【水槽のカビ(黒・白・緑・臭い)】除去・対策方法や原因など【掃除方法】



水槽のカビ

水槽の清掃

金魚などを飼うとき、必ず付きまとうのが、水槽の清掃です。ある程度は水槽を清潔にしておかないと、金魚などの生き物が病気になったり、長生きできなくなってしまうからです。

 

金魚や熱帯魚を飼ったことがある人ならば常識ですが、水槽の清掃は一週間に一度は行うのが理想的。旅行などの事情で放っておくとしても、一ヶ月以内には行いたいところですよね。

 

水槽に生えるカビ

水の中には水カビが生える

しばらく水槽の清掃をサボっている人は、水槽の中をチェックしてみましょう。よく見ると、カビのような物体が発生しているかもしれません。

 

水を張ってあるから、カビなんか生えるわけない!と思いがちですが、実は、水槽の中にもカビは生えます。水カビという、水のあるところを好むカビがあるからです。

 

水カビとは

水カビは、水中で繁殖するカビです。普通のカビは、空気がないと繁殖しないのですが、水カビは水の中で菌糸を伸ばし、繁殖することができます。水中で、カビが好む条件が揃うと、モワモワと水カビが増えていきます。

 

水カビの見た目

水カビの見た目は、白くモヤモヤとした、綿のようなものです。顔を近づけて見ると、菌糸がもじゃもじゃと絡まって出来ているのが分かります。また、半透明で丸く、まるでクラゲのような形をしているものもあります。

 

生える場所

水カビは、水槽の中に入れた水草や流木、砂利などに発生します。水中にふわふわと漂うというよりは、何か固形物にこびり付いて増えることが多いです。水槽の隅や底に固まって、生息していることもあります。

 

 

水槽に水カビが生える原因

清掃を怠って水槽が汚れた

水槽の清掃を怠ると、水がよどみ、濁って見えるようになります。水槽の側面が汚れて、中の金魚たちがクリアに見えなくなり、見た目も汚らしくなります。中に入れた水草や砂利にも、沈殿物が溜まり、どう見ても清潔とは言えない状態です。このように水が汚れていると、カビが発生しやすくなります。

 

金魚などのフンが溜まった

水槽の中では、毎日、金魚などのフンが溜まります。金魚などが食べられなかった、エサの残りも汚れの原因となります。さらに、枯れた水草の一部が浮くなど、少しずつゴミが溜まってきます。ゴミが溜まった水槽は、バクテリアが繁殖しやすい環境となります。

 

エサの食べ残しによる栄養過多

金魚などが可愛いあまり、たくさんのエサを与えていませんか。エサを与えすぎると、どうしても食べ残しが発生します。

 

この食べ残しには、金魚のために栄養がたっぷりと含まれていますが、カビにとっても栄養となります。

 

食べ残しのエサが残ったままの水は、栄養過多となり、カビが繁殖しやすい環境となってしまいます。

 

ろ過装置が活かされていない

水槽には、フンやエサなどが溜まりやすいため、ろ過装置を付けていることが多いです。しかし、ろ過装置を設置していたとしても、適切にメンテナンスを行っていないと、ろ過が不充分になることはあります。

 

たとえば、ろ材そのものに汚れが溜まっていると、いくら装置を動かしていても意味がありません。また、ろ過装置のパワーが、水槽の大きさに合っていない場合も、充分に水をきれいにすることができなくなります。

 

水の循環が悪い

水の循環が悪いと、水槽の中が濁りやすくなります。フンやエサなどのゴミが、水槽の隅や縁に溜まり、よどみが出来てしまうからです。水草や流木などの下や、窪みとなった部分もよどみが出来やすいです。よどみが出来た部分は、水が栄養過多となっており、カビが出来やすくなります。

 

流木を入れている

水カビが生えやすいもののひとつに、流木があります。自然に朽ち果てた流木を使っていると、人工物よりもカビが生えやすくなります。これは、枯木や枯れ葉にカビが生えやすいのと同じです。

 

お店で買った流木は、煮沸処理などの殺菌処理をされてから売られているのが一般的です。しかし、長く流木を入れていると、アクなどが発生してカビの温床となることがあります。

