キャベツのカビ
カビる原因
◆芯を残したまま保存
キャベツは芯の部分が一番栄養を吸収しやすい部分になります。
キャベツを保存する際に、芯をくりぬかずそのまま保存してしまうと、大切な栄養がどんどん芯に吸収されてしまい、鮮度が落ちていきます。
その為他のくりぬいてあるキャベツに比べると、傷むのも早いですし、カビが生える可能性も高くなります。
◆高温の場所で保存
キャベツの最適温度は0℃から5℃の間だと言われています。
かなり低い温度になるので、常温保存は真冬しかできませんし、暖房がかかっていれば室内温度が上がるため、真冬でも常温保存は避けた方が良さそうです。
適切温度や冷蔵庫できちんと保管すれば、2週間は持つので、温度に気を付けて保存しておかないとカビの原因になります。
カビの見分け方
◆黒くヌルヌルしている
キャベツが黒く変色して溶けている場合、カビの可能性が高いです。
しかし、黒い変色だけではカビではない可能性もあるので、溶けている部分が黒く変色しているものがカビと覚えておくと、見分けやすいです。
◆切り口が茶色
キャベツの切り口の部分が茶色く変色することがあります。
これは、一度にキャベツを使い切ることができずに、保存しておいたものを数日後に出したら変色していた。
という場合が多いので、カビと間違われることがありますが、切り口の部分が空気に触れたことによって起こる現象です。
毒もありませんし、カビでもないので安心してください。
しかし、風味は落ちていると思いますので、変色部分は切り落として使うことをオススメします。
◆黒い点々
キャベツに黒い点々が付いていれば、カビと間違ってしまうと思います。
しかし点々のみであればカビではなく、作る際に肥料が多すぎたなどの理由で出来た傷のようなものだと考えて下さい。
もちろん害もありませんし食べられますが、見た目がカビに似ているので、気になるようであれば切り落としてから使って下さい。
カビの種類
◆白いカビ
白く埃のようにふわふわとしたものがキャベツに付いていれば、それは白カビになります。
洗うと落ちることがほとんどで、黒カビに比べると身体への害は少ないと言われています。
しかし、カビの部分を食べるのは辞めておきましょう。
◆黒いカビ
キャベツに生える黒いカビは、ヌルヌルしていることが多く、見た目も悪いですが、生理現象でただ変色してしまった物との見分けが難しいかもしれません。
カビだけでなく臭いや見た目もきちんとチェックして見分けることが大切です。
黒カビは口にすると、腹痛や下痢の原因にもなるので注意が必要です。
カビても食べられる?
キャベツはカビとカビっぽいただの変色で問題ないものとの区別が難しいです。
カビが生えると周りはすでに腐っていることが多いので、溶けていたり、ぬめりがあったり、酸っぱい臭いがする場合は食べることは避けましょう。
キャベツの独特な臭いであれば、まだ腐ってはいないので食べることはできますが、黒い部分は切り落として十分に加熱してつかいましょう。
カビ臭いのは大丈夫?
キャベツはカビ臭いような、独特の臭いがすることがあります。
これはメチルイソボルネオールと言うものが原因で、微生物が死ぬことによって発生する臭いです。
食べても体には問題のないものなので大丈夫ですが、本当に腐っていたり、カビが見られる場合はカビの臭いの可能性が高いので気をつけましょう。
千切りなど切ったキャベツはより臭いがきつくなるので、気になる人はしっかり水で洗ってから使うか、臭いが出る前に早めに消費することをオススメします。
カビの対処方法
捨てる
カビは白カビであればそこまで心配するものでもありません。
しかし、食べることをオススメすることもできません。
カビが生えてしまうということは、それなりに日付も経ってしまっていますし、風味や食感も落ちていると考えられます。
そして、黒カビは身体に悪い影響が出てしまう可能性が強いため、見つけたら絶対に食べてはいけません。
カビを見つけたらなるべく捨てるようにしましょう。
火を入れる
キャベツは生でも食べることができますが、カビが生えてしまったキャベツを食べる際には、カビの生えている部分とその周りを切り落とし、水で念入りに洗い火を通して食べるよにしましょう。
カビの防止方法
芯をくり抜く
キャベツは一番栄養を吸収する場所が芯の部分なので、全体に栄養を行き渡らせる為にも芯をあらかじめくり抜いておきます。
さらに乾燥から守るために湿らせたキッチンペーパーをくり抜いた芯の部分に変わりに詰めておきましょう。
冷蔵保存
キャベツを水で洗い、完全に水気を取らず少し残したままポリ袋などに入れて、冷蔵保存します。
先程の芯をくり抜く作業も同時にしておくと、1ヶ月は持たせることができるので、一度にたくさん使い切れない人にオススメの方法です。