トイレブラシの汚れ
ある調査では、トイレブラシから10万~1億の細菌が出たという結果もあります。
桁が大きくて想像しづらいですが、下水道の汚染レベルと同等だそうです。
トイレ掃除をした後に、ブラシを便器内で水切りする方もいるのでは?
実は、そうすることでトイレの壁や床に雑菌が飛び散って、トイレ内は瞬く間に危険な場所になるそうです。
抵抗力の低い乳幼児や高齢者にとってはアレルギー発症や腸管系の感染の原因になることも。
そう考えると、今すぐでも何とか対処したい!となりますね。
トイレ汚れの種類について
トイレブラシの洗い方を説明する前に、トイレの汚れの種類を少しお話します。
トイレは日々の排泄によって様々な菌が繁殖している状態です。
水回り特有の水垢や黒ずみは、
・カビ
・微生物
・ホコリ
などが主な原因になっています。
その場合は、殺菌力が高い漂白剤を使うよりも、クレンザーや擦り洗いの方が有効的です。
また、イヤな臭いと黄ばみは尿石が主な原因です。
尿石はアルカリ性になるので、酸性の薬剤を使用することで汚れを落としやすくなるでしょう。
洗い方
続いて、トイレブラシの洗い方をご説明しましょう。
実は、トイレブラシだけでなく、トイレブラシを収納している容器にも汚れが多く付着しています。
<落とし方①>クエン酸に漬け置きする
クエン酸には除菌成分が含まれており、水回りの水垢にも効果があるとされています。
また、尿石などのアルカリ性の汚れには、クエン酸などの酸性の薬剤が良いでしょう。
◆必要なもの
・ゴミ袋4枚
・クエン酸
・バケツ
・40~50℃のお湯
◆手順
①バケツの中にゴミ袋2枚を重ねます。
②その中にぬるま湯とクエン酸を入れます。
③ブラシとケースを浸け、30分置きます。
④浸け置きが終わったら、袋の中のお湯をトイレに流します。
⑤バケツに新しいゴミ袋2枚を重ねて入れて、その中に水を入れてすすぎ洗いします。
⑥天日干しして、しっかり乾燥させましょう。
<落とし方②>漂白剤に漬け置きする
一番除菌力が高い方法としては、殺菌力の高い漂白剤を使用することです。
漂白剤には塩素系と酸素系があり、塩素系の方がより強い殺菌効果を期待できます。
しかし、塩素系漂白剤は取り扱いが難しく、酸性の薬剤と混ぜると有毒ガスを発生させてしまいます。
塩素系漂白剤を使用する場合は、必ず単品で使用し、ゴム手袋やマスクの着用、十分な換気が必須条件です。
◆必要なもの
・ゴミ袋4枚
・酸素系漂白剤
・バケツ
・40~50℃のお湯
◆手順
①バケツの中にゴミ袋2枚を重ねます。
②その中にぬるま湯と酸素系漂白剤を入れます。
③ブラシとケースを浸け、30分置きます。
④浸け置きが終わったら、袋の中のお湯をトイレに流します。