【タッパーの臭い・汚れ(カレー、油)を落とす洗い方】匂い・色素沈着の取り方!

 

タッパーの汚れ

タッパーに色や臭いが移りやすい理由は?

タッパーに色や臭いが移りやすい理由は、タッパーの材質が大きく関係しています。

 

タッパーなどのプラスチック製は、耐熱ガラスや陶器と比べても臭いや色が移りやすいとされています。

 

プラスチック製品は表面に細かい凹凸があるため、食べカスや油がはまり込んでしまいます。

 

また、親油性があり油によくなじむため、食品中の油汚れを吸着させやすい性質も持ち合わせています。

 

凹凸にはまりこんだ食べ物の色素や臭いが原因となって、結果的に色移りや臭い移りが発生してしまいます。

 

臭いの落とし方

カレーやキムチなどの色や臭いが強い食品を入れると、頑固な臭いはなかなか取れません。

 

ここでは、タッパーについた臭いの落とし方をご紹介しています。

 

重曹を加熱して使う

消臭効果が高いものといえば重曹ですね。

 

食品は主に酸性に属していることが多いので、臭いや汚れを中和させるにはアルカリ性の重曹が効果的です。

 

また、重曹は通常だと弱アルカリ性に属していますが、加熱することで強アルカリ性に変化し、臭い取り効果もさらに高められますよ。

 

臭いも汚れも一気に落とせて一石二鳥ですね。

 

注意

高温の重曹水は強アルカリ性で危険なので、必ずゴム手袋などを着用して行いましょう。

 

万が一に備えるとしたら、保護メガネやマスクの着用もオススメします。

 

 

①タッパーに重曹と水を入れて溶かします。

 

重曹の割合を多くすると効果が高められます。

 

また、水は入れすぎると吹きこぼれの原因や加熱後取り出す際に大変になるので、タッパーの八分目くらいに留めておきましょう。

 

 

②レンジで2~3分加熱します。

 

電子レンジの機能や使用期間などによっても温まり方は異なります。

 

また、重曹は加熱すると一気に泡立ち吹きこぼれの危険があります。

 

様子を見ながら加熱し、沸騰し始めたら止めましょう。

 

加熱が足りない場合は少しずつ時間を足して下さい。

 

 

③荒熱が取れたら、水でしっかりとすすぎましょう。

 

加熱した重曹は強アルカリ性で手肌への影響が心配です。

 

ゴム手袋を使って洗いましょう。

 

レモンや酢を使う

 

酢に含まれる成分やレモンに含まれるリモネンという成分は、脱臭効果があるとされています。

 

また、酢にはぬめりなどを取り除く効果もありますよ。

 

掃除でも重宝するクエン酸でも代用可能です。

 

 

①タッパーに酢と水を1:2の割合で酢水を作って入れます。

 

 

②1時間ほどつけ置きします。

 

長時間つけすぎると酢の匂いが残りますのでご注意下さい。

 

 

③水で綺麗に洗い流しましょう。

 

 

お米のとぎ汁を使う

 

アク抜きや臭い取りにお米のとぎ汁を使うのは昔ながらの方法ですね。

 

お米にも油分が含まれているので、食品の油残り等による匂いも取れやすくしてくれます。

 

①お米のとぎ汁をタッパーに入れましょう。

 

とぎ始めの濃い汁を使うとより効果的です。

 

 

②1~2時間つけ置きし、柔らかいスポンジで擦り洗いします。

 

 

③すすぎ洗いしましょう。

 

塩を使う

魚や肉の臭み消しに塩を使うことがありますね。

 

塩には湿気や水分を吸着させ、臭いの原因菌を殺菌する力があります。

 

また、濃度の高い塩水でかき混ぜると、浸透圧の関係で容器の臭いが取れやすくなりますよ。

 

身近な調味料なので試しやすいですね。

 

①タッパーの八分目くらいまで水を入れます。

 

 

②大さじ3杯の塩を入れて、蓋をしっかり閉めた状態で数分間上下左右に振ります。

 

 

塩の研磨作用も期待できるので、臭いの原因となる汚れも同様に落としてくれます。

 

臭いがとれていない場合は、何度かこの作業を繰り返して下さい。

 

 

③臭いが取れたらすすいで、洗剤を使って通常通り洗いましょう。

 

コーヒーのガラを使う

 

コーヒーのガラは脱臭効果があります。

 

使用後のコーヒーのガラを乾かして、タッパーに入れてしばらく時間を置いておくだけです。

 

茶殻を使う

緑茶に含まれるカテキンには抗菌・消臭効果があります。

 

コーヒーと同様に乾燥させてタッパーに入れてしばらく時間を置きましょう。

 

天日干ししてフライパンで煎ると更に効果がアップしますよ。

 

タッパー以外にも靴や衣類の消臭にも使えます。

 

多めに用意しておいてお茶パックや不要なストッキングに詰めておけば、簡単に使えるのでオススメです。

 

野菜や果物のクズを使う

通常通り洗剤を使ってタッパーを洗い乾燥させた後に、野菜や果物のクズを入れておきましょう。

 

野菜であればキャベツの固い芯や葉の部分や、果物ならミカンや柚子などの皮を利用すると良いでしょう。

 

捨てるだけの野菜が再利用できてエコですね。

 

アルコールを使う

アルコールによって臭いの原因菌を直接殺菌することで、臭いを取り除いてくれます。

 

食品にかかっても問題ないアルコールスプレーを噴射して、乾燥させましょう。

 

 

天日干しする

紫外線には色を落とす効果があります。

 

色々な方法を試してみてダメだった場合、最終手段として試してみて下さい。

 

長時間照射しすぎると、タッパーが熱で変形したり割れやすくなる可能性もあるので注意しましょう。

 

色の落とし方

 

タッパーの色移りは不衛生に見えるので、できれば落としておきたいものですね。

 

通常の洗剤でも落ち切らない場合は、下記の方法をさっそく試してみましょう!

