【風水】ドライフラワー(ポプリ・押し花・ハーバリウム)【飾る・置き場所(玄関、トイレなど)】

ドライフラワーと風水

ドライフラワーは、風水では運気が良くないアイテムとされています。

 

インテリアとして飾ることの多いドライフラワーですが、「風水的な考え方ではお部屋に置くことをすすめていません。」

 

風水は中国に古くから伝わる、環境を整えることで良い運気を呼ぼうとする考え方のことです。

 

特に住まいなどの環境について、ふさわしい方位や色彩、グッズなどを整えることで、運気を上げ、幸運をつかむことができると考えています。

 

この風水の考え方では、「生花は良い気を持つ」ものとされ、「ドライフラワーは気が良くないもの」とされています。

 

そのため、風水が好きな人や気にしている方には、ドライフラワーをプレゼントとして贈るのは避けたほうがよいでしょう。

 

自宅にドライフラワーを飾る場合は、風水上の重要な場所を避けるようにすれば、それほど運気への影響をしなくても大丈夫です。

 

良くないとされる理由

風水ではドライフラワーを「生命のない花」、つまり「死んだ花」であると捉えています。

 

風水では、生花のように生命のあるものを「活気があり、良い運気を呼び込む力」、つまり「陽の気である」と考えます。

 

一方で、ドライフラワーは枯れて死を迎えた花であり、「良い運気を呼び込む力がないもの」、すなわち「陰の気である」と考えます。

 

そのため、「ドライフラワーを飾ると陰の気が満ちてしまい、運気が下がってしまう」と考えるのです。

 

 

「陰の気が強く、気の陰陽のバランスを崩してしまう」とされるドライフラワーですが、「お家の重要な場所を避けることで飾っても問題ない」とも言われています。

 

飾りたい場合は

風水でドライフラワーが避けられる もうひとつの理由として、「お花にホコリなどの汚れが溜まりやすい」ということがあります。

 

生花の違い「水やりなどの世話が要らない」ドライフラワーは、飾ったまま手入れを怠ってしまうことが多いため、いつの間にかホコリまみれになってしまいがちです。

 

風水では、「こまめに掃除をしてお家をキレイに保つことで、福運を家の中に呼び込むことができる」と考えています。

 

ですので、ドライフラワーを飾る場合には、きれいな状態を保つことを心掛けましょう。

 

定期的にホコリを拭き取るなど、汚れが溜まらないように気を配ることで、陰の気が溜まることを避けることができます。

 

 

飾りたい!置き場所はどこがいい?

トイレ

風水では、「トイレや台所などの水回りが、運気を上げるために重要な場所」とされます。

 

特にトイレは、水気が多く、じめじめと湿っているイメージがあり、悪い気が溜まりやすい場所です。

 

加えて、排泄物による汚れや臭いが生じることで、気が滞って良い気が入って来にくくなりがちです。

 

トイレの気の流れを良くするには、お花や観葉植物などを置くと同時に掃除をこまめに行うことが大切です。

 

具体的に風水の五行で表すと、トイレに漂う「」の気を抑えるには、「」や「」の気に関連するものを置くのがよいとされます。

 

「火」は赤色のもの、「木」は緑色のものがあてはまります。

 

ドライフラワーを飾る場合には、ユーカリやポアプランツなどのグリーン系を飾ってみましょう。

 

窓のないトイレには、気の流れを良くするために紫色のグッズを置くのがよいとされます。

 

ラベンダーのドライフラワーならば紫色で相性がよく、トイレを良い香りで満たしてくれるという効果も期待できます。

 

 

玄関

家の顔である玄関は、「良い気が入ってくるときの通り道」となるとても重要な場所です。

 

入り口である玄関を整えるだけでも、気の流れが良くなり、幸運が舞い込むお家に近づけることができます。

 

風水において家の中でもとくに重要とされる玄関に、ドライフラワーを置くことは控えるのがよいでしょう。

 

玄関には、芳香剤やデフューザーなど いい香りがするものを置くとよいとされます。

 

