材料・道具
乾燥剤
◆100均の乾燥剤
押し花作りに欠かせないのが、お花の乾燥を助けてくれるグッズです。
押し花作りには、専用の乾燥シートを買うのが一番ですが、費用が掛かることや、販売店を探すのが面倒だというデメリットもあります。
そのようなときは、100均の乾燥剤を利用するのがお薦め。
どこの100均でも、シリカゲルを中心とした乾燥剤は、ほぼ必ず取り扱っています。
100均の乾燥剤は、湿気取りや食品保存などを目的としたものが多く、収納コーナーやキッチンコーナーなどで販売されています。
◆カラリン除湿シート
出典:シリカゲル乾燥剤、除湿剤の種類 – 100均・ダイソー・キャンドゥ
キャンドゥで販売している「カラリン除湿シート」は、押し花作りにもお薦め。
薄手のシートの中に、シリカゲルが封入されている作りです。
新聞紙とお花をサンドイッチしたものに、一緒に挟み込んでからプレスすると、お花の乾燥を早めてくれます。
この乾燥剤は、水気を吸っても、水分が染み出したり、ゼリー状に変化することがありません。
自ら水分を放出してくれるので、頻繁に乾燥剤を取り替える必要がないのが便利です。
ただし、押し花用の乾燥シートに比べると、吸水力は劣ります。
ピンセット
出典:ダイソーの精密ピンセットシリーズが意外といい感じです!
押し花を取り扱うときには、ピンセットが必需品。
それも、先端が細長くなっている、クラフト用のピンセットが必要です。
ホームセンターなどで買うと、千円程することもあるクラフト用ピンセットですが、100均でも手に入れることができます。
100均のクラフト用ピンセットは、DIYや工具コーナー、クラフトコーナーなどで販売しています。
アレンジグッズ
レジン
押し花アレンジで人気があるのが、レジンクラフトです。
近年、レジンクラフトの人気が高まるにつれて、100均でも、数多くのレジン用グッズを取り扱うようになりました。
たとえば、クラフト系に強いセリアでは、レジンに係わるあらゆる道具が揃っているのではないかというぐらい、品揃えが豊富です。
レジン液をはじめとして、モールドやミール皿、装飾パーツなど、さまざまなレジングッズが100円で購入可能。
押し花レジンの手始めには、セリアなどの100均で、レジングッズを揃えるのが近道です。
ラミネートフィルム
押し花を使って、しおりやランチョンマットを作るときには、100均のラミネートフィルムが便利。
2枚のフィルムシートの間に、押し花を挟んで接着するだけで、簡単にラミネート加工することができます。
ラミネート加工することで、押し花が長持ちするというメリットも。
100均で買える押し花グッズ
押し花の小花パーツ
100均で売っている押し花は、ネイル用のものがほとんど。
そのため、小ぶりなお花の押し花が多いです。
その中でも、比較的大きめなのが、セリアの小花パーツです。
小花パーツは、ネイルパーツやレジンパーツとして、ネイルコーナーやクラフトコーナーに販売されています。
気になるサイズは、爪に乗せると、2個でいっぱいになるぐらい。
それほど大きいわけではないので、単体でクラフトに使うには、物足りないかもしれません。
ですが、着色されたカラフルな押し花なので、大きなお花の脇役として役立たせることができます。
手作りした押し花作品に、もう少し彩りを添えたいときに、小花パーツは便利です。
スマホケースやしおり作りなどに、メインとなるお花のサイドに散らすと、メルヘンな雰囲気に仕上がります。
もちろん、ネイルパーツやレジンパーツとして使うならば、小花だけを散らしてもさまになります。
ポプリ
◆バラのポプリ
100均で売っているポプリを、押し花として利用することができます。
たとえば、バラのポプリでは、花びらをばらして乾燥したものに、香りを付けて販売しています。
この花びらは、バラの形に組み立て直すと、バラの押し花代わりにすることができます。
ポプリを使った押し花クラフトでは、作品の見映えだけでなく、甘い香りも楽しむことができるのが魅力です。
◆カーブの修正
ポプリの花びらは、丸くカーブしていることが多いです。
そのため、ポプリから取り出した花びらを、紙の上に並べてから、指などで丸みを伸ばします。
丸みが気になるときは、軽く重しをして伸ばすこともできます。
なお、強い力がかかると、ポプリは破れたり、割れたりします。