 

金魚などを過密飼育している

水槽のサイズ以上に、金魚などを入れすぎると、水カビが発生しやすくなります。この原因のひとつは、フンなどの汚れが溜まりやすくなることです。

 

そして、もうひとつが、過密した環境に金魚をおくと、ケンカをして傷つけ合ったり、ストレスがたまって病気になりやすうなることです。ケンカや病気で傷ができると、その傷口から水カビが生えてくるということがあります。

 

 

水カビの取り除き方

見つけたらすぐに除去する

水カビを発見したら、ただちに取り除きましょう。後回しにして放っておくと、どんどんとカビが繁殖してしまいます。カビが広がると、金魚や熱帯魚が病気になってしまうことがあるので、とにかく早めに対処してくださいね。

 

除去に使える道具

・スポイト

・ピンセット

・綿棒

・歯ブラシ

 

除去方法

水中のカビ

水中にある水カビは、スポイトで吸い取るか、ピンセットで摘まんで取り除きます。もしくは、綿棒や歯ブラシなどを使って、すくい取ってください。ちなみに、手を入れて取り除くときには、あらかじめ手をキレイに洗っておくことを忘れずに。手指に付いた雑菌が水槽に入ると、カビや病気の原因となることがあります。

 

流木や水草に付いたカビ

流木や水草に付いた水カビは、ピンセットなどで取り除きます。その後、流木などを水槽から取り出して、よく洗浄してください。流木の場合は、使い古しの歯ブラシなどを使って、表面をこすり洗いしましょう。水草の場合は、流水でよく洗い流すか、カビが生えた部分を切り取って捨てましょう。

 

金魚の体に付いたカビ

金魚などの体に水カビが付いていたら、すぐに取り除いてあげましょう。小さな魚は動きがすばしっこいので、ピンセットや歯ブラシを使うと、体を傷つけてしまうことがあります。スポイトを使って、水ごと吸い込ませるようにして、水カビを取り除くといいです。

 

除去した後は清掃を

清掃と水替えは早めに

水カビが見つかった水槽は、早めに清掃しましょう。水を入れ替えるなど、清潔に整えてください。中に入れてある流木やろ過装置などの小物は、いったん取り出して洗っておきましょう。とくに、ろ過装置のろ材やフィルターをよく点検して、交換や清掃などを行ってください。

 

いつもどおりの清掃で

水カビが発生した水槽であっても、いつもどおりの清掃を行えば充分です。毎回の清掃と同じく、スポンジなどを使い、いつもより丁寧に清掃を行いましょう。水槽にへばり付いた汚れがあれば、メラミンスポンジなどでしっかりと落としてください。ちなみに、カビキラーなどを使うのはNG。漂白剤や洗剤は極力使わず、いつもどおりの洗い方で、しっかりと汚れを落とせばOKです。

 

流木のアク抜きと消毒

カビが生えた流木は、アク抜きも兼ねて、煮沸消毒しましょう。

 

①歯ブラシなどで、表面に付いたカビを落とします。

②大きな鍋で沸騰させたお湯の中に、流木を入れて煮沸します。

③バケツなどに水道水を張り、その中に流木を入れて、二~三日置いておきます。

 

金魚の薬浴や塩浴

水カビが原因で、金魚などが弱ってしまったときには、薬浴や塩浴を行う方法があります。薬浴とは、専用の薬剤を水に溶かして、金魚などを泳がせながら治癒させる方法です。

 

塩浴とは、塩分を水に溶かして、殺菌や新陳代謝を促す方法です。金魚や熱帯魚により、やり方や薬剤が変わりますので、事前によく調べてから行うことが大切です。

 

カビを生やさないためには・・・

・水槽を定期的に清掃する

・ろ過装置を入れて、きれいな水を循環させる

・水槽の水を定期的に入れ替える(半分ずつなど)

・金魚などのエサは適量にして、与えすぎない

・水槽のサイズに合わせて金魚などを入れる(過密飼育しない)

・水槽の周りに埃などを溜めない