オーブン・レンジで加熱できる?
牛乳パックの再利用の例として、オーブンやレンジで作るパウンドケーキやブラウニー、蒸しパンの型代わりに利用することがきます。
また、そのようにしてお菓子作りを楽しまれる方も多いです。
使用方法を最低限守れば、安全に再利用することができます。
しかし、トースターでの調理は、熱が強すぎるため燃えてしまう可能性がありますので控えましょう。
レンジでチンできるのか
牛乳パックをレンジでチンすることは可能です。
しかし、牛乳パックの封を閉じたまま温めてしまうと、容器内で牛乳が沸騰し蒸気で爆発してしまう可能性があるのでご注意ください。
牛乳パックのまま牛乳を温める際は、500Wで10~20秒などと、低い電力で短時間に収めるようにしましょう。
また、簡単なパウンドケーキの型代わりに牛乳パックを使用しレンジでチンすることもできます。
長時間加熱してしまうと燃える可能性がありますので控えるようにしましょう。
オーブンで使用できるのか
牛乳パックをオーブンで使用しても燃えないため大丈夫です。
多くの方が、パウンドケーキやブラウニーの型の代わりとして牛乳パックを再利用されています。
焼いた後の生地を牛乳パックから取り出しやすくする為に、容器の中にバターやオイルを塗ったり、クッキングペーパーなどを型の形に合わせてから生地を流し込むのがよいでしょう。
加熱の危険性
牛乳パックを加熱しすぎてしまうと、牛乳パックの外装のコーティングが溶けだしてしまう危険性があります。
そのため、オーブンで牛乳パックを使用する際は、オーブン板にコーティングが付いてしまわないよう、外側をアルミホイルで囲むようにしましょう。
仮に溶けだしてしまっても、アルミホイルが受け止めてくれますので安心です。
一方レンジでのアルミホイルの使用は厳禁ですので注意をしましょう。
また、内装のコーティングが溶けだしてしまう場合もあります。
ポリエチレンという成分で、体にとって害となる可能性があるのでケーキなどに付着してしまった部分を食べるのは控えましょう。
耐熱温度
一般社団法人日本乳業協会のホームページでは、牛乳パックの使用方法についてのQ&Aが記載されています。
牛乳パックに使われているポリエチレンは、85~95℃で柔らかくなり、100℃を超えると溶け始めます。
オーブンの使用は確実に100℃を超えるので、牛乳パックは使用しないでください。
また、油分の多いものでは電子レンジや蒸し料理などでも100℃以上になることがありますので、牛乳パックの使用は避けてください。
牛乳の容器は「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」により容器の材質や強度が規定されており安全性は確認されていますが、加熱することは想定されていません。
牛乳は10℃以下で冷蔵保存、もしくはLL牛乳(ロングライフミルク)は常温保存が原則です。
雑誌や料理本などでも牛乳パックを容器に利用した例が紹介されていることがありますが、調理、特に加熱することは本来の目的外の使用となるのでおすすめできません。
温める場合のポイント
レンジやオーブンで牛乳パックを温めたり加熱する際は、3つポイントがあります。
1つ目はバターをお菓子の生地と容器の潤滑油として塗ることです。
2つ目はクッキングシートを容器の形にはめてから生地を流し込むこと。
1つ目と2つ目は焼きあがりに差が生じますのでおすすめです。
3つ目は、オーブンで加熱調理をする際は、牛乳パックの外側にアルミホイルを巻くことです。
コーティングが溶けだしてしまった際のお助け術です。
牛乳パックの活用方法
まな板
使用済み牛乳パックをきれいに洗い良く乾燥させます。
その後切り開いて使い捨てのまな板として使用することができます。
お肉やお魚など、普段使いのまな板で調理したくないものなどに打って付けの方法です。
洗う手間も省けるので時短にも繋がります。