それは、玄関にいい香りが漂っていると良い気を引き寄せることができるからです。

 

ドライフラワーを飾りたいときは、「ポプリにしたもの」を置いてみるとよいでしょう。

 

ドライフラワーにアロマオイルを垂らしたものをガラスポットなどに詰めて飾ると、運気を上げるのに役立つでしょう。

 

 

 

寝室

寝室は良い気を溜めておくべき場所」であり、とても大切な場所です。

 

「玄関」と「寝室」、「台所」の三カ所は、家の運気を司る場所であると言われます。

 

そのため、寝室にドライフラワーを飾ることは避けるほうがよいでしょう。

 

どうしても寝室に飾りたいときは、「ガラス瓶などに密閉した状態でドライフラワーを飾る」という方法があります。

 

たとえば、ガラス瓶などにドライフラワーを詰めたり、ハーバリウムなどに加工して飾るのがよいでしょう。

 

ドライフラワーから生じる陰の気を封じ込めるために、「ガラス瓶など容器の口は、コルク栓やフタなどで封を閉めておく」ことが大事です。

 

リビング

リビングは、風水において大切な場所とされています(玄関や寝室ほどではありませんが)。

 

家族が長い時間過ごし、くつろぐ空間であるため、良い気を満たす必要があると考えるからです。

 

そのため、ドライフラワーを飾ることはオススメできないです。

 

一方で、空間をアンティークな華やかさで満たしてくれるドライフラワーは、リビングのインテリアとして丁度がいいのも事実です。

 

ですので、陰の気が溜まらないように「陰陽のバランスを整える工夫を取り入れる」と、気持ちよくドライフラワーを飾ることができます。

 

例えば、リビングに使うといいと言われる「」の気を持つ陶器製の花瓶や「」の気を持つ木製フレームの額縁などに、ドライフラワーを飾るという方法があります。

 

「お部屋の暗くてジメジメした場所には陰の気が溜まりやすい」とされています。

 

悪い気を溜めないためにも、「ドライフラワーは明るくて日当たりのよい、窓辺などに飾る」のがよいでしょう。

 

廊下

廊下はドライフラワーを飾るのに適した場所」です。

 

風水では、「廊下は良い気を流すための通り道」であるとされます。

 

良い気をたくさん流れるようにするためには、廊下にはなるだけ物を置かないのがよいです。

 

しかし、全く何も置かないと気の流れが速くなりすぎて、良い気が部屋に溜まらずに家の外へ出ていってしまいます。

 

そのため、廊下の壁に絵画や写真などを飾るのがよいとされています。

 

ドライフラワーを飾る場合には、リーススワッグなどを廊下の壁に掛けるのがよいでしょう。

 

額縁に詰めたドライフラワーもオススメです。

 

花瓶やガラス瓶に入れたドライフラワーを置くのは、気の通り道をふさいでしまうだけでなく、家族が歩くときに邪魔になるので控えましょう。

 

階段

階段もドライフラワーを飾るのに適しています。

 

階段は廊下と同じく、「各階に気を流す通り道」です。

 

風通しの良い階段ならば気が滞らずに流れるので、リースやスワッグなどにしたドライフラワーを飾っても問題ありません。

 

ドライフラワーを飾るときは、一緒に赤いものを飾ると陰の気を和らげてくれる力があるとされています。

 

リースにペッパーベリーを入れたり、スワッグを赤いリボンで結んだりすると気持ちよく飾ることができるでしょう。

 

好きな場所

風水では「好きなものに囲まれて暮らすことで運気を上げることができる」と考えられています。

 

ドライフラワーが好きで、ドライフラワーがお部屋にあるとリラックスできるという方は、お家の好きな場所に飾ってみてもよいでしょう。

 

ドライフラワーを飾ることが、風水的に100%マイナスにはならない」ということになります。

 

自分の好きなものや気に入っているもの、心が引かれるものを飾ることは、気持ちを高めて心に活力を与えてくれます。

 

ドライフラワーが好きな方にとっては、「ドライフラワーを飾ることで心が満たされ、運気を上げることができる」と考えられるのです。