【マスクの寿命】使用の目安など【長く使うには?】



マスクの種類

マスクの寿命を考える前に、まずは、主な種類を見てみましょう。

 

家庭用マスク

一般的に家庭で使われているものが、家庭用マスクです。風邪の予防や花粉症対策、PM2.5対策、保温や防寒などを用途として使われます。安価なものが多く、100均やコンビニ、スーパーなどですぐに手に入るマスクです。

 

医療用マスク

医療用マスクとは、医療現場などで細菌感染を防止するために使われるものです。医療用マスクは、サージカルマスクやN95マスクとも呼ばれており、そちらの名前の方が聞き馴染みがあるかもしれません。ドラッグストアなどでも売られているため、ウィルス感染の予防として、医療従事者でなくても使用している人もいます。

 

産業用マスク

産業用マスクとは、工場などで、粉じんを吸い込むことを防ぐために使われているものです。工業用マスクや防塵マスクとも呼ばれています。マスクと言えば、鼻や口だけを覆うイメージですが、産業用マスクでは顔全体を覆うものもあります。

 

ダイビングマスク

ダイビングやシュノーケルなどのマリンスポーツをする際にも、マスクを使います。これは、ダイビング用マスクやシュノーケル用マスク、水中マスクなどと呼ばれています。これらのマスクは、いわゆる一般的なマスクのイメージとはかけ離れており、目を覆うための眼鏡に近いです。鼻だけを覆うものが一般的ですが、口付近までをも一緒に覆うことができるマスクもあります。マスクという名前が付いていますが、あくまでもマリンスポーツ専用の道具です。

 

家庭用マスクの寿命

寿命は素材によりけり

日常生活の中で普通に使っているマスクは、家庭用マスクであることが一般的です。ですので、ここでは、家庭用マスクの寿命について紹介します。ちなみに、家庭用マスクの寿命は、素材によって異なります。使い捨てしたいのか、長持ちさせたいのかに応じて、マスクの素材を使い分けるのがお薦めです。それでは、素材別に寿命を見てみましょう。

 

不織布

不織布マスクとは

家庭用マスクとして流通しているマスクのほとんどは、不織布マスクです。不織布という名のとおり、繊維を織らずに、熱や化学的な処理によって接着させ、布のように加工して作られています。形状としては、顔にフィットするようにプリーツを施したプリーツ型と、立体的に裁断して作られた立体型とに分けられます。サージカルマスクなどの医療用マスクも、ほとんどが不織布マスクです。

 

使い捨てが基本

不織布マスクは、基本的には使い捨てです。ですので、1回使ったら、すぐに寿命とするという考え方です。実際には、1回使っただけで穴が開いたり、破れたりするわけではないので、何回か使い回している人もいます。ただし、いちど使った不織布マスクには、空気中の雑菌やウィルスが付着しているため、使い回しをすることは衛生的ではありません。

 

使い回すときには雑菌を除去して

不織布マスクの表面に付いた雑菌などを取り除くことができれば、マスクの寿命をやや延ばすことはできます。たとえば、軽く水洗いしたり、天日干しをするなどして、マスクを殺菌してから使う方法です。付着したウィルスを完全に除去することはできませんが、そのまま使い回すよりは衛生的です。

 

寿命を延ばすには

不織布マスクの寿命を延ばすために除菌するには、水洗いや天日干しのほか、アルコール消毒、熱湯消毒などを行う方法もあります。アルコール消毒では、アルコールスプレーを噴射します。熱湯消毒では、熱湯にマスクを浸け置きします。しかし、どの方法にしても、マスクの寿命が飛躍的に延びるわけではありません。1回で使い捨てだったつもりが、2~3回使い回せるというのがせいぜいです。

 

不織布が傷むと

不織布マスクはそもそも、水洗いや消毒して使い回すことを想定していません。そのため、水洗いや消毒を行うことで不織布を傷めてしまい、表面が毛羽立ったり、布地が薄くなってしまうことがあります。毛羽立ったり、薄くなった不織布マスクは、効果が弱くなっているため寿命となります。

 

ガーゼ

ガーゼマスクとは

ガーゼマスクとは、ガーゼという綿織物から作られているマスクです。フワフワと肌触りが優しいことと、洗濯して使い回しができることがメリットです。子どもの給食用マスクなど、咳エチケットなどの衛生面を目的として使われています。細菌感染を予防する効果は不織布よりも弱いため、不織布マスクがないときの代替品として使われることが多いです。

 

洗えるので寿命は長い

ガーゼマスクは、洗って使い回しができるため、寿命が長いです。ただし、洗濯をするうちに、表面が毛羽立ったり、繊維の網目が広がるなどして、ガーゼ生地が傷んできます。ガーゼが傷んだマスクは、効果が非常に弱まるため寿命となります。

 

