【キウイが腐る】見分け方(赤い・白い・ピリピリ・におい)や保管方法など【見た目はどうなる?】

キウイの賞味期限

キウイは日持ちする

一年を通して食べられるフルーツ

キウイは、一年中を通して手に入る、手ごろなフルーツです。そのままカットして食べるだけでなく、シリアルやヨーグルトに混ぜて食べても、相性がいいですよね。スーパーでは、バラ売りのほか、3個や5個セットでパック売りされていることが多いです。

 

キウイには旬がある

キウイは実は、冬から初夏にかけてが旬です。季節を問わずに、スーパーでは並んでいますが、旬のキウイはとくに美味しいと評判です。とくに、冬に出荷される国産キウイは、甘みが強く、高級フルーツとして人気があります。また、ニュージーランドなどから輸入される外国産キウイは、春から初夏にかけてが、一番おいしい時季です。

 

日持ちがするフルーツ

キウイは腐りにくい、というイメージがあるかもしれません。確かに、うまく保存すると、キウイは長持ちします。ですが、腐らせてしまった経験がある人は、なにげに多いです。

 

これは、キウイには食べ頃があるということが関係しています。キウイを美味しく食べるには、食べ頃を待つのが一番。ですが、食べ頃を待っているうちに、キウイを保存していることを忘れてしまう・・・というのが、腐らせる理由のひとつです。

 

キウイの賞味期限

賞味期限は熟し具合による

キウイの賞味期限は、熟し具合によりけりです。スーパーでは、完熟したキウイと、熟していないキウイの両方を揃えていることが多いです。これは、食べるタイミングによって、買うキウイを選んでほしいということ。買ってすぐに食べたい人は、完熟したキウイを選べば、その日のうちに美味しくいただけます。また、しばらく後に食べる人は、未熟なキウイを選べば、食べ頃を調整することができます。

 

完熟したキウイ

賞味期限は一週間程度

完熟したキウイの賞味期限は、一週間程度です。完全にジュクジュクに熟したキウイは、2~3日中に食べるのが美味しいです。まあまあ熟しているなというキウイでも、一週間以内には食べるのが安全。あまり日を置くと、完熟が進み、傷みかけてしまうからです。

 

完熟したキウイの見分け方

・表皮が濃い茶色になっている

・表皮を触ると柔らかい

・縦に押すと、ヘタやお尻の部分が軽くへこむ

・鼻を近づけると、甘酸っぱい良い香りがする

 

熟していないキウイ

賞味期限は一ヶ月程度

熟していないキウイの賞味期限は、数週間から一ヶ月程度です。まだ青々しいキウイでは、保存方法によっては数ヶ月持つことはあります。

 

ただし、あまり日をおくと、キウイのみずみずしさが減り、最もおいしい状態で食べることができなくなります。だいたい一ヶ月を目安にして、食べ切ることをお薦めします。

 

熟していないキウイの見分け方

・表皮が淡い黄緑色をしている

・表皮を触ると固く、パンパンに張っている

・縦に押してもへこまない

 

キウイの保存方法

冷蔵保存

キウイは、冷蔵で保存するのが基本です。冷蔵に置くことで、キウイが熟し切るのを抑えて、長く持たせることができます。完熟したキウイであっても、冷蔵庫に入れておけば、しばらくは熟しすぎるのを抑えることができますよ。

 

追熟

冷蔵庫に入れたキウイ、なかなか食べ頃にならないと思ったことありませんか。実は、冷温下では、キウイは熟し切りません。ですので、熟していないキウイを食べる場合には、追熟を行うことが必要です。

 

追熟とは、未熟のまま止まっているキウイを、さらに熟らせて、完熟させることです。青々しい固いキウイも、追熟を行うことで、甘く美味しいキウイとなります。

 

常温に置く

追熟は、常温に置いて行います。常温といっても、季節によって温度が異なりますよね。ですので、追熟するときに置く場所は、こまめにキウイの状態を見ながら、微調整してください。目安としては、暑すぎず寒すぎない、20~25度ぐらいの場所に置くといいです。春や秋はそのまま常温で、夏や冬はエアコンの効いた部屋に置くといいです。

 

完熟までの期間

追熟にかかる時間ですが、こちらもキウイの状態を確認しながらです。夏場で温度が高いときには、完熟が早く進みます。そのため、常温に置いたその日や、数日のうちには、完熟に近づきます。一方、冬などの涼しい時季では、完熟になるまでに少し時間が掛かります。それでも、一週間経つ頃には、食べ頃の状態まで熟してくれるはずです。

