【かぼちゃのカビ】取り除けば食べられる?対処法や見分け方などを紹介!

かぼちゃのカビ

 

かぼちゃは栄養価が高いので、赤ちゃんの離乳食からお年寄りにまで人気の野菜です。

 

しかし、たくさん買いすぎてしまったり、近所の人から頂いたりするとなかなか食べきることができず、気づいた時にはカビが生えてしまっていた!

 

という経験はありませんか?

 

黒いカビだったり、白いカビだったり、種類もありますが食べても良いものはあるのでしょうか。

 

本記事ではカボチャのカビについて詳しく説明しています。

 

これからの季節旬になるかぼちゃなので、是非参考にしてみてください。

 

カビる原因

◆保管の仕方が悪い

かぼちゃのカビに限らず、カビは20度から30度前後の場所を好む傾向があります。

 

そのため、室温が20度から30度の場所でかぼちゃを長期保存していた場合には、カビが生えてしまいやすいでしょう。

 

また、かぼちゃは湿気にも弱い野菜なので、湿度が高い部屋で保存しているとカビが生えてしまいます。

 

◆傷

カボチャは傷が付くとその部分から急速に腐ってしまうのです。

 

カットして売られているカボチャは傷も付きやすいのでもちろん注意が必要です。

 

また、まるごと売られているカボチャも表面の皮は固いですが、意外と少しの衝撃でも傷がついてしまうので注意しましょう。

 

カビの見分け方

◆白い粉のようなもの

かぼちゃの実の部分に白い粉のようなものが付いていることがあります。

 

しかし、これはデンプンと言う糖分が結晶化された塊なのでカビではありません。

 

ちなみにデンプンは炭水化物の一種なので、食べても健康被害に問題はありませんので安心してください。

 

◆白いふわふわした綿のようなもの

カボチャに粉ではなく白い綿のようなふわふわとしたものが付いている場合は、白カビに当たるのでカビになります。

 

白カビはもちろん食べることができませんので、処分することをオススメします。

 

種の部分に発生することが多いので、デンプンなのかカビなのかはしっかりチェックしてみてください。

 

◆黒っぽいまたは青黒いもの

カボチャに黒や青黒い色のものが付いている場合も、カビになりますので食べることはオススメできません。

 

傷んできた場合でも黒くなることがあるので、見分け方が難しいと言う時には、匂いや感触で判断してみましょう。

 

明らかに食欲を損なう異臭がしたり、カボチャがぶよぶよになって柔らかくなっていれば、黒いものはカビの可能性が高いです。

 

カビの種類

上記で挙げたように、カビにもいくつか種類がありそれぞれ発生条件が違いますし、もちろん見た目も違います。

 

◆白いカビ

白いカビはワタのようなふわふわしたもので、見た目は綿菓子のような可愛らしいものですが、発がん性が含まれた白カビもあるくらいなので注意が必要です。

 

さらに酵素の力が強いため、一度発生してしまうとその後は急速に成分が分解され、味や匂いが変わってしまうことが特徴です。

 

食べると健康被害が出る可能性が高いので、かぼちゃに白カビが生えたら食べることは避けてください。

 

◆黒いカビ

黒カビは湿気が大好きなカビになるので、湿度の高い場所に好んで発生することが特徴です。

 

ホコリのような色をしていて、他のカビに比べると加熱をすれば殺菌できる点から、毒性はそれほどありませんが、食べると体調不良を起こしやすいので気をつけましょう。

 

黒カビは、カビのある場所を取り除き、きちんと加熱すれば食べることは可能ですが、気になる方はやはり、捨ててしまった方が安心かと思います。

 

◆カビても食べられる?

カボチャにカビが見られた場合、食べても大丈夫なのでしょうか。

 

答えは発生したカビによります。

 

青カビや白カビは健康被害に影響が出るとされていますし、表面には見えないだけで、下に深く根を張っている可能性もあり危険だからです。

 

さらに、カビは熱湯につけたり加熱で消えると噂もありますが、白カビや青カビは完全には消えてくれず、残念ながら人間の体に無害になることはありませんので注意しましょう。

 

一度できてしまったら食べない方が良いと思っておいて下さい。

 

ただし、黒カビは少量発生であれば、食べられることが分かっています。

 

まずは黒カビが発生している部分はもちろん、その周りもごっそり切り落とし、捨ててしまいます。

 

そして、加熱もしっかり行えば健康被害に問題なく食べることができるので、黒カビの場合は範囲を確認して少なめであれば大丈夫です。

 

カビ臭いのは大丈夫?

調理しようとしていたカボチャがカビ臭かったら、少し戸惑ってしまいますよね。

 

カボチャはワタの部分から傷むようになっているので、ワタの部分のみが臭うのであれば、取り除き調理すれば食べることは可能です。

 

しかし、明らかにカボチャ全体が臭かったり、ぬめりが発生していたり、柔らかくなってきていたら、食べるのを避けることをオススメします。

 

見た目でカビが生えていなく、臭いのみならこのように他の部分もチェックして判断しましょう。

 

 

カビの対処方法

カビを取り除き調理する

これは、少量の黒カビやデンプンであった場合の対処方法になりますが、カビの部分を包丁やスプーンで取り除きさらにその周りも3~4センチは捨てて下さい。

 

デンプンの場合はそのまま食べることも可能なのですが、風味などが落ちている可能性がありますので、美味しく食べるには取り除くことをオススメします。

 

加熱をしっかりと行ってから食べましょう。

 

捨てる

もったいないですが、白カビや青カビ、黒カビがカボチャ全体に広がっている場合には、健康に被害が出る可能性が非常に高いので、調理せずに破棄してしまうことをオススメします。

 

カビは見た目通り体の中に入ってしまうと悪さをするので、嘔吐や下痢などを引き起こすことがあります。

 

上記のようなカビの場合は体調が悪くなる前に思い切って処分してください。

 

 

カビの防止方法

ワタと種を取り除いてから保存

カボチャはワタと種の部分から徐々に傷み出してきます。

 

その為、カボチャを購入したらまずは、種とワタを取り除いて保存するようにしましょう。

 

調理する際に取り除く部分でもありますし、先にしておいて損はないです。

 

冷凍しておく

カボチャの下処理をしてから冷凍しておくと、カビも生えませんし、料理の時短にもなり一石二鳥です。

 

赤ちゃんの離乳食を作る際にも、冷凍を使ってカビ防止しているお母さんはたくさんいます。

 

小分けにしておけば、解凍のみですぐに食べさせてあげられることから、忙しい人にもぴったりです。

 

同じ保存場所にカビを持ち込まない

カボチャ以外にも同じ場所で食材を保存しておく人は多いと思います。

 

たとえば野菜室でカボチャを保存する場合、他の野菜にカビが生えていれば、そのカビがカボチャに移ってしまうということです。

 

そうなってしまうと、カボチャだけでなくほかの食材も無駄になってしまいますので、保存場所は清潔に保つようにしておくと良いです。