「電気ケトルの中を見てみたら、白や茶色に汚れていた」ということがありますよね。
電気ケトルを使用していると、必ずと言っていいほど汚れてきます。
本記事では、電気ケトルの汚れの正体や洗い方、洗う頻度の目安を紹介します。
汚れの正体
電気ケトルは掃除せずに使用し続けていると、三か月もあれば底が茶色や白い斑点で汚れます。
この一見カビのような汚れの正体は水垢です。
水道水などに含まれるミネラル分によるもので、カルシウムイオンやマグネシウムイオンなどが水中の塩化物イオンと結合し、固形化した石灰です。
少量では体に害のあるものではないのですが、汚れた水を体内に入れるのを好む人はいないですよね。
またこれらの汚れが原因で、ケトル内部の熱伝導率が悪くなり、お湯が沸くまでの時間が長くなってしまうこともあります。
時間がかかる上に電気代が余計にかかってしまうのはメリットがないです。
電気ケトルは定期的に洗ってあげましょう。
洗い方・お手入れ方法
クエン酸・酢・レモン
◆クエン酸
電気ケトルの洗浄方法で一番メジャーなのがクエン酸を使う方法です。
「ケトルの汚れは石灰である」とご説明しましたが、石灰(水垢)はアルカリ性の成分となっています。
一方クエン酸は酸性であるため、クエン酸水を使用することで石灰と中和し、溶け出しやすくなります。
電気ケトルを販売しているメーカーとして有名な”ティファール“では、クエン酸を使った定期清掃をすすめています。
【クエン酸洗浄の仕方】
水を満水まで入れ、その中にクエン酸(15g程度)を入れて、かきまぜます。
ふたを閉めて沸騰させ、その後、約1時間放置します。
お湯を捨て、水で充分にすすぎます。
同じく電気ケトルのメーカーとして有名なタイガーでは、「PKS0210」というケトル洗浄用クエン酸を発売しております。
また、クエン酸の代わりに酢やレモンを使うこともできます。
酢やレモンも酸性であるため、クエン酸と同じ効果を発揮します(酸の強さはことなります)。
◆酢
お酢大さじ1杯を水を満水まで入れたケトルに入れ、お湯を沸かした後一時間ほど置き、その後水で流します。
◆レモン
満水のケトルにレモン二個を絞るか、レモン汁50mlを入れて沸騰させ、お湯を沸かした後一時間ほど置き、水で流します。