の捨て方

 

鏡を捨てる手段としては、以下の方法があります。

 

①各自治体を介して回収する方法

②自身でゴミ処理センターなどへ持ち込む方法

③不用品回収業者に委託する方法

④フリマアプリで売る方法

 

基本的なルールや流れについて、順番を追って見ていきましょう。

 

①各自治体のゴミ回収で捨てる場合

各自治体を介して捨てる方法はお馴染みですね。ゴミの種類によって各自治体ルールに従った方法で、指定場所へ指定日にまとめて捨てていますよね。鏡を捨てる場合も自治体を介してゴミを回収してもらう場合、各自治体でのルールに基づいて出すのが基本です。

 

◆鏡のゴミ分類

多くの自治体で鏡は「不燃ゴミ」や「粗大ゴミ」として扱われています。不燃ゴミ・粗大ゴミの区別は、自治体が決めた大きさ以下・以上かで判断されると考えて良いでしょう。東京都23区であれば30cm以上のものを粗大ゴミとして定めています。ただし、自分で解体して指定の袋に収まるのであれば、不燃ゴミとして出すこともできます。解体時は手袋をして飛散して怪我をしないように十分注意して下さい。

 

※具体的なゴミの分類は各自治体によって異なっているので、自治体HPなどを確認した上で分類しましょう。ここでは基本的な分類についてお伝えしています。

 

・手鏡サイズの小さな鏡

「不燃ゴミ」として扱われることが多いです。自治体のルールに従った方法で出すようにしましょう。

 

・鏡付きコンパクトミラー

女性にはお馴染みのファンデーションに鏡がついたミラーなどです。外側はプラスチック製のことが多いですよね。容器の裏側にプラマークの表示があれば、可燃ゴミに出しても構いません。

 

…プラマークの表示がない場合は?

商品によっては外箱に分類詳細が記載され、容器本体には記載されていない場合もあります。捨ててしまって分からない場合は、不燃ゴミとして扱うことが多いようです。(※必ずとは限りません。自治体のルールを確認の上、正しい捨て方をしましょう。)また、中身のファンデーションが残っている場合は、きちんと分類してから捨てましょう。ファンデーションは爪楊枝などで割り、ティッシュに包んで可燃ゴミと一緒に捨てて下さい。

 

・全身鏡やドレッサーなどの大きな鏡

姿見やドレッサーなどの大きいサイズは「粗大ゴミ」として扱われることが多いです。指定の収集日に所定の場所に出し回収してもらうのが一般的です。自治体によって粗大ゴミの規定サイズは違います。

また、基本的に自身で荷物の運び込みが必要になります。大きいサイズであるなど、自分で運べない場合は、無理せずに回収業者に依頼しましょう。

 

鏡を捨てる時の注意点は?

鏡は割れ物ですので、例え割れていない鏡だとしても関わる人が怪我をしないように留意することが大事でしょう。普通の可燃ゴミと同じように袋に入れるのではなく、出し方も指定されている場合が多いです。以下は一例になります。

 

・無色透明な袋に入れる

・割れてしまっている場合は新聞紙や厚紙に包む

・「鏡」、「割れ物」、「危険」などの文字を袋に記載する

 

また、他にも回収時に怪我をしないためにも、指定がなくても以下の方法を行うことが望ましいです。

 

・ひびが入っている鏡は、飛び散りや怪我防止のためにガムテープなどで補強する

 

自治体の粗大ゴミで出す場合、かかる費用は?

かかる費用の目安としては、東京23区を例にあげると300~2500円前後になります。粗大ゴミにかかる費用は各自治体で異なり、1品で300円均一の場合もあれば、品目によって金額設定が違うなど様々です。各自治体で発行された処理券を購入して、(場合により)氏名を記入後にゴミ袋へ貼付し、指定日に出すという方法が一般的です。ちなみに、椅子付きの化粧台はそれぞれ別のゴミとして扱われ、個々の手数料がかかる自治体もあります。

 

 

②ゴミ処理センターへ直接持ち込む場合

引っ越し等で大量の不要品が出たため、自身で搬入したいという場合、ゴミ処理センターへの持ち込みも可能です。ゴミ処理センターが近い場所にあるなら便利かもしれません。ゴミ搬入時に身分証明がある所や、袋の色を指定されている場合もあります。また、開館時間なども決まっているため、無駄足にならないように事前にHPで確認しておきましょう。

 

ゴミ処理センターに持ち込む場合、かかる費用は?