 

追熟を早めるコツ

追熟を早く進めたいときには、リンゴやバナナを利用する方法があります。それは、ビニール袋の中に、キウイと一緒に、リンゴかバナナを入れて保管するだけ。これだけ!?と思う方法ですが、意外にも早く、完熟が進みますよ。これは、リンゴやバナナが出す、エチレンガスという成分のおかげ。フルーツが熟すのを促す成分であるエチレンガスが、キウイが熟すことを手伝ってくれるのです。

 

 

キウイが腐ると

食べ頃を過ぎると腐り始める

食べ頃を過ぎたキウイは、徐々に腐り始めます。

 

ですので、冷蔵保存にしろ、追熟中にしろ、長くキウイを放置しないことが大切です。とくに、常温に置いておくときには要注意。あっという間に完熟が進み、腐りかけてしまうことがあるからです。

 

キウイが腐ると・・・

・カットすると、中身がベチャベチャしている

・乾燥して水気が抜け、シワシワになっている

・表皮が黒っぽく変色している

・カットすると、中身が茶色っぽく変色している

・アルコールのような嫌な臭いがする

・カビが生えている

・黄色い液体が出ている

・キウイが溶けて、液体化している

 

 

こんなキウイは腐ってる?

カットして中身を確認

キウイが腐っているかどうか、判断に迷ったときには、まずカットしてみましょう。カットした断面を見て、きれいな緑色(黄色)をしているか、そして、みずみずしさがあるかを確認します。また、鼻を近づけて、甘酸っぱい香りがするかを確認します。色や香りに違和感がなければ、おそらく食べても大丈夫です。

 

シワシワに乾いたキウイはNG

冷蔵庫に長く入れてあったキウイは、シワシワに萎びてしまうことがあります。表皮には大きくシワが寄り、波打っているようにデコボコになります。このようなキウイは、カットしても、中身がカサカサで、みずみずしさがありません。食べても決して美味しくないので、捨てる方がいいです。

 

変色や臭いがあるキウイはNG

カットした断面に変色がある場合は、キウイは腐っています。また、アルコールのようなおかしな臭いがするときにも、発酵して腐っている状態です。さらに、黒く変色したキウイや、カビが生えたキウイも、すでに食べられる状態ではありません。どの場合でも、食べずに捨ててください。

 

液体が出たらNG

キウイから黄色い液体が滲み出ていたり、キウイ自体が溶け始めていたら・・・。これは、完全に腐っている状態です。おそらく、とてつもなく嫌な臭いもするはずです。ここまでくると、見た目からも臭いからも、食べたらヤバイ!と気付くはずです。液体をこぼさないように注意して、ゴミ袋に捨てましょう。

 

こんなキウイは食べられる?

赤みがかっている!

キウイをカットしたとき、断面が赤みがかっていたことはありませんか。よく見ると、芯となる種の周りが、ほんのりと赤く染まっているような状態です。これは、キウイがそろそろ傷みかけているときに、見られる現象です。食べても害はありませんが、早めに食べるようにしてください。また、新鮮な状態ではありませんので、小さな子どもや、体の弱い人に食べさせるのは避けたほうがいいです。

 

食べたらピリピリした!

舌や唇がピリピリ

キウイを食べたとき、舌や唇がピリピリしたことはありませんか。食べたとたん、皮膚がピリリとするので、ちょっと驚きますよね。もしかしてキウイが腐ってた!?と心配になるかもしれません。このピリピリ感には、次の二つの理由が考えられます。

 

キウイに含まれる成分が原因

キウイに含まれるタンパク質分解酵素が、舌や唇をピリピリさせることがあります。キウイを食べると、喉がイガイガするように感じるのも、この成分が原因です。

 

キウイのほかにも、パイナップルやいちじくを食べたときに、同じような刺激を感じることがあるようです。このタンパク質分解酵素が原因であるときには、体に害はありません。ピリピリ感が気になるかもしれませんが、安心して食べてください。

 

キウイアレルギーが原因

まれにですが、キウイアレルギーが原因で、ピリピリとした刺激を感じることがあります。この場合は、アナフィラキシーショックに繋がるリスクもあり、食べるには注意が必要です。

 

とくに、小さな子どもに初めてキウイを食べさせるときや、他のアレルギー持ちの人が食べるときには、注意してください。このような人が、ピリピリした刺激を感じたときには、すぐに食べるのを止めて、体の調子を見守ることが必要です。