ゴミとしての分類
いらなくなったカーペットを捨てる際、気をつけなければならないのがゴミの分別です。
カーペットは、複数の繊維が使われているため、処理施設が対応できるかによって地区の分別ルールが異なります。
そのため、自治体の判断によってカーペットは、燃えるゴミ、燃えないゴミ、粗大ゴミのいずれかで分類します。
燃えるゴミ
サイズが小さいカーペットは、基本的に燃えるゴミになります。
表面が糸でできているため、燃える素材が製品の大部分であることが理由です。
裏素材のゴムなど燃えない部分があっても気にせず捨てるというのが多くの自治体の方針でありスタンスです。
折りたためるものは、重ねて袋に入るようにすることで燃えるゴミへ出します。
大きいものは裁断することで燃えるゴミに捨てることができます。
電気(ホット)カーペットは無理に切断すると怪我をする可能性があるので、素直に粗大ゴミに捨てましょう。
燃えないゴミ
カーペットを分別するとき、自治体の中には、燃えない(不燃)ゴミで指定する地域があります。
燃えないゴミの袋は燃えるゴミに比べて小さいので、大きいものは不燃粗大ゴミ扱いとなるので注意が必要です。
粗大ゴミ
カーペットのゴミ分類では、全国的に切らずに粗大ごみ指定を行う自治体が結構あります。
細かい条件部分は異なっていて、以下の方針で処理する自治体があります。
・袋に入らないものは粗大ゴミで分類、そうでないものは燃えるゴミ
・切らずにそのまま粗大ゴミで分類(燃えるゴミに出さない)
粗大ゴミに出すのは費用がかかりますから、燃えるゴミに出したい人もいるかもしれません。
ですが、自治体の処理施設が対応していないのであれば、粗大ゴミできちんと分別しましょう。
カーペット繊維の種類
カーペットと一口に言っても色々あります。
製品によって主要素材は異なることや特殊な加工で作られたものなどあります。
特に、カーペットとしても持つ機能には、固さ、柔らかさをはじめ、防音加工、防水加工、抗ダニ加工、衝撃吸収(座ったときの感触)、断熱などがよく知られています。
素材にナイロンを使用していれば強度が高くなるなど、素材によってカーペットの性質が決まります。
そして、カーペットを生み出すのに繊維が大きく分けて二種類使われています。
・天然繊維(綿、い草、ウール、麻など)
・化学繊維(ナイロン、ポリエステル、アクリルなど)
それぞれ、主繊維として使われていれば、ゴミの分別時に異なる素材となるものです。
たいていの自治体は、分別がバラバラである素材が使われているという前提で回収ルールを定めています。
・明らかに燃えそうにない素材で全体が作られている
・カーペットだから燃えるゴミでほんとに良いのか迷う
といった方は、役所の環境課などに問い合わせて直接分別の仕方を確認するのが確実でしょう。
ゴミとしての捨て方
切断方法
◆必要なもの
・大型のハサミ
・軍手、手袋
◆手順
①軍手をして、大型のハサミ(裁縫、工具用)を用意します。
②カーペットは生地が固いので、はさみを入れて少しずつ切断します。
③だいたい30cm~1mになるくらいの大きさを目安に、四角形に等分します。
④切ったカーペットを重ねて折りたたみ、袋に入れます。
切断した後に、まとめて袋に入れれば余計な手間がかかりません。
注意点は、通常のサイズのハサミではうまく力が伝わらずに切ることができないことです。
小さすぎるハサミや安物のハサミを使用すると、手が痛くなるので、大きくてできるだけ性能の高いハサミを用意しましょう。
捨てる以外の処分方法
回収業者に引き取ってもらう
カーペットは、専門業者に費用を払って大量に持ち込むことが可能です。他に、無料回収を行う業者があります。
CAINZなど不用品無料回収を請け負っているので、連絡すれば回収してくれます。
リサイクルショップに持っていく
新品や使用していない未使用のカーペットであれば、リサイクルショップで買取を行える可能性があります。
ただし、臭いや汚れのひどいものは処分するしかありません。
出張買取を行う業者であれば、自宅で査定できるので電話やWEBで依頼してみましょう。
一部、カーペット類を専門に買取る業者があるので、そちらに持っていくとカーペット本来の相場価格で査定してもらえることがあります。
また、上質な素材の高級カーペットで未使用ならヤフオクやメルカリなど、オークションで高値で売れることがあります。
再利用する
カーペットは丈夫なことが多いので、ペットの敷物にしたりできます。
また、外の台座かけや外作業の敷物として再利用するという方法などがあります。
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