ゴミ処理センターへ自身で持ち込む場合も、地域によって費用は異なります。10kg、100kgなどkg数ごとでの値段を定められていることが多いでしょう。目安としては10kg以内の搬入であれば数百円~、100kg以内の搬入で数千円~費用がかかると考えておきましょう。規定以上の重さを超えた場合は追加料金がかかってきます。

 

③不用品回収業者に委託する場合

自身の運び込みが難しい、大量の不用品を一度に片付けたい場合は不用品回収業者に委託するのをおススメします。

 

不用品回収業者に委託する場合、かかる費用は?

不用品回収業者に依頼する場合は8000円~1万円前後かかると考えておくと良いでしょう。車両費や人件費に加え、数百円~数千円などゴミの品目別に料金がプラスされていく場合や、トラック丸ごと分のゴミを回収で数万円などという料金設定の業者もあります。事業者がある県内であればどこでも出張回収に来てくれる場合や、住む地域が回収業者の事業所から遠い場合は追加料金がかかる場合もあるようです。

業者を比較する際には、「料金設定が明瞭である」「行政許可が下りているか」のポイントを抑えると安心です。複数の回収業者で見積もりを取って、費用や都合を考えて納得した上で依頼先を決めましょう。

 

※「無料回収します!」にはご注意を※

「不要になった○○を無料で回収します」などと放送しながら営業する巡回車もありますね。無料なら良いか!と安易に考えないようにして下さい。近年、回収業者が顧客から回収したゴミを不法投棄するという例が後を絶たず、社会問題になっています。場合により不法投棄した人だけでなく、回収を依頼した人も罰せられることもあります。

 

④フリマアプリなどで売る

ヤフーオークションやメルカリなどのフリマアプリを使用することで、個人でも簡単に売買ができます。処分してしまう前に、一度フリマアプリに出品してみるのはいかがでしょうか。配送にかかる手間はありますが、ゴミではなく使用できるものとして再利用できるので、とってもエコな処分方法です。自分が大事にしていた物がまた使ってもらえるのは嬉しいですよね。

 

 

風水・縁起に留意した鏡の捨て方

 

今までお話ししたのは一般的な鏡の処分方法です。ここからは風水としての重要な位置にある「鏡」としての処分方法をご紹介します。

 

古来より鏡は風水において幸せを増幅させたり、不幸を跳ね除けるなど気を司ると信じられてきました。今でもその風習は残っており、神社などでは御神体として大切に祀られています。様々な運気と鏡は密接な関係にあるので、風水を意識するのであれば捨て方も気を付けなければなりません。鏡を捨てる時には以下の方法を試しましょう。

 

鏡の一部を割る

風水的に鏡は、「不吉なことから身を守ってくれる」とされています。そのため、鏡の一部を割る行為は「鏡のお役目を終える」という意味があります。これまで邪気から身を守ってくれた鏡に感謝し、一部を割ってお役目を終了させてあげましょう。

 

塩を使う

塩は、ケガレを浄化するものとして古くから利用されてきました。長期間使用して悪い気が溜まった鏡は、捨てる前に塩をふりかける、もしくは塩水に浸したタオルで拭いて清めましょう。

 

白い布で包む

白は気を浄化する力がある色とされています。白い布や紙で覆ったり包んだりして何も映さないようにし、邪気を浄化しつつ、これ以上悪い気を溜めないように配慮しましょう。

 

生花を映す

生花は「陽の気」をもっているため、鏡に溜まった悪い気を相殺してくれます。ポイントは生花(生きている花)を映すことなので、ドライフラワーや造化、プリザーブドフラワーなどでは意味がありません。特にドライフラワーやプリザーブドフラワーは風水的に「死んでいる花」とされるため、より悪い気が溜まってしまうので注意が必要です。

 

感謝する

大事にしてきたものには心が宿るとされます。大切な人からの贈り物や、大事に使ってきた鏡であれば、感謝の気持ちを念じながら処分するのも良いでしょう。今までの感謝を伝えて、労りの気持ちで処分すれば、気持ちがよく破棄出来るのではないでしょうか。

 

神社に託す

故人の所有物だった他、思い入れの強い鏡であれば、神社へ供養をお願いすると良いでしょう。しっかり供養してもらうことで、捨てることへの後ろめたさを感じず、晴れやかな気持ちで送り出せますよ。