 

歯磨き粉を使う

歯磨き粉には研磨剤と同様の成分が含まれていることが多いため、汚れを掻きだしてくれるでしょう。

 

①布に歯みがき粉を付けて、色素が沈着している部分をこすります。

 

布を利用することでタッパーの表面に細かい傷が発生するのを防げます。

 

 

②色素が取れたら歯みがき粉を洗い流しましょう。

 

 

③普段通りに食器用洗剤で洗って乾燥させましょう。

 

お酢やクエン酸を使う

タッパーの表面に白い斑点状の汚れが発生する場合があります。

 

これは、洗った時の水や食品中に含まれるカルシウム成分が結晶化した物です。

 

結晶を放置するとどんどん目立っていくので、早々取り除きたいものですね。

 

そんな汚れにはお酢やクエン酸を使います。

 

お酢やクエン酸の成分によって、カルシウムが中和されて汚れが落ちていきます。

 

 

①タッパーに熱湯をお酢もしくはクエン酸を入れて溶かします。

 

 

②荒熱が取れるまで約10~15分時間を置きます。

 

 

③スポンジで白く汚れた箇所を優しく擦り洗いしましょう。

 

 

④水ですすぎ洗いし、通常通り洗剤で洗って乾燥させます。

 

重曹を使う

食品などの酸性の汚れはアルカリ性の重曹が効果的です。

 

タッパーにお湯を入れて汚れを浮かせた後、重曹を入れます。

 

半日ほど時間を置いて一旦水ですすいだ後、台所用洗剤で洗浄しましょう。

 

 

重曹水で煮沸する

重曹水を加熱し、その中にタッパーを入れて煮沸する方法です。

 

ただし、タッパーの種類によって耐熱温度が異なります。

 

耐熱温度が100℃以上であることを確認してから実践しましょう。

 

台所用の漂白剤を使う

漂白力が高いのは塩素系漂白力ですが、塩素臭やタッパーが傷むことを気にされる場合は酸素系漂白剤を使用しても構いません。

 

 

①タッパーに50mlの液体漂白剤、食器用洗剤一滴、水を入れていきます。

 

 

②レンジで40秒ほど加熱します。

 

タッパーの中の液体が泡立ち始めるまで、様子を見ながら加熱しましょう。

 

 

③加熱が終わったら、荒熱が取れるまで時間を置きます。

 

 

④通常通り洗って、すすぎましょう。

 

レモンを使う

 

臭い取りでも紹介したレモンを使って、色移りした色素を軽減させることができます。

 

即効性がある方法ではありませんが、繰り返し行うことで色を薄くしていきます。

 

①色素沈着している部分に半分に切ったレモンを直接塗り込むか、絞ったレモン汁をたっぷりつけます。

 

 

②そのまま日光もしくは照明などの光に当てます。

 

 

③色素が取れたら、ぬるま湯でしっかりと洗い流します。

 

 

④通常通り洗って、すすぎましょう。

 

クレンザーやメラミンスポンジで擦る

プラスチック表面の汚れを削り取る要領で、クレンザーやメラミンスポンジで擦りましょう。

 

完全に落とすことは難しくても、色を薄くすることができるかもしれません。

 

ただし、擦ることで細かい傷を増やしてしまう可能性があるので最終手段として考えた方がよいでしょう。

 

 

 

臭いや汚れの防止方法

 

臭いや汚れがつきやすいタッパーだからこそ、日頃の使い方に気を付けて少しでも長持ちさせたいですね。

 

臭いや汚れの防止方法をいくつかご紹介します。

 

使用後はなるべく早く洗う

色素や臭いがついたまま時間が経過すると色素沈着や臭いの定着に繋がります。

 

使用後はなるべく早く洗うようにしましょう。

 

すぐに洗えない場合は、お湯と洗剤を入れて振っておいたり、キッチンペーパーなどで余分な汚れを取り除いておくだけでも後処理が楽になります。

 

オリーブオイルを塗る

色素が強い食品を入れる前に、タッパーにオリーブオイルを塗っておきましょう。

 

色移りを防いでくれます。

 

プラスチック製品にある凹凸に油が張り付くことで、タッパー内側の表面を保護する働きがあります。

 

ラップを敷いておく

タッパーにラップを敷いておけば、食材の色や臭いが直接当たりません。

 

レンジで加熱する場合は、アルミホイルだと発火する恐れがあるので必ずラップを使用しましょう。

 

保管時は乾燥剤を入れる

臭いが移りやすい原因として、湿気が関係していることがあります。

 

しばらくタッパーを使わない場合は、お菓子などについている乾燥剤をタッパーに入れて保管してみましょう。

 

 

色素や臭いの強い食品を入れるタッパーを決めておく

カレーやトマトソースなどを入れる専用のタッパーを決めておくと、持っているタッパー全てが色・臭い移りすることはありませんね。

 

「色素沈着や臭い残りがどうしても許せない!」という場合は、耐熱ガラス製やステンレス製の保管容器を購入するようにしましょう。