重しを乗せるときは、頻繁に様子を見ながら、重さを加減しましょう。
なお、少しぐらいのカーブは気にせずに、丸みを残したままでも、押し花として利用できます。
たとえば、額縁に入れて飾るときには、カーブが残ったままのほうが、立体感のあるバラに仕上がります。
100均で買える押し花風グッズ
押し花風シール
◆押し花風ネイルシール
100均での品揃えが豊富なのが、押し花風のネイルシールです。
押し花を再現してプリントしたシールは、まるで本物のように精巧な出来映え。
ぱっと見ただけでは、押し花か押し花風なのかは見分けがつかないほどです。
そして、本物以上にビビッドな色使いが、指先を可憐に彩ってくれます。
なお、押し花風ネイルシールは、ダイソーやセリアなど、多くの100均で取り扱っています。
◆アレンジ方法
押し花風ネイルシールは、ネイルパーツとして使う以外にも、スマホケースやフォトプレートなどのデコに大活躍。
シールなのでいろいろな場所に貼って、アレンジを楽しむことができます。
たとえば、ハガキやカードなどに貼ると、簡単に押し花風アレンジが完成。
プチエレガントな雰囲気が出るので、結婚式の招待状や席次表作りのワンポイントにお薦めです。
また、手鏡やアクセサリーボックスなど、お気に入りの雑貨に貼ると、乙女気分が高まるでしょう。
造花
出典:https://www.instagram.com/p/Bfm56T1HbL8/
◆セリアの造花
押し花らしい雰囲気を大事にしたいときは、100均の造花を活用してみましょう。
たとえば、セリアの造花コーナーは、100円とは思えないほど、多彩な品揃えが人気。
派手な色をした、いかにも造花らしい造花から、自然の発色に近い、本物のお花のように見える造花まで、いろいろな造花が揃っています。
◆アジサイの造花
押し花風に仕上げたい人にお薦めなのが、セリアで売っている、アジサイの造花です。
一見、アジサイの生花と比べても、遜色ない仕上がりには驚くほど。
やや色あせたような風合いが、押し花にしたアジサイに近い見た目となっています。
◆アレンジ方法
造花は、押し花代わりに、レジンやラミネートなどに加工することができます。
そのほか、そのまま飾ったり、ちぎったり貼り付けたりと、使い方は自由自在。
少々引っ張っても破れにくく、お花も落ちにくいので、本物の押し花よりもアレンジしやすいのがメリットです。
生花に近いサイズのお花が多いので、ウェルカムボードなどの装飾にもピッタリ。
ぱっと目を引くアレンジに仕上がります。
また、バラの造花などでは、花びらを一枚ごとにばらしてから、組み立てて使う方法もあります。
クラフトパンチ
出典:しかけ絵本 & 手作りポップアップカード □v( ´・_・` )
◆100均のクラフトパンチ
100均のクラフトパンチを使って、押し花風のデコアレンジを楽しむことができます。
押し花風に利用できるのが、お花型や桜型、ハート型のクラフトパンチです。
パンチする紙は、色画用紙や折り紙などでOK。
和紙など、紙の材質にこだわると、本物の押し花のような風合いに仕上げることができます。
◆ハート型パンチのアレンジ方法
ハート型のクラフトパンチでは、ハートを何枚か組み合わせて、お花を形作ることができます。
たとえば、薄緑色の和紙などをハート型にくり抜いてから、4枚を繋ぎ合わせると、押し花風に見える、四つ葉のクローバーの出来上がり。
桃色の紙をくり抜いてから、折り目を付けて繋ぎ合わせると、桜の押し花のようなアレンジに仕上がります。
押し花柄のデコペーパー・ファブリック
100均のラッピングコーナーなどでは、押し花柄のラッピングペーパーやデコペーパーを売っていることがあります。
運がいいと、ボタニカルアートのように、繊細なタッチで描かれた、押し花プリントが見つかることも。
同じく、キッチン雑貨やインテリア雑貨などでも、押し花柄がプリントされた布地を販売していることがあります。
クラフトコーナーのハギレや、DIYのクロスなどにも掘り出し物がないか探してみるといいでしょう。
◆アレンジ方法
デコペーパーやファブリックに描かれた押し花柄は、レジンの装飾パーツとして利用できます。
イエロー系のレジン液で硬化させれば、本物の押し花を使うよりも、アンティークで落ち着いた雰囲気に仕上がります。