れんこんのカビ
カビる原因
◆乾燥させない
れんこんは根菜なので、乾燥することで悪くなりカビも生えやすいです。
また、土の中で育ってきたので、直射日光や空気がたくさん触れる場所も苦手です。
これらの場所で保存してしまうと、カビの原因になります。
保存する場合は乾燥を防ぐために、湿気が飛んでしまわないように注意します。
◆長期保存が効かない
れんこんは意外と知られていませんが、他の野菜に比べるとすぐにカビが生えてしまいます。
きちんとした保存方法でも1週間程度で限界がきてしまうので注意が必要です。
長期間保存しておくとカビの原因になってしまいますので、長期保存は行わないように注意しましょう。
カビの見分け方
◆白く綿毛のようにふわふわしたもの
白くふわふわしたタンポポの綿毛のような見た目のものが、れんこんに付着していた場合、これは白カビになります。
れんこんに一番生えやすいカビです。
節の切り口部分や、周りに点々と付着していることが多いです。
◆黒い斑点
れんこんには、黒い斑点が付着していることがよくあります。
黒カビと間違われやすいですが、これはカビではないので安心してください。
◆れんこんの穴が緑
れんこんを切ってみると穴の部分が緑に変色していた…
ということがよくありますが、これもカビではないので安心してください。
緑色だとカビを連想してしまいますが、これはれんこんに含まれている成分が関係しています。
れんこんには、タンニンという成分が含まれており、鉄分に反応するものです。
鉄分に反応すると青っぽくなったり、緑っぽく変色します。
気になるようであれば、変色部分だけを切り落として食べましょう。
カビの種類
◆白いカビ
れんこんに一番よくみられるカビです。
人間の体に害を及ぼすことはほとんどないと言われていますが、見つけたら口にはしないでください。
ふわふわとした見た目が特徴です。
また、白色なのですぐに見分けがつくと思います。
◆黒いカビ
れんこんにみられる黒いものは、カビではないものもあります。
変色だったり、黒シブである可能性もあります。
異臭やぬめりもあるものであれば、カビの可能性が高いです。
そのため、食べずに処分することをオススメします。
黒カビは白カビに比べると毒性が強いので、必ずではありませんが、口にすると体調を崩すことがあります。
注意しましょう。
カビても食べられる?
カビの生えたれんこんを食べることはオススメできません。
一度カビが生えてしまったれんこんは、目に見えない場所にも新たなカビが生え始めている可能性が高いからです。
目に見えている部分を切り落としても、カビが口に入ることもあるということを覚えておきましょう。
しかし、白カビは体には害がほとんどないと言われています。
どうしても食べる際には、カビの部分とその周りを切り落としてから調理してください。
カビ臭いけど大丈夫?
れんこんがかび臭い場合、まだ目に見えないカビが生え始めているのかもしれません。
黒く変色していたり、異臭がしたり、ぬめりがある場合は、腐っている可能性が高いです。
他に何もなければ食べることはできます。
しかし、風味や味は落ちている可能性があるので、通常のれんこんよりは美味しくないかもしれません。
カビの対処方法
処分する
白カビは体に害がないとはいえ、体に良いものでもありません。
カビがみつかれば、そのれんこんが悪くなってきていることは確実です。
なるべく食べずに処分することをオススメします。
カビの部分を切り落とす
あまりオススメはできませんが、どうしてもカビの生えたれんこんを調理する場合には、カビの部分は切り落としましょう。
そして、カビが生えていた周りも念のために切り落として処分します。
白っぽく健康な部分だけを使って調理してください。
カビの防止方法
新聞紙を使う
乾燥に弱いれんこんは、濡らした新聞紙を使って保存しておきましょう。
れんこんを濡れた新聞紙で包んだら、水気が飛ばないようにビニール袋に入れます。
それをそのまま冷蔵庫に入れておきましょう。
1週間程度しか持たないれんこんを、この方法だと10日程度に伸ばすことができます。
酢を使う
れんこんは酢水で茹でて冷凍保存することで、更に保存期間が長くなりカビ防止に繋がります。
茹で上がったら、冷凍する前に冷まして水気を取り保存しましょう。