土鍋のカビ
カビる原因
◆中身を入れっぱなしにしている
土鍋に料理を入れて残ってしまっま場合、明日も食べようとしてそのまま土鍋に料理を入れたままにしていませんか?
土鍋は匂いが付きやすいため、料理を長時間入れたままにしておくとカビの原因になってしまいます。
◆乾燥しきれてない
土鍋は他の食器に比べても乾きにくい素材です。
見た目は乾いていたとしても、中は水分を含みやすい素材出できているので完全に乾いていません。
その為、完全に乾くまでに自然乾燥だと3日程度もかかってしまうのです。
乾ききっていない土鍋を収納してしまうと湿気が出来やすくなり、カビの原因になるので土鍋を収納する際には完全に乾ききった事を確認してからにします。
◆収納場所が悪い
土鍋は水分を含みやすいため、湿気の多い場所に収納しておくとカビが生えやすくなります。
特にシンクの下などは湿気が溜まりやすいのでオススメできません。
長期間収納しておくことが多いですし、風通しの良い場所を選ぶと良いでしょう。
カビ臭いけど使用できる?
土鍋からカビの臭いがする場合、目には見えないカビが既に生えている可能性が高いです。
カビ臭いまま使うことは、誰でも抵抗があると思いますが、使う前にきちんと殺菌しておけば害なく使うことができるので安心してください。
土鍋がカビ臭い際にオススメの殺菌方法は、お酢を使用する方法です。
お酢なら普段から口にするものですし、安心して使うことができますよね。
それにお酢には消臭と殺菌効果が期待できる成分が含まれているので、カビを死滅させることができるのです。
土鍋の8分目くらいまで水を張ったら、お酢は大さじ3くらいの割合で入れて軽く混ぜます。
火をつけて弱火で沸騰させて、沸騰から更に15分程度煮立たせれば完成です。
火傷に気をつけながらお湯を捨てて、食器用洗剤とスポンジで通常通り洗えば、カビは死滅できていますので通常通り使用することができます。
この方法なら、手間もかからずお酢と水を混ぜて待っているだけなので楽にできますし、簡単にカビ臭さを取ることができます。
ぜひ試してみてください。
カビてるけど使用できる?
カビの生えた土鍋は、そのまま使用することはオススメできませんが、カビをしっかり取ればその後も土鍋を使用することは可能です。
土鍋にカビを死滅させることができても、カビの跡が土鍋に残ってしまうことはあります。
そこが気になるようであれば土鍋を買い換える必要がありますが、気にならなければそのまま使用できます。
一度カビを落としてみてから判断するのも良いと思います。
カビの取り方
先程カビ臭い場合に、お酢を使って殺菌する方法をご紹介しましたが、カビが目に見えている場合にもお酢は使えます。
やり方は同じなので先程の方法で試してみてください。
お酢がない場合は、レモン汁やクエン酸でも代用できます。
更に詳しくカビの取り方や注意点をご紹介していきましょう。
注意点
◆ハイターや漂白剤は使わない
カビが生えてしまった場合、ハイターや漂白剤を使うことがまず頭に浮かぶと思います。
ですが、土鍋の場合はハイターや漂白剤は不向きになってしまうので、使わないように注意が必要です。
土鍋には見えにくいですが無数の小さな穴があります。
ハイターや漂白剤を使うことによって、その小さな穴に入り込んでしまい中に染みていきます。
染み込んでしまった土鍋を使い続けることは良くないのでカビが生えていても、ハイターや漂白剤を使うことは避けましょう。
◆金属製のたわしを使わない
土鍋のふちや底の部分にカビが生えてしまった場合、ゴシゴシ強めに擦ってカビを落としたいところではありますよね。
ですが、傷がつきやすいためヒビ割れなどの原因になってしまいます。
スポンジを使うのが好ましいのですが、それではなかなか汚れが取れない場合、お湯にしばらく付けておくと意外とするんと取ることができますので試してみてください。
カビの取り方
◆重曹を使う
重曹は油汚れにも強くキッチンの掃除にも大活躍してくれるので、家庭に常備している人も多いのではないでしょうか。
そんな重曹はカビにも効果があります。
カビでなくても土鍋の底についたコゲも落としてくれるので、気になる方は使用してみてくださいね。
重曹もお酢などとやり方は似ているので簡単にできますよ。
土鍋に8分目まで水を入れたら大さじ3杯重曹を入れて軽く混ぜます。
重曹が溶けたら火にかけて沸騰させ、沸騰したら火を止めて1日は放置しておきましょう。
翌日にはスポンジなどで軽く擦るだけでカビやコゲを取ることができるので、力いらずの方法です。
時間は少しかかってしまいますが試してみてください。
◆おかゆを炊く
土鍋は使い続けているとヒビが入ることがあります。
土鍋には無数の小さな穴がたくさん空いている状態なので、一部分でもヒビ割れが起こるとその後一気にダメになってしまったり、水分を更に含みやすくしてしまう為カビを発生させる確率もあげてしまいます。
カビの取り方というよりは予防方法になりますが、おかゆを炊いて目止めをすることで、ヒビ割れを治すことができるので試してみてください。