玉ねぎのカビ
カビる原因
◆湿度が高い
玉ねぎは湿度が高い場所が苦手なので、湿気の多い場所で保存しておくとカビの原因になります。
特に梅雨の時期は湿気が増えますので注意しましょう。
◆カビのある玉ねぎと一緒に保存
カビが生えてしまっている玉ねぎを、そのまま他の健康な玉ねぎと一緒に保存してしまうと、周りにカビが広がって移してしまいます。
せっかくの健康な玉ねぎにまでカビが生えるのはもったいないので、カビの生えた玉ねぎを見つけたら別の場所に移すようにします。
カビの見分け方
◆黒くなっている
玉ねぎにススの様な黒いものが付着していれば、これは黒カビになります。
玉ねぎは茶色い皮で覆われていますが、皮を剥いた表面に付いていることが多いです。
皮を剥けばすぐに分かるので、調理する前にチェックしてみて下さい。
◆皮がボロボロ
皮がボロボロになっている状態は、見た目が悪いのでカビが生えていそうですが、これは収穫時期に雨が降った場合、泥が皮に付いて汚れてしまうことがあります。
その汚れが原因で皮がボロボロになっただけですので、見た目に問題がなければ害無く食べられます。
◆根が白くなっている
玉ねぎの根っこの部分が白くなっている場合、これは白カビです。
根の周りや中までカビが生えていることもあるので、白カビが見られたら中身もしっかりチェックしておきましょう。
カビの種類
◆白いカビ
白いカビは根っこの部分にできやすく、新玉ねぎに多く見られます。
玉ねぎの根っこの部分にみられる白カビは、玉ねぎの伝染病である可能性も高いので、口にせず捨ててください。
◆黒いカビ
皮を剥いた中身の表面にできやすい黒カビは、見た目も悪いのですぐにカビだと判断できると思います。
一枚ずつ玉ねぎを剥いていくと、途中からカビがなくなっていることが多いですが、全てに黒いカビが付いている場合は食べられないので捨てましょう。
◆青や緑のカビ
玉ねぎには、青や緑のカビが生えることもあります。
これらのカビは、体に重篤な影響を及ぼす毒性はありませんが、見た目も悪いですし、風味は落ちていると思いますので食べないようにしましょう。
カビても食べられる?
玉ねぎはカビが生えても中まで浸透しにくい性質なので、カビが見られてもカビがなくなるまで皮を一枚ずつ剥いていき、カビがなくなった部分からは食べることができます。
黒カビが少量付いている程度であれば、しっかり洗うことによってカビが落ちればその部分も食べられます。
しかし、悪臭がしたり、中身がぶよぶよしていたり、汁が垂れている場合は、玉ねぎが腐ってしまっているので食べずに捨てるようにします。
カビ臭いのは大丈夫?
買ってきた玉ねぎが、カビ臭い気がする場合、まずは十分に水で洗ってみてください。
カビも見当たらず、中身もしっかりしていれば問題ありません。
玉ねぎが腐っている場合は、明らかな悪臭がして、食べられる状態ではないのですぐに分かるかと思います。
カビの対処方法
カビの部分を取り除く
カビができてしまった部分を取り除き、健康な部分が十分に残っていれば食べることができます。
取り除くだけでなく、しっかり水で洗うことでカビも落ちやすくなります。
カビの生えている部分は処分しましょう。
さらに他の健康な玉ねぎと一緒に保管している場合は、カビが移ってしまいますのですぐに離して保存します。
処分する
玉ねぎのカビが全体的に見られたり、食べられる部分が少ない場合は念の為処分しましょう。
腐っている玉ねぎも同様に処分します。
異臭がする場合には、そのまま捨ててしまうとゴミ箱や部屋に異臭が充満してしまうので、ポリ袋などに入れてしっかりと口を縛り、生ごみとして出します。
カビの防止方法
風通しの良い場所で保存する
玉ねぎには水分が多く含まれているので、湿気の多い場所や30度を超える高温の場所に保存しておくとすぐにカビが生えてしまいます。
その為玉ねぎを保存する際には、風通しが良く、直射日光が当たらない場所が最適といえます。
外で言うとベランダの陰などがオススメです。
傷をつけない為にもネットなどに入れておくと良いでしょう。
常温保存で約2か月持たせることができます。
カットした玉ねぎ
玉ねぎを半分にカットして残ってしまった場合には、常温ではなく冷蔵庫で保存するようにしましょう。
切り口が乾燥してしまわないように、サランラップで切り口を覆い、冷蔵庫で保存します。