寿命は長くて1~3ヶ月

寿命は、洗濯方法によりけりです。短時間での浸け置きなどで優しく洗っていれば、1ヶ月は充分に使うことができます。何枚を使い回して洗濯をするならば、2~3ヶ月は使えるでしょう。一方、洗濯機などでハードに洗ってしまった場合は、1回で寿命になると思ってください。洗濯機で洗ったガーゼは、伸び切って網目が広がり、マスクとしての効果が弱くなってしまうからです。

 

寿命が来たら

ガーゼマスクを付けたときに、変にスカスカする感じがしたら、恐らく寿命です。いつもよりも風通りが良く、空気が入ってくる感じがするときです。マスクに張りがなく、だらんとくたびれた感じがするときも同じです。これは、ガーゼが傷んで網目が広がったり、マスク紐が伸びてしまったことが原因です。息苦しくなくて開放感はありますが、同時に雑菌が入りやすくなったり、飛沫が飛び散りやすくなっているため、マスクとしては寿命となります。

 

布マスクとは

綿織物などの生地から作られたマスクです。家庭で手作りしたものが一般的ですが、マスク不足の今は、手芸ショップや雑貨屋などで売られていることもあります。家庭で作る場合、洋服やハンカチなどの生地をリサイクルして使うことができます。そして、自分好みの柄やデザインに加工でき、顔のサイズにフィットして作れるというメリットがあります。ただし、通気性が悪くて熱がこもりやすく、感染防止としての効果も弱いです。

 

寿命はガーゼとほぼ同じ

布マスクも、ガーゼマスクと同じく、くたびれ感が出てきたら寿命です。長く使うにしても、数ヶ月経ったら処分しましょう。なお、しっかりとした布地を使えば、ガーゼよりは長持ちしやすいです。

 




 

ピッタマスク

ピッタマスクとは

ピッタマスクとは、ポリウレタン素材から作られたマスクです。クニャクニャと柔らかく、ギュウッと伸びる素材なので、顔にぴったりとフィットします。スポンジのような独特の質感をしており、カラーバリエーションが豊富なのでおしゃれ感もあります。さらに、花粉などをカットするフィルター機能が高いうえ、洗濯して使い回しができるため、新しいマスクとして人気があります。

 

3回は充分に洗える

ピッタマスクは、洗って使い回しができます。メーカーのHPでは、3回洗ってもフィルター性能を保つと記載されているだけで、寿命については明記されていません。ただ、ポリウレタン素材であることを考えると、ガーゼよりは耐久性が高いように感じます。ポリウレタン素材なので、洗濯で網目が伸びることもなく、型崩れにも強いからです。

 

変色したら寿命

ピッタマスクの寿命は、個人的な感想では、長くても1~2ヶ月といったところでしょうか。もっと長持ちできるのかもしれませんが、1ヶ月使うと、汚れや黄ばみが気になってきます。とくに、白やグレーのピッタマスクは、黄ばみや変色が目立ちやすいです。顔に付けるものなので、黄ばんだマスクを使うのは恥ずかしいですよね。また、洗濯が不十分だと、臭いが気になってくることもあります。

 

活性炭入り、銀入り

活性炭マスク、銀マスクとは

マスクとしての効果を高めるために、活性炭や銀などを入れたマスクがあります。たとえば、活性炭マスクでは、臭いを除去するために、活性炭を練り込んだ特殊シートをマスクに使っています。また、銀マスクでは、銀チタンを練り込むことで、臭いを除去したり、細菌の力を弱める作用を持つものがあります。マスクによっては、洗って何回か使えるものもあります。

 

不織布のときの寿命

活性炭入マスクや銀入マスクは、不織布で作られているものが多いです。この場合、寿命は1回り。使い捨てを前提として作られていることとなります。

 

洗濯できるときの寿命

洗濯できるマスクでは、洗える回数について、商品説明やメーカーのHPなどで確認できます。たとえば、ミツフジ製の銀マスクでは、100回洗えることを売りとしています。このような洗える銀マスクは、繊維メーカー数社から販売されています。繊維メーカーならではのノウハウで、機能性が高く、寿命も長いマスクを作ることができるということです。

 

その他の素材

着物生地や水着生地など

昨今のマスク不足により、さまざまな素材で作られたマスクが販売されるようになりました。着物などの織物素材や、デニム生地から作られたものなど、色々なメーカーから自社素材を使用したマスクが販売されています。その中でも、水着の素材から作られた、ミズノ製のマスクが人気です。水着の素材を使っているだけあり、薄地で伸びが良く、冷やっとした質感が肌に気持ちいいです。カラーバリエーションが多く、洗って使い回しができるのも便利です。

 

寿命が長いものもある

素材により、マスクの寿命は異なります。ただし、着物生地やデニム生地など、頑丈な生地を使ったマスクは、洗濯しても耐久性は高いです。また、水着生地で作ったマスクは、繰り返し洗濯できることを前面に出しているため、寿命は長くなりそうです。