【珪藻土の寿命】見分け方や原因、年数など【壁、マット、コースター、バスマット、七輪など】



珪藻土とは

バスマットや歯ブラシスタンドなど

珪藻土といえば、バスマットを思い浮かべる人が多いでしょうか。10年以上前からひそかなブームを起こし、ここ最近では、珪藻土のバスマットしか使わない!という家庭も増えてきました。人気に応えて、バスマット以外の商品も続々と発売されています。たとえば、珪藻土のコースターや歯ブラシスタンド、ソープディッシュなど、いろいろな日用雑貨を目にするようになりました。

 

珪藻土の有名ブランドsoil

珪藻土の火付け役としては、soilが有名です。こちらは、珪藻土の商品に特価したブランドです。意外ですが、珪藻土を商品化しようと思い付き、soilを編み出したのは、金沢の左官屋さん。珪藻土を滑らかに加工して、バスマットやコースターを作る技術を独自に開発し、soilとして売り出しました。soilは雑貨ファンから人気が出て、今や日本全国のショップやデパートなどで販売されるようになりました。最近では、soil以外にも、珪藻土をオリジナル開発したブランドがあり、安価に手に入れることもできます。珪藻土の商品は、イオンやニトリ、生協などでも色々と販売されています。

 

珪藻土とは藻の化石

珪藻土とは、珪藻という藻の殻の化石から成る堆積物です。化石というと貴重な感じがしますが、普通に山地から発掘されるものです。白亜紀以降の地層の岩石に、珪藻土が含まれており、日本各地から産出されています。たとえば、soilの会社がある石川県では、能登が珪藻土の産地として知られています。なんと能登半島の土の4分の3は、珪藻土から成っているそうです。能登では昔から、七輪やコンロの材料として、珪藻土を活用してきたそうです。

 

珪藻土が吸水する理由

珪藻土には、無数の穴が空いています。顕微鏡で見ると、トンボの複眼のように、細かい穴状のものがぎっしりと詰まっているのが見えます。これらの穴が、水分をよく吸収し、空気を通して湿気をコントロールするとされています。そして、珪藻土はとても軽いため、日用雑貨に加工しても使いやすいです。

 

珪藻土のメリット

洗濯しなくていい

珪藻土のバスマットは、基本的に洗濯する必要がありません。ですので、洗い替え用を用意しておく必要もなく、お風呂に一枚あれば事足ります。洗濯しなくていいのは、家事を担う主婦には嬉しいメリットですよね。予備のバスマットを揃えておかなくていいので、収納面でも助かります。

 

吸水力がすごい

珪藻土のバスマットは、吸水力が抜群です。足を置いた瞬間から、ぐんぐんと水を吸い取るのが分かります。そして、置きっ放しにしておくだけでも、すぐに乾きます。たくさん家族がいると、最後にお風呂に入るときには、バスマットがびしょびしょに濡れていることはよくありました。しかし、珪藻土ならば、ものの数分で乾くので、濡れっぱなしになることがありません。さらりと乾いているので、最後にお風呂に入った人も、気持ちよく足を置くことができます。

 

珪藻土の寿命

半永久的に使えるの?

珪藻土は半永久的に使える!と思っていませんか。陶器のような、石のような形状なので、割れるまではずっと使えるように感じますよね。確かに、珪藻土は長持ちします。何年も何十年も使える、とも言えます。しかし、長く使えるかどうかは、日頃のお手入れによりけりです。お手入れを怠っていると、使えなくなったり、使いたくないような見た目になってしまいます。

 

寿命は2~3年から5年

珪藻土のバスマットでは、2~3年から、5年程度を寿命と考えることが多いです。たとえな、先出のsoilでは、バスマットの寿命を2年程度と記載しています。もちろん、2年経ったからといって、すぐに使えなくなるわけではありません。しかし、珪藻土の持つ吸水力などを、万全に活用できるのが2年程度なのでしょう。

 

寿命は使い方や感覚による

数年を超えてからの寿命は、使う人の感覚や、使い方などによって左右されます。家族が多いかどうか、頻繁に使うのかどうかによっても変わってきます。使えるかどうかの判断も、使う人次第というのもありますし。ちょっと吸い込みが悪くなったけどそんなに気にしない!という人ならば、まだまだ使えますしね。反対に、珪藻土だから一瞬で吸い込まないのはおかしい!と思う人は、数年経つと不満に感じるかもしれません。

 

日頃のお手入れがキーポイント

珪藻土の寿命を延ばすには、日頃のお手入れが大切です。放置しても大丈夫なのが珪藻土の売りですが、やっぱりお手入れは行った方が寿命は延びます。とくに、バスマットのように面積の大きなものは、お手入れするかどうかがキーポイント。soilのように高級なバスマットならば、お手入れをして長持ちさせたいものですよね。反対に、ニトリ商品のように、安価な物を使い捨て感覚で使うのならば、お手入れなしでもOKです。

 




 

こんなときは珪藻土の寿命!?

割れる!ヒビが入る!

珪藻土は割れやすいです。高いところから落とすと、あっけなく割れてしまいます。実は、バスマットの寿命で起こりがちなのが、割れてしまったという理由。持ち上げたときに手が滑って落とすと、割れたり、ヒビが入ってしまうことがあります。割れたり、ヒビが入った珪藻土は、まあ寿命でしょう。ちょっとぐらいのヒビでしたら、使い続けることもできますが、ガサガサして使い心地は良くないです。また、コースターなどの小物では、縁が欠けてしまうこともあります。

 

曲がる!反る!

珪藻土のバスマットは、少しずつ曲がったり、反ってくることがあります。歪曲してくると、上に乗ったときの安定が悪く、違和感があります。使い続けてもいいのですが、そろそろ寿命としていいでしょう。

 

吸水力が弱くなる

珪藻土を使っているうちに、吸水が悪くなったように感じることがあります。これは、お手入れをすれば復活できることが多いです。買ったときほど吸い込まなくなったと思っても、すぐに捨てず、まずは研磨を行ってみましょう。やり方は下に紹介します。

 

黒ずみが出てくる

バスマットでありがちなのが、珪藻土が黒ずんでくることです。珪藻土のバスマットは、薄いグレーやピンクなどのパステルカラーなど、淡い色で作られています。そのため、黒ずみが出てくると、非常に目立ちます。この黒ずみの原因は、言うまでもなく、自分たちの皮脂などの汚れです。プラスして、埃などの汚れや、カビが生えて、黒ずんでくることもあります。黒ずんでしまったバスマットは、清潔感がなく、足を乗せるのも気持ち悪いので、寿命として捨ててしまうことが多いです。しかし、研磨をして復活できることがあります。捨てる前にぜひ、研磨を試してみてください。

 

 

珪藻土のお手入れ

日々のお手入れ

立て掛けて置く

バスマットは、使用後には立て掛けて置いておくのが、長持ちさせるコツです。珪藻土は自然に乾くので、地面に置きっ放しでも問題はありません。でも、置きっ放しよりは立て掛けて方が、乾きが早く、湿気が溜まりにくいです。よく乾く分、カビ防止にもなります。洗面所に立て掛けておくだけでOKなので、ぜひ毎日の日課にしてください。立て掛けると不安点な場合は、珪藻土バスマット用の立て掛け台なども販売されています。

 

陰干しで乾かす

湿気が溜まっているように感じるときは、風通しのいい場所で、珪藻土を乾かしましょう。ソープディッシュなど、常に水気が残ってしまうような物は、たまには乾燥させることをお薦めします。ただし、天日干しはNG! 太陽が直接当たらない場所で、陰干しにしましょう。天日干しをすると、珪藻土が傷み、歪曲や反りなどが生じることがあります。

 

水拭きで汚れを落とす

バスマットは、たまに水拭きをしましょう。水拭きをすると、表面に残った皮脂などの汚れを落とすことができます。埃や髪の毛なども取り除けるので、珪藻土を清潔に保つことができます。結果、黒ずみの防止になりますよ。

 

流水で洗い流す

汚れが気になるときには、表面を流水で流しましょう。シャワーを当てて、ザアザアと洗い流せばOKです。ここで注意したいのが、石けんや洗剤は使わないこと。石けんなどを使うと、珪藻土の穴に石けん残りが詰まってしまい、吸水力が悪くなってしまうことがあるからです。

 

研磨のやり方

吸水が悪くなったり、黒ずみが気になったら

吸水力が弱くなったり、黒ずみが目立つようになってきた珪藻土は、研磨をすることで、元の状態に復活できます。珪藻土はレンガと同じく、土を焼いて作ります。表面を削っても効果が消えることはなく、同じ材質が続いているだけです。ですので、汚い部分を削り取れば、新しい表面で使い続けることができるわけです。

 

研磨のやり方

①マスクで鼻や口を覆います。研磨した粉が飛び散りやすいので、眼鏡を掛けたり、タオルを頭に巻くと安心です。また、作業はできるだけ屋外か、洗い流せる浴室などで行いましょう。

②サンドペーパー(300~400番)で、表面を削ります。バスマットの場合は、壁などに立て掛けた状態で、研磨を行うと安定します。汚れた部分だけをこすっても、面全体をこすっても、どちらでもOKです。

③粉が表面に溜まらないよう、こまめに払い落としましょう。乾いた雑巾などで、サッと払うように落とします。くれぐれも水拭きでは拭き取らないように。微細な粉が珪藻土の穴に詰まると、逆効果となってしまいますので。

④研磨が終わったら、粉を除去します。表面に掃除機を掛けたり、雑巾やブラシで払い落として、できるだけ粉を落としてください。多少残っていても、そのまま使って大丈夫です。しかし、流水では絶対に洗い流さないでください! 穴詰まりの原因となります。